シエンタを買って後悔する4つのリスク。欠点は疲れと後部座席の暑さ

2022年8月に登場したトヨタ・シエンタ(3代目)は、定員5〜7名の小型ミニバンです。

 

よく売れている人気車ですが、シエンタにたいして「座席が疲れやすい」だとか「後部座席が暑すぎる」などの不満を抱くオーナーも存在します。

 

納車後に上のような欠点に気づいたら、シエンタを買ったことを後悔するかもしれません。

 

失敗を避けるために大切なのは、事前の情報収集です。

トヨタの公式サイトにも自動車雑誌にも載っていない"シエンタの欠点"をチェックしていきましょう。

 

この記事では、

  • 後部座席が暑い理由
  • 高速道路の運転に「疲れる」の声
  • シエンタは買わないほうがいいのか?

など、「トヨタ・シエンタを買って後悔するリスク」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

トヨタ・シエンタの購入を後悔するリスク4選

シエンタの購入を後悔するとしたら、つぎの4つの可能性が考えられます。

  1. ボディサイズに後悔
  2. 後部座席の暑さに後悔
  3. 3列シート仕様を選んで後悔
  4. 運転に疲れやすくて後悔

ただシエンタの欠点を挙げるのではなく、あわせて対処法もお伝えします

 

たとえば「夏場に後部座席が暑くなりがちな問題」にたいしては、天井サーキュレーターをメーカーオプションで追加する、という具合です。

 

ネガティブな要素があるからといって、シエンタの購入を諦める必要はありません

というのも、"完全無欠のクルマ"など存在しないからです。

 

1. ボディサイズに後悔

懸念事項として、まずはシエンタのボディサイズが挙げられます。

 

「ミニバンのなかでも小型だから運転しやすそう」

そんな理由でシエンタに目をつけている方がいるかもしれませんが、ボディのコンパクトさが仇となるかもしれません。

 

というのも、

  • 運転:ほかのミニバンより簡単
  • 車内:ほかのミニバンより狭い

ご覧のように、ドライバーにとってラクな小型のボディは、乗員には窮屈に感じられる恐れがあるからです。

 

したがって、

  • 後部座席に人を乗せる機会が多い
  • しばしば3列目まで利用する

こうしたユーザーは、シエンタよりも車内空間に余裕があるノア/ヴォクシーを検討したほうが良いかもしれません。

「狭くて嫌だ」といった家族の不満を避けるためにも、です。

 

事実、シエンタの3列目シートは"緊急用"と考えるのが妥当で、普段使いには適していません(乗り降りしにくい上に狭いため)。

 

いっぽうで、運転が苦手な方にしてみれば、シエンタでさえ扱いにくく感じる可能性があります。

なぜなら、一般的なコンパクトカーや軽自動車よりもボディが長いからです。

 

3列シートが必須条件ならシエンタで問題ありませんが、ほとんど3列目を使わないとしたら、ライズ(トヨタの小型SUV)でも良いかもしれません。

というのも、ライズのほうが全長が265mm短いからです。

 

「265mmの長さの違いでそんなに運転のしやすさって変わる?」

と疑問に感じた方は、身長150cmの人物と身長176.5cmの人物を思い浮かべてみてください。

"誤差の範囲"ではないことがわかるはずです。

 

ちなみに、2022年に登場した新型シエンタは、販売の約半数を「2列シート5人乗り仕様」が占めています

3列目が不要で、かつ運転に自信がない方は、よりコンパクトなクルマを選んだほうがストレスなく扱えるはずです。

 

シエンタの駐車に苦戦しながら「こんなに長いボディは必要なかった……」と後悔しないようご注意ください。

 

ここまでの内容をまとめると以下のとおりです。

  • 大人数を乗せる方:ボディの小ささに後悔
  • 大人数を乗せない人:ボディの大きさに後悔

前者であればノア/ヴォクシーを、後者であればライズを候補に追加してみても良いでしょう。

 

 

2. 後部座席の暑さに後悔

シエンタの欠点として、夏場の後部座席の暑さが挙げられます。

というのも、シエンタには後席用のエアコン吹出口が備わっていないからです。

 

なお、ノア/ヴォクシーには中級グレード以上にリアエアコンが標準装備されています。

 

シエンタにはリアエアコンがありませんが、代わりに「天井サーキュレーター」がオプションで用意されています。

天井サーキュレーターとは、車内の空気を循環させて冷暖房効率をアップさせる装置です。

 

ちなみに、天井サーキュレーターのオプション価格は約3万円です(グレードによって金額が異なる)。

廉価グレードのXではオプション選択できません。

 

天井サーキュレーターをつけたい方は、G以上のグレードを選ぶようにしましょう。

メーカーオプションは納車後の後付けができない(製造ラインで取り付ける)ため、「やっぱり天井サーキュレーターは必要だったかも……」と後悔しないようご注意ください。

 

同乗者から「暑すぎる」とクレームが出て、納車後に天井サーキュレーターを追加したくなったとしても後の祭りです。

たとえるなら、運ばれてきた200gのステーキを見て物足りなく思い、やっぱり300gに変更したくなっても"手遅れ"であるようなものです。

 

同様に、新古車や中古車で買ったシエンタに後から天井サーキュレーターをつけることもできないため、あらかじめ装備をご確認ください。

 

シエンタの暑さ対策としては、ほかに「IRカットガラスへの変更」があります。

IRとは赤外線のことで、IRカットガラスには断熱効果が期待できます。

 

シエンタの窓ガラスをIRカットガラスに変えるには、「コンフォートパッケージ」のメーカーオプションを追加する必要があります。

  • スーパーUVカット・IRカットガラス
  • シートヒーター
  • ステアリングヒーター
  • 本革巻きステアリングホイール

ご覧の内容がセットになって価格は8〜9万円です(グレードにより異なる。Xではオーダー不可)。

 

天井サーキュレーターとあわせてご検討ください。

 

3. 3列シート仕様を選んで後悔

滅多に3列目を使わないとしたら、3列シート仕様の購入を後悔する恐れがあります。

 

というのも、

  • 2列にくらべて価格が4万円高い
  • シートを格納しても荷室に凹凸ができる
  • 3列シート仕様では車中泊できない

ご覧のようなデメリットが、3列シート仕様車にはあるからです。

 

事実、Twitterで行われた某アンケートでは、ミニバンオーナーのうち約8割が「3列目をほとんど使っていない」と回答しています。

3列目シートは"オブジェ"ではないので、利用しなければ意味がありません。

 

それに、ただお金を損するだけではありません。

使わない3列目を床に格納した場合、「2列シート仕様のように荷室がフラットにならない」点もマイナスだといえます。

 

たとえるなら、まったく折り畳む機会のない折り畳みベッドの「繋ぎ目」が腰に当たって気になるようなものです。

だったら最初から普通のベッドを買えば良かった、だったら最初から2列シート仕様のシエンタを買えば良かった……という話です。

 

車中泊がしたくてシエンタを購入するなら、3列目は必要ありません(むしろ邪魔)。

 

「でも、旅行するときに3列目まで使うから」

とお考えの方もいることでしょう。

 

がしかし、シエンタの3列目はお世辞にも"快適"とはいえず、窮屈で、長距離移動には適していません。

普段は2列シート仕様のシエンタに乗り、家族旅行をする際には、ノア以上のクラスのレンタカーを借りるのが良いでしょう。

 

近距離を移動する"緊急時"を除き、シエンタの3列目は使わないことをおすすめします。

なぜなら、3列目に座る乗員が不憫だからです。

 

紙袋をストックするような感覚で「いつか使うときが来るから……」と3列シート仕様のシエンタを購入すると、ムダな出費と荷室の凹凸に後悔するかもしれません。

 

ユーザーの多くは2列シート仕様で問題ないはずですし、実際に販売の50%近くを2列シートモデルが占めています(先代はシリーズ全体の20%だった。オーナーの多くは3列目が不要だと気づいたのかも)。

 

ちなみに、シエンタでの車中泊を考えている方は「2列シート仕様」で決まりです。

  • 2列シート仕様:200cm程度
  • 3列シート使用:150cm程度

ご覧のとおり、シートを倒したときの荷室の奥行きに差があるからです。

犬ならともかく、人間の大人が、長さ150cmの空間で車中泊するのはあまりに窮屈でしょう。

 

4. 運転に疲れやすくて後悔

シエンタにたいして「運転すると疲れやすい」と不満を漏らすオーナーがいます。

 

不満の矛先が向けられやすいのはつぎの2点です。

  1. シートの作り
  2. 高速道路の運転

ネット上には「シエンタの座席は疲れやすい」とする声がありますが、これはマットレスの硬さの好みのようなもので、相性の問題です。

 

けっしてシエンタの運転席が粗悪なわけではありません。

シートの出来を確認するには、トヨタのディーラーへ行き、シエンタの展示車や試乗車に乗ってみるのがイチバンです。

座り心地やホールド性、ヘッドレストの高さや角度などをご自身で確かめてみてください。

 

つづいては「高速道路を運転する際の疲労」についてです。

これはシエンタの"非力さ"に原因があるといえるでしょう。

 

たとえば、

  • 乗員プラス荷物の重量
  • 空気抵抗を受けやすい形状

ご覧の要素は高速走行の妨げになります。

そもそもシエンタにはパワーの余裕がないので、気を抜くとすぐ速度が落ちたり、登り坂で思うように加速しなかったり、追い越しに時間がかかったりして、精神的な疲労につながります。

 

早い話が、シエンタは高速走行に向いていない、ということです。

高速道路を利用する機会が多い方は、よりパワーがあるノアを選ぶか、シエンタ全車に標準装備されているレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を使って走行するのがおすすめです。

 

ちなみに、ハイブリッドのZ(最上位モデル)にのみ、レーダークルーズコントロールに「停止保持機能」がついています

 

なぜハイブリッドのZだけかというと、ハイブリッドのZグレードだけが電子制御シフトを採用しているからです(ほかは一般的なシフトレバー)。

 

高速道路/一般道に関わらず渋滞している道を運転する機会が多い方は、レーダークルーズに停止保持機能がついた「ハイブリッドのZグレード」を購入すると運転時の疲労を軽減できるかもしれません。

 

上の機能がついたクルマのオーナー曰く「通勤がラク。クルマが勝手に動いたり止まったりするから、道路が渋滞してても疲れない」そうです。

 

 

まとめ

シエンタの購入を後悔するリスクは以下のとおりです。

  1. ボディサイズに後悔
  2. 後部座席の暑さに後悔
  3. 3列シート仕様を選んで後悔
  4. 運転に疲れやすくて後悔

ボディサイズに関しては、ディーラーで試乗して運転感覚を確かめる、ノアやライズと比較するなどして良し悪しを判断してみてください。

 

後部座席の温度については、暑さを訴える不満が多いのは事実なので、メーカーオプションで対策することをおすすめします。

  • 天井サーキュレーター:約3万円
  • コンフォートパッケージ:約8〜9万円

いずれのオプションも納車後の後付けはできません

新古車/中古車を買う場合も事情はおなじなので、購入前にオプション装備をよくご確認ください。

 

3列目のシートは「ほとんど使わない」ため、2列シート仕様のシエンタを買っても問題ないでしょう。

 

3列目を頻繁に使う方は、シエンタではなく、ノアやヴォクシーを検討するべきです。

というのも、シエンタの3列目シートは狭く、乗降性が低いからです。

  • ほとんど使わないのに4万円高い
  • 席を床に格納しても凸凹が残る
  • 車中泊ができない

ご覧の理由から、2列シート仕様車をおすすめします。

 

3列シートのシエンタに適しているのは、「家族6人で近所のレストランや焼肉店に行く機会が多い」そんなオーナーくらいでしょう。

 

運転時の疲労に関しては、

  • 試乗車や展示車のシートに座ってみる
  • 高速道路ではクルーズコントロールを使う
  • 高速道路では走行車線をのんびり走る
  • ハイブリッドZを買って渋滞にも対応する

こうした対策が考えられます。

高速道路を気持ちよく走りたい方は、シエンタよりもパワーに余裕があるノア/ヴォクシーを購入するのがおすすめです。

 

運転が苦手なのに、夏の暑さが厳しい地域に住んでいるのに、3列目をほとんど使わないのに、高速道路を走る機会が多いのに……シエンタを買って後悔しないようご注意ください。

 

「じゃあ結局、誰がシエンタに乗ってるの?

と疑問に思った方がいるかもしれません。

 

シエンタやライバルのフリードは、扱いやすいミニバンを求めるファミリー層や、車中泊をしたいアウトドア派のユーザーから支持されています。

 

以上、シエンタの購入を後悔するリスクでした。

【結論】シエンタを買わないほうがいいかどうかは、あなた次第。後悔を避けるためには、適したボディサイズ、暑さ対策のオプション選択、3列目の必要性、高速道路の利用頻度などを考慮したい。気になっているならまずは実車に触れたり、試乗したりするのがおすすめ。トヨタのWebサイトにて試乗予約を受付中。

 

www.shortshortshort.jp

シエンタの後部座席について、当サイトにはこんな記事があります。

 

www.shortshortshort.jp

ステップワゴンの購入を後悔するリスクに関して、当サイトにはこんな記事があります。

 

www.shortshortshort.jp

たいていの中古車が試乗できない理由について、当サイトにはこんな記事があります。

 

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