ウォーキングやジョギングなど、有酸素運動をすると脂肪が燃焼します。
すなわちダイエット効果があります。
ではもっと体脂肪を落とすには、もっと運動量を増やすしか方法はないのでしょうか。
たとえば、毎日5km走っていたところを8kmに伸ばす、という具合です。
いえ、そんなことはありません。
現在とおなじ運動量で、さらに脂肪燃焼効果を高めたいなら、運動前にコーヒーを飲むことです。
ただし、「コーヒーだったら何でも良い」わけではないためご注意ください。
コーヒーはコーヒーでも、砂糖がたっぷり含まれた甘い缶コーヒーを飲めば、痩せるどころかむしろ太ります。
カフェインレスの「デカフェ」では脂肪燃焼効果のアップに期待できず、ダイエットのサポートにはなりません。
コーヒーの摂り方にはちょっとしたコツがあり、知っているかどうかで差がつきます。
この記事では、
- 有酸素運動をはじめる30分前に飲む
- たくさん飲めばもっともっと痩せる?
など、「脂肪燃焼効果を高めるために飲む運動前のコーヒー」についてわかりやすく解説します。
効率よく痩せるため、ぜひ参考にしてみてください。
運動前のコーヒーで脂肪燃焼効果をアップさせる
「カフェインは運動中の脂肪の酸化を増やす」という研究結果があります。
脂肪の酸化とは、脂肪をエネルギーとして消費することを意味します。
つまり、カフェインによって脂肪が利用されやすくなる、体脂肪が落ちやすくなる、というわけです。
ですので、有酸素運動によるダイエット効果を高めたいなら、運動を始める前にカフェインが含まれたコーヒーを飲むことです。
カフェインを除去したデカフェ(カフェインレスコーヒー)を飲んでも意味がありませんのでご注意ください。
それから、砂糖が入っているコーヒーもおすすめしません。
というのも、糖質によって血糖値が上昇し、中性脂肪の増加につながる(太る)からです。
ダイエットを目的として運動前に飲むなら、ブラックコーヒーに限ります。
コーヒー以外の飲み物ではダメ?
「カフェインが脂肪を燃焼しやすくするなら、コーヒーに限定する必要はないのでは?」
そう思った方もいるでしょう。
そうです、コーヒーでなくても、カフェインが含まれているドリンクなら同様のダイエット効果が得られます。
カフェインが含まれる飲み物とは、たとえば、緑茶やウーロン茶、紅茶などです。
ただし、コーヒーが苦手でないなら、緑茶や紅茶ではなくコーヒーをおすすめします。
どうしてかというと、コーヒーを飲むとほかのさまざまな健康効果にも期待できるからです。
たとえば、
- 抗がん作用
- 抗酸化作用
- 抗ウイルス作用
- 血糖値の上昇抑制
- 肝機能の改善効果
- コレステロールの低下作用
などのメリットをコーヒーから享受できます。
これらの健康効果のほとんどは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノール(およびその代謝物であるコーヒー酸)の作用です。
つまり、コーヒー以外にもカフェインが含まれた飲み物はあるけれど、ダイエット効果にプラスしてさまざまな健康効果を享受したいならコーヒーがおすすめだ、ということです。
コーヒーが苦手でなければ、運動前にコーヒー1杯を飲んでおけば間違いありません。
ちなみに、コーヒーを飲んですぐランニングやウォーキングに出かけるのではなく、(体内に吸収されるまで多少時間がかかるので)コーヒーを飲んで30分ほど経ってから運動したほうが、いっそう脂肪を燃焼できます。
有酸素運動のスタート時刻から逆算してコーヒーを淹れましょう。
9時から散歩に出かけるなら、8時半ごろにブラックコーヒーを1杯飲んでおけばバッチリです。
飲むだけで痩せるのか? たくさん飲んだほうが良いのか?
コーヒーを飲んだだけでみるみる体脂肪が落ちたりはしません。
コーヒーはけっして"よぶんな脂肪を溶かす魔法のダイエット飲料"ではないのです。
ただコーヒーを飲んでゴロゴロするのではなく、摂取後30分ほど経って有酸素運動をすることで、(つまりコーヒーと運動のセットで)はじめてダイエット効果を発揮します。
たとえるなら、プロテインです。
プロテインだけ摂ってトレーニングをしなかったら、筋肉は大きくなりません。
筋トレとプロテインがセットになってはじめて筋肥大が起こります。
コーヒーもおなじで、コーヒーと有酸素運動のセットが、脂肪燃焼をいっそう促進します。
したがって、コーヒーを飲んで運動をしないのは「もったいない」といえるのかもしれません。
脂肪が燃えやすい"ボーナスタイム"を無為に過ごしてしまうからです。
まるで異性にモテモテの"モテ期"が到来しているのに、どこへも出かけず自宅に引きこもって過ごすようなものです。
ブラックコーヒーを飲んだなら、軽く散歩をするだけでも構わないので、体を動かすことをおすすめします。
それからブラックコーヒーの量に関しては、たくさん飲むほど痩せる、というほど単純な話ではありません。
ちょうど、いくら有酸素運動がカラダに良いとはいえ、度を越して走ったら疲労骨折などのリスクが高まるようなものです。
物事には「適当なライン」が存在します。
有酸素運動の脂肪燃焼効果をアップさせるには、1杯のブラックコーヒーでじゅうぶんです。
痩せようとするあまり、カフェインを過剰に摂取しないようご注意ください。
カフェインにもマイナス面はあります。
たとえば、カフェインには胃酸を刺激する作用があるため、コーヒーをガブガブ飲むと胃が痛くなる恐れがあります。
それから、肝臓が弱い方はカフェインの摂取によって気分が悪くなるケースがあります。
カフェインは安全性の高い物質ですが、短時間で大量に摂取すると中毒を起こして死亡するリスクがあり、注意が必要です。
事実、海外では、カフェイン入りのエナジードリンクを飲みすぎた青年が死亡する事故が起こっています。
コーヒーに含まれるカフェイン量で計算すると、中毒の危険ラインは、約5リットルです。
一気に5リットル以上のコーヒーをガブ飲みすると「カフェイン中毒」を起こす恐れがありますが、常識的に考えて、バケツ1杯に相当する5リットルものコーヒーを飲む人はいません(飲めません)。
ゆえにコーヒーによるカフェイン中毒を心配することはないといえます。
まとめ
有酸素運動による脂肪燃焼効果を高めるなら、運動をスタートする30分前に、ブラックコーヒーを1杯飲むことをおすすめします。
というのも、カフェインが脂肪の酸化を増やしてくれるから、つまりエネルギーとして脂肪を消費しやすい状態にしてくれるからです。
したがって、カフェインレスのコーヒー(デカフェ)では意味がありません。
重要なのは、カフェインです。
カフェインが含まれているなら緑茶でも紅茶でも構いませんが、多くの研究でもっとも高い健康効果が証明されているのはコーヒーです。
コーヒーの味や香りが苦手でないなら、コーヒーを飲んでおけば間違いありません。
ただし、ダイエットの妨げになるため砂糖入りのコーヒーは避けてください。
脂肪燃焼をサポートしてくれるのは、糖質ゼロのブラックコーヒーです。
ところで、ふだん運動をしているのは朝ですか、それとも夕方や夜ですか?
もし夕方以降に運動をしているなら、コーヒーに含まれるカフェインが睡眠の質を落とすリスクがあります。
なぜかというと、カフェインには精神を興奮させる作用があるからです。
人によっては、カフェインの影響で寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするかもしれません。
夜遅くに運動をするなら、コーヒーはやめておくか、もし飲むとしても「睡眠への影響が出ていないか」に注意することをおすすめします。
ちなみにカフェインの血中濃度は、摂取から30分後にピークを迎え(ここで運動)、4時間後にピーク時の半分ほどになるとされています。
7時にコーヒーを飲んで11時に寝るとしたら、まだ血液中にカフェインが(ピーク時の半分近く)残っているということです。
カフェインに敏感な体質であれば、眠りに悪影響が出るかもしれません。
それにたいして、朝や昼間に運動しているなら、カフェインの覚醒作用どうこうを心配することはないといえます。
脂肪燃焼効果を高めるため、走ったりフィットネスバイクを漕いだりする前にコーヒーを1杯飲んでみてはいかがでしょう。
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以上、脂肪燃焼効果を高めるために飲む運動前のコーヒーについてでした。
【結論】ブラックコーヒー1杯を、運動開始の30分前に飲む。すると有酸素運動で脂肪が使われやすくなる。デカフェや砂糖入りではダメ。ブラックコーヒーに限る。ブラックが苦手なら、コーヒーにバターや牛乳を混ぜても良い。
【参考文献】
石原藤樹『コーヒーを飲む人はなぜ健康なのか?』PHP研究所、2020年
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