日産ノート(3代目・2020年〜)のボディサイズは以下のとおりです。
- 全長:4,045mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,520mm
ノートのサイズに特徴があるとすれば、ほかのコンパクトカーよりも「全長が長いこと」でしょう。
全幅、全高ともにフィットやヤリスと変わりませんが、全長はノートのほうが50〜100mmほど長く、そのぶん室内空間にもゆとりがあります。
とはいえ、ノートのサイズはコンパクトカーの範疇ですので、「ボディが大きくて扱いにくい」といったことはありません。
車内が広くて運転しやすいクルマを探している、そんな方に日産ノートはおすすめです。
この記事では、
- 軽自動車と比較
- 先代ノートと比較
- ノートオーラと比較
- 国産コンパクトカーと比較
など、「日産ノートのボディサイズ」をわかりやすく解説します。
ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。
日産ノートのボディサイズ
日産ノートは、普通車のなかでは小型の「コンパクトカー」に分類されます。
軽自動車から買い替える方や、レンタカーで久々に運転する方であっても、心配することはないでしょう。
なぜかというと、教習所で私たちが運転していた教習車よりも、ノートのほうがボディが小さいからです。
だから、免許をとって初めて買うクルマがノートでも難なく扱えるはずです。
日産ノートのボディサイズはつぎのとおりです。
- 全長:4,045mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,520mm
では、ほかのクルマと大きさをくらべてみましょう。
軽自動車とサイズ比較
軽自動車とノート、ボディが大きいのは当然ノートです。
軽自動車には「ボディサイズの上限」が設けられており、メーカーが好き勝手にボディを大きくできるわけではありません。
事実、ホンダN-BOXのサイズが上限ギリギリです(オーバーすると普通車扱いになる)。
そんなホンダN-BOXのボディサイズは以下のとおりです。
※括弧内の数字は日産ノートとの差をあらわしています。
【N-BOX】
- 全長:3,395mm(-650mm)
- 全幅:1,475mm(-220mm)
- 全高:1,790mm(+270mm)
全長と全幅はノートのほうが大きく、全高のみN-BOXが上回っています。
軽自動車からノートへ買い替える場合には、狭い路地でのすれ違いに気を遣ったり、駐車場からバックで出る際にボディの長さが気になったりするかもしれません。
ただし、それも最初だけで、運転に慣れたらサイズなど気にならなくなるでしょう。
たとえるなら、アップデートしてガラリと変わったアプリの操作に戸惑っても、すぐに慣れて難なく使えるようになるようなものです。
われわれの適応能力を信じましょう。
先代ノートとサイズ比較
先代ノートと現行型ノート、ボディが大きいのは先代ノートです。
2020年に登場した新型ノートは、先代よりもボディが縮小しています。
ノートをコンパクトにした理由について日産は、「取り回しとプロポーションに配慮した結果」だと述べています。
ボディが小さくなったことで、新型ノートは取り回しの良さと見た目の美しさが向上した、そうお考えください。
では、先代ノートとボディサイズを比較してみましょう。
【先代ノート】
- 全長:4,100mm(+55mm)
- 全幅:1,695mm(0mm)
- 全高:1,520mm(0mm)
ご覧のとおり、新旧ノートは全長だけが変わりました。
先代にたいして新型の全長は55mm短縮され、あわせてホイールベースも20mm短くなっています。
それぞれの方向性を一言であらわすなら、
- 先代:スペースユーティリティを重視
- 現行型:操作性とプロポーションを重視
このように表現できるでしょう。
方針が変わったためにボディサイズも変わった、ということです。
ノートオーラとサイズ比較
ノートオーラは、ノートよりも上級クラスの「プレミアムコンパクトカー」です。
イメージとしては、牛丼並盛りにたいする"牛丼大盛り豚汁セット"のようなものだとお考えください。
ノートオーラはボディがひと回り大きいだけでなく、内装の質感やエクステリアデザインのほか、モーター出力においてもノートとの差別化が図られています。
では、両者のボディサイズをくらべてみましょう。
【ノートオーラ】
- 全長:4,045mm(0mm)
- 全幅:1,735mm(+40mm)
- 全高:1,525mm(+5mm)
もっとも大きな違いは全幅です。
ノートオーラのほうが車幅が広いため、ノートにくらべて狭い路地でのすれ違いや、狭いスペースへの駐車に気を遣うかもしれません。
ちなみに、ノートは5ナンバー、ノートオーラは3ナンバーです。
ただしノートオーラとノートの室内空間はまったくおなじ広さなので、内装に上質さを求めるかどうか、で買うか否かを判断すれば良いでしょう。
たとえるなら、
- 2人掛けのソファ(NOTE)
- 2人掛けの少し上質なソファ(AURA)
こんな違いです。
国産コンパクトカーとサイズ比較
では最後に、ライバルとなる国産コンパクトカーとサイズを比較してみましょう。
- トヨタ ヤリス
- ホンダ フィット
- マツダ MAZDA2
- スズキ スイフト
これら4車種とサイズをくらべていきます。
まず結論からお伝えすると、このなかでもっともボディサイズが大きいのは日産ノートです。
では、トヨタヤリスのサイズを見てみましょう。
- 全長:3,940mm(-95mm)
- 全幅:1,695mm(0mm)
- 全高:1,500mm(-20mm)
全幅は変わらず、全長と全高はノートよりもコンパクトです。
ただし、ヤリスは5台のなかで唯一「ミラートゥミラー」が2mを超えており(2,015mm)、狭い駐車場では扱いに注意が必要です。
つづいては、ホンダフィットです。
- 全長:3,995mm(-50mm)
- 全幅:1,695mm(0mm)
- 全高:1,540mm(+20mm)
フィットの室内空間は、ノートと並び「コンパクトカートックプラスの広さ」を有しています。
車内が広いコンパクトカーを探しているなら、ノートとあわせてフィットもご検討ください(ホンダはマン・マキシマム/メカ・ミニマムなるM・M思想を持ち、どの車種もたいてい居住スペースが広い)。
つづいては、MAZDA2です。
- 全長:4,065mm(+20mm)
- 全幅:1,695mm(0mm)
- 全高:1,525mm(-5mm)
ボディサイズは日産ノートとさほど変わりません(後部座席の広さはノートにやや劣る)。
ただしタイヤサイズによっては最小回転半径が4.7mになるなど、小回りが利くのがMAZDA2の特徴です。
最後は、スズキスイフトです。
- 全長:3,855mm(-190mm)
- 全幅:1,695mm(0mm)
- 全高:1,500mm(-20mm)
ご覧のとおりノートよりもコンパクトで、取り回しが良いといえます。
ちなみに、スイフトスポーツは全幅が1,735mmに拡大され、3ナンバー車となります。
では、5台のコンパクトカーを全長が長い順に並べてみましょう(全幅はすべておなじで、全高は大差ないため割愛)。
- MAZDA2:4,065mm
- ノート:4,045mm
- フィット:3,995mm
- ヤリス:3,940mm
- スイフト:3,855mm
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
日産ノートのボディサイズは以下のとおりです。
- 全長:4,045mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,520mm
国産コンパクトカーのなかでノートは「大きめ」の部類に入ります。
とはいえ、こうして数字を眺めていても、室内空間の広さや運転のしやすさはわかりません。
ぜひ日産のディーラーへ行き、ノートの展示車を眺めたり、試乗車を運転したりしてみてください。
日産のディーラー全店にノートが置いてあるとは限らないため、Webサイトからあらかじめ「展示車・試乗車情報」をご確認ください。
近所のディーラーにノートの試乗車ないし展示車があるかどうかを検索できます。
試乗を希望する方は、あらかじめ試乗予約を入れておきましょう。
歯医者や美容院を予約するのとおなじです。
もしノートのボディサイズを「大きい」と感じた場合には、軽自動車を検討したほうが良いかもしれません。
というのも、コンパクトカーよりも小さなクルマとなると軽自動車くらいしかないからです。
反対に、ノートのサイズでは物足りなく感じた場合には、トヨタ・シエンタ、ホンダ・フリードあたりも調べてみてください。
もしe-POWERへのこだわりがあるなら、日産キックス(SUV)が良いかもしれません。
あるいは、e-POWERとおなじシリーズハイブリッド(エンジンで発電してモーターで走る)搭載車として、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーも挙げられます。
百聞は一見に如かず、です。
まずはお近くのディーラーでノートの実車をご確認ください。
以上、日産ノートのボディサイズについてでした。
【結論】ノートは5人乗りのコンパクトカー。運転のしやすさと車内の広さを両立している。普通車のなかでは小さい5ナンバー車だが、コンパクトカーのなかでは大きい(全長が長い)。1〜2人で使うぶんにはちょうど良いサイズ。ファミリーカーとして使うにはやや窮屈かも。
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ノートのプレミアム版、ノートオーラについて詳しく知りたい方はこちらです。
日産ノートの後部座席について、当サイトにはこんな記事があります。
日産e-POWERの仕組みに関して、当サイトにはこんな記事があります。