残酷描写が多いグロテスクなマンガを紹介します。
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なお、しばしば"グロい漫画"として取り上げられる『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』は以下に入っていません。
ほかの作品にくらべてさほどグロテスクでないと判断したためです。
厳選した「ほんとうにグロい漫画」だけをご覧ください。
グロテスクな漫画9作品
中途半端なグロさではなく、とことんグロテスクな漫画だけを厳選しました。
なかには、
- 途中で具合が悪くなった
- 読後に気分が沈んだ
- 読まなければよかった
などの後悔に近いコメントが寄せられている作品も多々あります。
これらの漫画を読めばきっとスリルを味わうことも、好奇心を満たすこともできるでしょう。
紹介するコミックのほとんどは、
- Kindle版(電子書籍)
- 紙媒体
いずれか好きなほうを選べます。
家族や知り合いにグロい漫画を見られたくない方、今すぐ読みたい方には、Kindle版がおすすめです。
なお、電子書籍リーダーがなくても構いません。
電子コミックを読むには、スマートフォンやタブレット端末に「Kindle無料アプリ」をインストールするだけでOKです。
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1. 『アイアムアヒーロー』
『アイアムアヒーロー』は、冴えない主人公がゾンビと戦うサバイバル･パニックホラーです。
2016年には大泉洋主演で映画化されました。
【あらすじ】
主人公･鈴木英雄は、漫画家のアシスタントとしてパッとしない日々を送る35歳の独身。
そんなある日、気付かぬうちに謎の感染症が蔓延し始め……。
いつの間にか街はZQNと呼ばれる感染者で溢れていた。
いったいこの世界で何が起きているのか。
主人公･英雄は、突如始まった決死のサバイバルを生き延びることができるのか？
グロさだけでなく、ゾンビに追いかけ回されるスリルも味わえる作品です。
本作にたいして「ストーリーの展開が遅い」との意見もありますが、感染と恐怖がじわじわと広がる様が描かれており、むしろリアリティを感じられるはずです。
『アイアムアヒーロー』はすでに完結しているため、最終話まで自分のペースで一気に読み進められます(連載中と違って"展開の遅さ"は気にならないはず)。
巻を追うごとに高まる緊張感を味わってみてはいかがでしょう。
『アイアムアヒーロー』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
2. 『インゴシマ』
『インゴシマ』は、エロ･グロ要素が盛りだくさんのサバイバルストーリーです。
【あらすじ】
客船フリージア号は、修学旅行中の高校生を乗せて航行していた。
がしかし、嵐に巻き込まれ難破してしまう。
一部の生徒は、幸いなことに人が住む島へ流れ着く。
だがこの島、なぜか海図に載っていない。
島に住んでいたのは、不気味な日本語を話し、野蛮な生活を営む"シマビト"だった。
生贄、凌辱、暴虐、薬物、死……生徒たちはこの狂った島から脱出することができるのか？
グロ一辺倒だと読んでいて気が滅入るかもしれませんが、本作にはグロとおなじかそれ以上にエロ要素が詰まっています。
グロの"陰鬱さ"とエロの"興奮"を繰りかえしながら、精神のバランスを保ちつつ読み進めることができるでしょう。
グロテスクな描写に関しては、
- 顔の半分がえぐれた死体
- 刃物で腕を切断される
- 矢が額を貫通する
といった具合で、全体に占めるグロの割合はさほど高くありませんが、どのシーンもなかなかに衝撃的です。
性的な描写に関しては……ご自身の目でお確かめください。
なお、本作の1巻はKindle unlimitedの読み放題対象作品です(タイミングによっては対象外の可能性もある)。
ゆえにunlimited会員なら追加料金なしでご覧いただけます。
会員でない方も、こちらからKindle Unlimitedを無料体験できます。
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3. 『鬼畜島』
『鬼畜島』は、猟奇殺人鬼による殺戮を描いたサバイバル･ホラーです。
【あらすじ】
M大学･廃墟研究サークルのメンバー6名は、廃村探索のため無人島を訪れた。
ところがその島は、ネットで探してもGPSで確認しても"存在しない"ことになっていた。
彼らは知らなかった……地図から消されたこの島に、"絶対に上陸してはならない"ことを。
絶海の孤島で壮絶なサバイバルが始まる。
正直にいって、本作の作画クオリティは下の上、贔屓目に見ても中の下です。
「でも表紙は上手じゃない？」と思った方は、"パッケージ詐欺"のAVやグラビアDVDみたいに、本編開始とともにガッカリするかもしれません。
暴走する殺人鬼を目の当たりにした学生たちのリアクションなどは、ほぼギャグです。
絵はともかく、本作が"凄惨描写が満載のスプラッター漫画"であることは確かです。
実際、読者からはこんな感想が寄せられています。
- グロ過ぎて無理
- グロいから読むのをやめた
- この漫画だけは気分が悪くなる
ぜひ休日の朝に『鬼畜島』を読んで1日を台無しにしたり、食後に読んで吐き気を催したり、就寝前に読んで眠れなくなったりしてみてはいかがでしょう。
『鬼畜島』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
4. 『殺し屋1』
『殺し屋１』は、殺し屋とヤクザの攻防を描いたバイオレンス･アクション作品です。
2001年には三池崇史監督によって実写映画化され、残酷描写に満ちていることからR-18に指定されました。
映画と違いマンガにはレイティング制度こそないものの、本作もR-15かR-18相当だと考えて良いでしょう。
【あらすじ】
主人公の殺し屋イチは、いじめられっ子だが、じつは真性のサディスト。
たいする垣原は、ヤクザだが、命を狙われることに喜びを覚える真性のマゾヒスト。
イチは指令に従い垣原組のヤクザを惨殺し、彼らを恐怖のどん底に叩き落とす。
抗争に巻き込まれることを恐れたヤクザたちは次々に組を離れていくが、ドMの垣原だけはイチの残虐さに惹かれ、自分の前に現れる瞬間を待ち焦がれるようになる。
『ホムンクルス』『新のぞき屋』の山本英夫が放つ伝説的バイオレンス･エンターテイメント。
紹介する全作品のなかで、もっとも直視するのがツラかったのは本作『殺し屋1』でした。
というのも、拷問や殺害シーンが執拗かつ生々しいからです。
たとえば、針先をゆっくりと鼻の穴に突き刺す描写には、一瞬でスパッと首が飛ぶ描写にはないリアリティと痛々しさがあります。
実際、「『殺し屋1』の拷問シーンがトラウマになっている」と語る読者もいるくらいです。
ちなみに本作は全10巻がすべてKindle unlimitedの読み放題対象なので、会員なら全話無料でお楽しみいただけます。
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トラウマになるほど凄惨なシーンの数々、暴力、狂気、異常性……読むには心の準備が必要です。
『殺し屋1』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
5. 『食糧人類』
『食糧人類』は、人類が「ある者」たちの食糧として供給される世の中を描いたパニック･ホラーです。
表紙の人物が握る赤いチューブのようなものは一体何なのか……作品を読めば"衝撃の答え"がわかります。
【あらすじ】
地球温暖化が深刻化した日本。
高校生の伊江と友人のカズは、下校中、バスの車内に催眠ガスを撒かれて拉致されてしまう。
意識を取り戻した伊江が見たのは、冷凍された裸の人間たちと、それを電動ノコギリで解体する職員の姿だった。
ここはどこなのか、いったい何が行われているのか。
施設で出会ったナツネ、山引とともに伊江は脱出を試みるが……。
牛や豚と同様、人間が食肉用に肥育･加工されている異様な世界、この設定に惹かれたなら、きっと本作を楽しめることでしょう。
作者の画力が高いので、グロいシーンにもリアリティがあります。
『食糧人類』の連載は2018年に終わりましたが、続編『食糧人類Re』が2021年に連載をスタートしています。
ちなみに続編は、グロい描写も設定のイカれっぷりもさらにパワーアップしています。
グロ好きのあなたが『食糧人類』の読者になれば、毎日ワクワク過ごせるはずです。
■『食糧人類-Starving Anonymous-』のコミック一覧(Amazon)
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6. 『チェンソーマン』
『チェンソーマン』は、主人公が悪魔と戦うダークファンタジー作品です。
- コミック累計発行部数は2,000万部超
- 2022年よりアニメ放送が開始
ご覧のように高い人気を誇っています。
【あらすじ】
悪魔が蔓延る世界。
主人公･デンジは死んだ父親の借金を返すため、「チェンソーの悪魔」であるポチタとともに、デビルハンターとして借金取りにこき使われていた。
そんなある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに裏切られ、「ゾンビの悪魔」によって殺害されてしまう。
だが、デンジはポチタと悪魔の契約を交わすことで復活し、同時に「チェンソーの悪魔」へと変身する力を手に入れる。
『チェンソーマン』は、主人公からも悪魔からも、とにかく大量の血飛沫が飛ぶ"スプラッター･コミック"です。
肝心のグロい描写は、痛々しいというより、むしろ爽快に感じるかもしれません。
ストーリーも陰鬱でなく、「グロは好きだけど暗い物語は読みたくない」方でも安心です。
それは主人公･デンジの願望(女子の胸を揉んでみたい)を見てもわかるとおりです。
ダークヒーローモノが好きなら、デンジの暴れっぷりにスカッとすることでしょう。
『チェンソーマン』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
7. 『バトル･ロワイアル』
『バトル･ロワイアル』は、中学生同士の殺し合いを描いたサバイバル･ホラーです。
2000年には藤原竜也主演で映画化されました(キャッチコピーは「ねえ、友達殺したことある？」)。
【あらすじ】
全体主義国家･大東亜共和国では、全国の中学3年生のクラスから無作為に毎年50クラスを選び、「プログラム」と称する殺人ゲームを行わせていた。
プログラムに選ばれた生徒たちは特定のエリアに送り込まれ、最後の1人になるまで殺し合いをつづけなければならない。
「ここにいる42人の皆さんの中で、優勝者が決まるまで殺し合いをしてもらいます」
運営に逆らい銃で撃ち殺される生徒、絶望して自ら命を絶つ生徒、ついには生き残りをかけた生徒同士の殺し合いが始まり……刻一刻と生存者が減っていく殺人ゲームの結末とは？
『バトル･ロワイアル』と関連がある事件として知られているのが、2004年に起こった佐世保小6女児同級生殺害事件です。
事件の概要はつぎのとおりです。
- 場所：長崎県佐世保市の小学校
- 加害者：6年生の女子児童
- 被害者：同級生の女子児童
- 犯行内容：カッターナイフで切りつけ殺害
犯行に及んだ女子が小説『バトル･ロワイアル』のファンだったことが話題になりました。
あなたが大人であれ未成年であれ、
- 残酷な描写
- 残酷な設定
『バトル･ロワイアル』を読めばこれら2方向からの精神的ショックを受けることでしょう。
事実、『バトル･ロワイアル』の原作がホラー小説大賞の最終候補に残った際には、
- 非常に不愉快
- こういうことを考える作者が嫌い
などと審査員に酷評され、受賞を逃しています。
作者が考えた"不愉快で嫌な物語"とはどんなものか、ぜひ漫画を読んでお確かめください。
生徒が顔面を銃で撃たれる描写など、なかなかのグロさです(頬が吹き飛んでいるのに即死していないのが惨い)。
グロ系の漫画が好きなら読んで損はありません。
『バトル･ロワイアル』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
8. 『パンプキンナイト』
『パンプキンナイト』は、凄惨な復讐劇を描いたスプラッターホラー作品です。
先ほど紹介した『鬼畜島』の外薗昌也氏が原作を担当しています。
【あらすじ】
カボチャのマスクを被った殺人鬼･パンプキンナイト。
ヤツに狙われたら最後、誰も逃れることはできない……。
女の子の"過激すぎる復讐劇"がいま始まる。
初めて『パンプキンナイト』を読む方は、作画がしょこたんだと勘違いするかもしれません。
それくらい、本作のタッチと中川翔子のソレは似ています(作画は谷口世麿氏)。
「その攻撃でそんなにえぐれる？」「包丁……いや、頭蓋骨が……え？」などツッコミどころの多い作品ですが、細かい違和感はすべてグロさが吹き飛ばしてくれます。
リアリティよりもグロさを優先している、といって良いでしょう。
実際、Amazonのユーザーからは「気分が悪くなった。グロすぎて刺激が強すぎる。気持ち悪い」といった星1つのレビュー(苦情)が寄せられています。
人を選ぶ作品ですが、グロへの耐性が高いあなたならきっと問題ありません。
『パンプキンナイト』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
9. 『ミュージアム』
『ミュージアム』は、謎のカエル男による私刑を描いたサイコスリラーです。
2016年には小栗旬主演で映画化されました。
【あらすじ】
ドッグフードの刑、母の痛みを知りましょうの刑、均等の愛の刑、針千本のーますの刑、ずっと美しくの刑……。
見つかることを前提としたかのような凄惨な私刑には、ある目的があった。
正体不明のカエル男とは、被害者たちの意外な共通点とは？
「まさかドア裏ってパターンないよな……？」「あるよ」
『ミュージアム』は全3巻と短いながら、サスペンス映画のような洗練されたストーリー構成になっています。
3巻で完結するからこそ、全巻揃えやすく、読破もしやすいといえるでしょう。
"母の痛みを知りましょうの刑"など、その内容にゾッとすること必至です。
グロさだけでなく、サイコスリラーの要素もお楽しみください。
先ほどの『パンプキンナイト』は学生向けの作品、『ミュージアム』は大人向けの作品です。
『ミュージアム』の巻数やレビューを確認したい方はこちらです。
以上、残酷描写が多いグロテスクな漫画作品でした。
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