コペンを買って後悔する5つのリスク。欠点は小ささと非力さ

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ダイハツ・コペン(ローブ、セロ、エクスプレイ、GR SPORT)を買って後悔するとしたら、何が原因となるのでしょうか。

 

もしかしたら、64馬力しかないエンジンの非力さにガッカリするかもしれません。

あるいは、やたら接近してくる後続車に辟易するかもしれません。

 

いざコペンが納車されてから「やっぱり他のクルマにしたい……」と後悔しないよう、あらかじめコペンの短所をリサーチしておきましょう。

大切なのは、事前の情報収集および"欠点"を受け入れる覚悟です。

 

この記事では、

  • 軽自動車は維持費が安いが……
  • 2シーターを不便に感じる瞬間
  • 高速道路や峠道をよく利用するなら

など、「ダイハツ・コペンの購入を後悔するリスク」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

ダイハツ・コペンの購入を後悔するリスク

コペンの購入にはご覧の「後悔するリスク」があります。

  1. パワーが非力で後悔
  2. リクライニング不可で後悔
  3. ツーシーターが不便で後悔
  4. 後続車に舐められて後悔
  5. 試乗せずMTを買って後悔

コペンの良い点だけでなく、雑誌やネット記事ではほとんど語られない「悪い点」こそ知っておくべきでしょう。

 

というのも、数百万円規模の買い物に失敗したらシャレにならないからです。

購入前に映画やビジネス書のレビューを確認するのとおなじで、失敗を避けるため、コペンのマイナス評価にも目を通してみてください。

 

コペンの"欠点"および後悔につながる可能性について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1. パワーが非力で後悔

コペンは分類上スポーツカーに該当しますが、そのパワーは非力です。

 

というのも、コペンは軽自動車であり、軽自動車には64馬力自主規制という独自のルールが設けられているからです。

ちなみに、GR86/BRZの最高出力は235馬力、コンパクトカーですら100馬力前後のパワーを有しています。

 

バイクでたとえるなら、普通車は中型バイクで、コペンは原付だとお考えください。

 

したがって一般道を走るぶんには問題ありませんが、高速道路や起伏の激しい峠道を走る際には、コペンを「遅い」と感じるかもしれません

たとえば、高速道路で前方車を追い越したいのに、アクセルをベタ踏みしても加速しなかったり、です(上り坂だと特に厳しい)。

 

軽自動車は維持費が安いから

という理由でコペンに目をつけている方もいることでしょう。

 

たしかに軽の自動車税10,800円(年額)はコンパクトカーにくらべて2万円以上安く、おまけに高速道路は「割引料金」で利用できます。

 

経済的には優遇されているコペン(軽自動車)ですが、GR86やロードスターといったリアルスポーツカーに走行性能で劣っています

スポーツカーの加速や高次元の走りを楽しみたい方は、少し出費が増えるとしても、GR86などのスポーツカーを検討するのが良いでしょう。

 

コペンGR SPORTの車両価格が約240万円、GR86のエントリーモデルが約280万円ですので、コペンに40万円プラスすればGR86も購入できます。

 

ところで、普通車のスポーツカーを運転したことがありますか?

GR86やロードスターに試乗することなくコペンに決めてしまうと、その非力さに後悔するかもしれません

 

たとえば、友人のGR86を運転させてもらったときに「え、こんなに速いの……」とショックを受ける、という具合です。

 

ちなみに、コペンのエンジンはムーヴとおなじです。

コペンのなかでもGR SPORTが一番速い、なんてこともありません(どのタイプを選んでも64ps)。

 

「スピードは出さない。屋根を開けてのんびり走りたい」

そんな方にコペンは適しています。

 

2. リクライニング不可で後悔

コペンは2シーターの軽自動車であり、運転席および助手席はリクライニングできません。

リクライニング機能は備わっていますが、背もたれが後ろに当たって倒せないのです。

 

したがって、ショッピングモールの駐車場で休みたいとき、サービスエリアで仮眠を取りたいときなど、リクライニングできない座席にイライラする恐れがあります。

 

コペンの車内で休憩するなら、まるで映画館のシートのように、体を起こしたまま休まなければなりません。

が、座った状態ではたいした休憩になりません(むしろ精神的ストレスが溜まる)。

 

とりわけ、

  • 疲れやすい方
  • すぐ眠くなる方
  • 横になって休むのが好きな方

などは、シートがリクライニングできないコペン(2シーターの自動車)の購入を後悔するリスクが高いといえます。

 

「俺はタフだから大丈夫。車内で寝たりしない」

という体力自慢の方がいるかもしれませんが、今は体力があるとしても、5年後、10年後には体力が落ちて疲れやすくなっているかもしれません。

ちなみに体力は、20歳をピークに年々低下します。

 

あるいは、自分は良いとしても、同乗者(たとえばパートナー)がリクライニングできないコペンに不満を漏らす恐れがあります。

ロングドライブに疲れ、助手席で頭をグラグラ揺らしながら眠るパートナーを見たら、申し訳ない気持ちになることでしょう。

 

「2シーターって不便かも……」

と不安に感じた方は、ほかのクルマも検討してみてください。

 

たとえばGR86/BRZは2+2の4人乗りなので、前席はリクライニング可能です。

オープンカーにこだわるなら、MINIコンバーチブル(4人乗り)あたりをチェックしてみてください。

 

2シーターのコペンに乗るには、リクライニングを捨てる割り切り(それからパートナーの理解)が必要です。

 

 

3. ツーシーターが不便で後悔

2シーターのデメリットは、背もたれが倒せないことだけではありません。

荷物の置き場にも不自由します。

 

ひとりでコペンに乗る機会が多いなら、手荷物はすべて助手席に置くと良いでしょう。

ちょうど映画館で隣のシートにカバンを置くように、助手席が荷物置き場代わりになります。

 

がしかし、助手席に人を乗せた場合には、2人分のバッグや買い物袋、コンビニで買ったちょっとした飲食物などの置き場がないため、すべて「トランク」に入れるハメになるのです。

 

「さっき買ったお菓子を食べたいんだけど……トランクか……」

など、なにかと不便を感じることでしょう。

 

そもそも、店舗についたらトランクを開けて2人分のバッグを取り出し、コペンに戻ったら再びトランクにバッグを入れて出発する……この手間はなかなか億劫です(とはいえ助手席の人物にすべて持たせるわけにはいかない)。

普通車でたとえるなら、目的地に着くたびにボンネットを開けるようなものです。

 

コペンに乗って2人で移動する場合、飲食店、コンビニ、映画館、ショッピングモールなど、どこかへ到着するたびにトランクを開閉しなければなりません。

しかも、オープン時にはルーフがトランクに格納されるため、トランクスペースが通常の4分の1程度にまで狭くなります

 

早い話が、コペンはひとりで使用するのに適している(2人だと手間が増える)、ということです。

2人で移動する機会が多い方は、後部座席を荷物置き場として使えるGR86/BRZあたりを検討するのがおすすめです。

 

4. 後続車に舐められて後悔

購入前に気づきにくいコペンの欠点として、「舐められやすさ」が挙げられます。

コペンが他のドライバーから舐められやすい理由は単純で、ボディが小さいからです。

 

事実、もっとも煽り運転の被害を受けやすいのは「軽自動車」であり(そういうデータがある)、その軽自動車のなかでも特に小さいゴーカートのようなコペンは、"格好の的"なのです。

 

たとえば、普段は高級セダンに乗っているオーナーがコンパクトカーを運転すると、後続車の車間距離の近さを感じます。

これはつまり、コンパクトカーのほうが舐められやすい、ということです。

 

もし「舐められやすい自動車ランキング」を作るとしたら、コンパクトカーを凌いで、N-BOXやタントも抜いて、コペンが上位になることは間違いありません。

その証拠に、SUVやミニバンといった大きな自動車はもちろん、コンパクトカーや軽自動車に至るまで、あらゆる後続車がコペンに接近してきます

 

まるで小学1年生みたいに舐められる立場が弱いクルマ、それがコペンです。

 

したがって、

  • 短気な人
  • 舐められたくない人
  • 後続車の近さが気になる人
  • 車間を詰められたら仕返しに急ブレーキをかけたくなる人

などは、コペンに不向きだといえるでしょう。

コペンを買ったとして、車間距離を詰めてくる後続車ドライバーにイライラするだけです。

 

コペンに適しているのは、

  • 穏やかな人
  • 後続車の近さが気にならない人
  • ほとんどバックミラーを見ない人

ご覧の方々にくわえ、「珍しくてかっこいいコペン見たさに接近してるに違いない」と前向きに解釈できるポジティブ思考の持ち主です。

 

5. 試乗せずMTを買って後悔

MTとCVT、どちらでコペンの購入を考えていますか?

マニュアルを希望する方は、購入前に試乗することをおすすめします。

 

というのも、人によってはシフトノブの位置を不自然に感じる場合があるからです。

具体的には、シフトを1速に入れるときに「腕を思い切り伸ばす」ような格好になる恐れがあります(遠くにあるリモコンを取るようなイメージ)。

 

つまり、1速の位置が遠い、ということです。

もちろん、人それぞれ腕の長さは違いますし、ドライビングポジションも異なるため、一概に「シフトノブの位置が不適切」だとはいえません。

 

自分の体型や座席位置に合うかどうかを確認するため、コペンにMTで乗りたい方は、あらかじめMT車に試乗するようにしましょう。

中古車ショップは試乗不可(エンジンをかけるだけならOK)としているケースが多いため、中古で購入を考えているとしても、ダイハツもしくはトヨタの販売店でコペンに試乗するのがベターです。

 

「自分はCVTだから安心だ」

と思った方がいるかもしれませんが、そもそもコペンは足回りが硬いため、腰痛持ちの方には突き上げや振動が"キビしい"可能性があります(ローブよりローブSのほうが硬い)。

 

したがって、MT/CVTいずれのトランスミッションを選ぶにしても、ディーラーでコペンに試乗することをおすすめします。

  • MT:足回りの硬さ、シフトノブの位置
  • CVT:足回りの硬さ

確認したい事項はご覧のとおりです。

たとえば、シフトノブの操作に満足できなかったらCVTにする、ローブSの足回りが硬過ぎると感じたらローブにするという具合に、柔軟に対応しましょう。

 

ただし、すべてのディーラーにコペンが配備されているわけではありません

近所のトヨタやダイハツに「コペンの試乗車がない(もしくは希望するタイプではない)」恐れがあるため、あらかじめWebサイトにて試乗車情報をご確認ください。

 

希望するタイプのコペンを発見できたら、そのままWeb上で試乗予約を済ませておくとスムーズです。

ちょうど、歯医者や美容院に予約を入れるようなものです。

 

乗ってみたいコペンが近所のディーラーにあるかどうか、トヨタないしダイハツのWebサイトで調べてみてはいかがでしょう。

 

 

まとめ

コペンはよくできたオープンスポーツカーですが、完璧な人間などいないのとおなじで、コペンにも欠点はあります

 

付き合ってから恋人の「嫌なところ」が見えて気持ちが冷めるように、購入してからコペンの実態を知って後悔するかもしれません。

 

したがって、クルマ選びの失敗を避けるためにも、以下の"欠点"を許容できるかどうかをよく考えてみてください。

  1. パワーが非力で後悔
  2. リクライニング不可で後悔
  3. ツーシーターが不便で後悔
  4. 後続車に舐められて後悔
  5. 試乗せずMTを買って後悔

これらのマイナス点をもとに、「コペンに向いている人/向かない人」の特徴をリストアップします。

 

まず、コペンに向いている人物の特徴は次のとおりです。

  • スピードを出さない
  • 滅多に高速道路を利用しない
  • 車内で休憩することがない
  • 基本的にひとりで乗る
  • 後続車の距離が気にならない
  • 試乗して特に不満はなかった

ご覧のような人物なら、コペンの購入を後悔するようなことはないでしょう。

 

それにたいして、コペンに不向きな人物の特徴は以下のとおりです。

  • 速いスポーツカーに乗りたい
  • 高速道路を利用する機会が多い
  • 疲れたら車内で横になって休みたい
  • 2人で乗ることが多い
  • 他者に舐められたくない
  • 後続車が近いと腹が立つ
  • 試乗して不満を覚えた

このような人物がコペンを購入するのは、まるで長生きしたい人物が毎日カップラーメンを食べるようなもので、ミスマッチだといえるでしょう。

 

コペンがご自身に合っているかどうか、買っても後悔しそうにないかどうか、ここまでの情報を参考にしてみてください。

 

諸々の"短所"を受け入れられそうだと思った方は、まずスマホで試乗予約を済ませてから、ディーラーを訪れてコペンに試乗するまでです。

 

クルマの下取り・売却で損をしないためのポイント

クルマの下取りや売却で損をしないために大切なのは、一社ではなく、複数の買取業者に査定してもらうことです。

実際、私がコペンローブを売却した際には、業者によって査定額に31万円の差がありました。

 

想定を超える査定額が出たら、

  • グレードを上げる
  • 高価なオプションを付ける

など、つぎのクルマ選びで贅沢ができるかもしれません。

査定=売却確定ではないので、気軽に愛車の価値をチェックしてみてはいかがでしょう。

 

一括査定:電話ラッシュを避けるには?

クルマを1万円でも高く売るなら一括査定がおすすめです。

 

たとえるなら、複数の企業から内定をもらい、条件が良いところに就職を決めるようなものだとお考えください。

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以上、コペンを買って後悔するリスクでした。

【結論】どんな美人にも欠点があるように、ファンが多いコペンにも弱点はある。具体的には、軽自動車ゆえのエンジンの非力さ、リクライニングできない不便さ、2シーターゆえの収納性の低さ、ボディが小さいがゆえの見下されやすさ、そしてシフトノブの位置の不自然さ(および足回りの硬さ)。このあたりが後悔につながる可能性が高い。"欠点"を許容できるかどうかはあなた次第。

 

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ただし、コペンローブに関する情報しか載っていない(後から登場したエクスプレイ、セロ、GR SPORTは掲載されていない)ためご注意ください。

 

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オープンカーの購入を後悔するリスクに関して、当サイトにはこんな記事があります。