読みかけの本を増やさない簡単なルール【3冊を上限とすること】

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最後まで読み切っていない本が5冊、10冊と増えて困っていませんか?

たとえば、読みかけの本がたくさんあるのに気になる本を見つけたらつい買ってしまう、という具合です。

 

積み上げられた大量の本(積読)を見ては、「読まなきゃなぁ……」と精神的な負担を感じていることでしょう。

 

ここでの問題は、「本を買うペース」が「読むスピード」を上回っている点にあります。

食事でたとえるなら、「購入する食材の量」が「食べる量」を超えているようなもので、明らかにアンバランスです(食材と違って腐らない本は放置しがち)。

 

では、どうすれば読みかけの本をこれ以上増やさずに済むのでしょうか。

ポイントは、ダイエッターが間食を禁止するように、「〜をしない」というルールを自らに課すことです。

 

この記事では、

  • 同時進行は3冊までと決める
  • 読みかけの本が4冊を超えている場合
  • 書店で欲しい本に出会ったらどうする?

など、「読みかけの本を増やさないためのルール」をわかりやすく解説します。

「買う」よりも「読む」を優先させるため、本を買っただけで満足しないため、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

読みかけの本を増やさないためのルール

読みかけの本が増えないようコントロールするには、上限を「3冊まで」と決めるのがおすすめです。

つまり、4冊以上の本を同時に読んではいけない、ということです。

 

たとえば、

  1. 小説
  2. エッセイ
  3. ビジネス書

これら3冊が読みかけの状態だとしたら、いずれかを読み終えるまで、新しい本に手を出してはいけません。

 

新たに気になる本を見つけた場合には、

  1. Amazonのほしい物リストに追加する
  2. 購入して読まずに保管する

などして、「3冊のポケット」に空きが出るまでページを開かないようにしましょう。

 

恋愛でたとえるなら、自らの配偶者ないし彼氏/彼女の枠が空いてフリーになるまで、別の人物に手を出してはいけないようなものです。

新しい人物と関係を築きたいなら、いまの関係を「終わらせる」のが先決です。

 

読書もおなじで、手当たり次第に無節操に読み散らかすのではなく(何も得られない)、最後まで読み切ってから新しい本に手を出しましょう。

 

なぜ同時進行の上限が3冊なのか

「上限が3冊なのはどうして?」

と疑問に思った方がいるかもしれません。

 

上限が3冊なのは、同時に読み進める本の数として、多すぎることも少なすぎることもないからです。

たとえば上限を1冊にした場合、気になる本を見つけるたびにストレスを覚えることでしょう。

 

分厚い本(たとえばドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』など)を読んでいる期間などは"地獄"です。

数週間から数ヶ月にわたってこの1冊に"拘束"されている間、ほかの面白そうな小説やビジネス書にすべてNOを突きつけなければいけません。

 

まるで「夏休みの宿題」をすべて終えるまでゲームができない小学生のようで、あまりに不自由だといえます。

 

それにたいして、上限を5冊や10冊にまで増やしてしまうと、ルールそのものがうやむやになる恐れがあります

たとえるなら、「ゲームは1日10時間まで」とするルールがほとんど意味を持たないようなものです(締め付けになっていないので)。

 

大切なのは、皿回しのようにたくさんの本を同時に読み進めることではなく、読み始めた本を最後まできっちり読むことです。

であれば、多すぎず少なすぎない3冊に絞り、読みかけの3冊以外には手を出さないのがベターだといえるでしょう。

 

ゲームをして遊びたければ宿題を終わらせる必要があるように、新しい本が読みたければ、読みかけの3冊いずれかを最後まで読み切る必要がある……このように制約が読書を後押ししてくれます

結果として、読書がこれまでよりも捗るはずです。

 

もちろん、多くの本を読み散らかした挙句「どの本をどこまで読んだかわからなくなった」なんてカオスな状況も避けられます。

 

 

最後まで読み切る必要はない

選んだ3冊の書籍は、ムリして最後まで読み切る必要はありません。

学校の給食ではないので、嫌になったら途中で投げ出してもOKです。

 

たとえば、「思ったほど面白くないから一旦保留にしておこう……」といって何年間も中断している"死に本"がありませんか?

 

途中でリタイアした本を「読みかけの本」に混ぜてしまうと、いつまで経っても積読状態を解消できません。

たとえるなら、二度と着ることのない洋服を捨てずにとっておくようなものです。

 

上限3冊ルールに従う場合、途中で読むのをやめた本は(後に読むこともないので)、メルカリやブックオフで売ってしまいましょう

処分してポケットから外せば3冊の上限に空きを作ることができます。

 

つまり、読みかけの3冊は、

  1. 最後まで読み終える
  2. 読了を諦めて売るか捨てる

いずれかの結末をたどるまで「3冊のポケットから外れない」ということです。

 

「せっかくお金を出して買ったんだから、読み切らないで売るのはもったいない……」

こんな"ケチ根性"が、読みかけの本を増やし、部屋を散らかし、あなたに自己嫌悪感を与えます。

端的にいって、ロクなことがありません。

 

上限3冊のルールに従えば、挫折した本やつまらなかった本を躊躇なく処分できるようになるはずです。

なぜなら、保留にしている"死に本"がある限り、新しい本を読み始めることができないからです(好きでもない恋人と付き合っているせいで、新しい恋のチャンスを逃すようなもの)。

 

これまではツマラナイ本を「いつか読むだろう」と先延ばしにしていたかもしれませんが、上限を3冊と決めるなら、

  1. 最後まで読み終える
  2. 読了を諦めて売るか捨てる

いずれかのエンディングを迎えてから、つまりスッキリ片付けてから次の書籍に取り掛かれることでしょう。

 

Amazonや書店で気になる本に出会うたびに、あなたは現在読み進めている3冊について「最後まで読むか、放棄するか」の決断を迫られます

結果として、ほんとうに読みたい本だけを読む「有意義な読書生活」が送れるはずです(もったいないからと興味のない本をダラダラ読んでいられるほど人生は長くない)。

 

3冊がどれも面白く、読み終えるまでまだ時間がかかりそうだとしたら、気になる本の衝動買いも抑えられるに違いありません。

なぜなら、「いま買っても読むのは当分先になる(だからいまは必要ない)」と判断できるからです。

 

面白そうな本を見つけたら、忘れないようAmazonのほしい物リストにでも追加しておきましょう。

そして、3冊のポケットに空きができたタイミングで購入することをおすすめします。

 

読み途中の本が4冊以上ある場合

すでに読みかけの本が4冊以上ある方は、ひとまず3冊に絞り、その3冊から読破します

 

たとえば同時並行で読み進めている本が10冊あるとして、その10冊に優先順位をつけ、いまもっとも読みたいと感じる上位3冊を選べばOKです。

残りの7冊は、「読書中の3冊のポケット」に空きが出るまで待機することになります。

 

たとえるなら、定員3名のサウナが満員だとして、誰かがサウナから出てくるまで他の利用客は外で待たなければならないようなものです。

 

ところで、読みかけの本がたくさんあるということは、飽きっぽい性格の持ち主ではありませんか?

 

2割ほど読んでは飽きて、また2割ほど読んでは飽きる……こんな"つまみ食い"を繰りかえしているなら、「上限3冊ルール」は、1冊の本を腰を据えて最後まで読む良いきっかけになるはずです。

 

なぜなら、いま読んでいる3冊のいずれかを読破もしくは処分しない限り、新しい本を読み始めることができないからです。

 

ルーズな読書姿勢を改めるため、あえて自らに制約をかけてみてはいかがでしょう。

上限3冊のルールに従って読書をしてみれば、「読みたい本」をすべて読む時間などないことに気づくはずです。

 

たとえるなら、「理想の年収」と「実際の年収」に大きな乖離があるようなもので、「読みたい本(理想)」と「読める本(現実)」の冊数も大きくかけ離れています。

 

だからこそ「読む本」を厳選する必要があり(気になる本を片っ端から買うのは愚行でしかなく)、その厳選に役立つのが「上限3冊ルール」だというわけです。

 

 

まとめ

読みかけの本が増えてしまう原因、本を買いすぎてしまう原因は、

  1. 飽きっぽい性格だから
  2. 読書スピードを過信しているから

このあたりにあるといえるでしょう。

 

最後まで読みきれない中途半端な読書スタイルを矯正するには、あれこれつまみ食いするのをやめて、「決めた3冊以外は読まない」と自らに制約を課すことです。

 

なお、上限を3冊とするメリットは以下のとおりです。

  1. 買った本を読み切るクセがつく
  2. 読書スピードを把握できる
  3. 無駄な書籍代を削れる

まず、3冊に入った本は「読破」もしくは「処分」することでエンディングを迎えます。

これ以外の結末はありません。

 

好奇心旺盛なあなたは次々に「読みたい本」を見つけるかもしれませんが、それらを読むには「3冊のポケット」に空きを作る必要があります。

つまり、新しい本が読みたければ途中まで読んだ本を読破する必要がある、ということです。

 

結果として、最後まで読み切るクセがつくでしょう。

たとえるなら、「ケーキが食べたいならまず夕飯を完食しなさい」という親の躾みたいなものです。

 

それから、1冊の本を最初から最後まで読み切る体験を繰りかえすなかで、自分の読書スピードを体感的に理解できます(たとえばビジネス書なら4時間で読めるとか)。

 

10冊の本を同時進行で読み進めていたら、いつまで経っても読書スピードを把握できません。

4ヶ月前に読み始めた本がやっと終わったぞ……これでは「実質何時間かかったのか」は掴めないでしょう。

 

自身の読書スピードを正しく把握するメリットは、書籍の購入量を減らせる点にあります。

なぜなら、「こんなに買っても読みきれない」と判断できるようになるからです(過信していた頃は"自己投資"にかこつけて手当たり次第買っていたかもしれない)。

 

結果として、"およそ2,000円する紙の束を積み重ねた置物"を部屋に飾らずに済むはずです。

ぜひ「上限3冊ルール」に従って、読書スピードと購入ペースを管理してみてください。

 

ちょうど靴を買い過ぎてしまう人間が、

  1. スニーカー
  2. サンダル
  3. よそ行きの靴

これら3足しか持たない(新しい靴を買う際には古いものを処分する)と決めるようなもので、このルールに従っている限り、読みかけの本が増える心配はありません

 

以上、読みかけの本を増やさないためのルールでした。

【結論】積読タワーなる便利アイテムを買っても根本的解決にはならない。未読の本がインテリアの一部になるだけ。そもそもの問題は「読むスピード」を「買うペース」が上回っている点にある。飽きっぽい性格がこれに拍車をかける。あちこち目移りしないよう「この3冊だけ」と自分に制限をかけよう。そして、おにぎりを一口かじって放置するような中途半端な読書と訣別しよう。

 

ネット通販サイトAmazonでは、"積読タワーなる商品"が売っています。

 

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