「火曜日に爪を切ると金運が下がる」「火曜日に爪を切れば富が手に入る」といった話を見聞きしたことはありませんか?
「〜曜日に爪を切ると〜」系のジンクスは、いわば迷信です。
- しゃっくりが100回出ると死ぬ
- 親不孝をするとささくれができる
- 夜に口笛を吹くと蛇が来る(泥棒が入る)
これらの迷信とおなじで、いずれも科学的根拠はありません。
科学的根拠はありませんが、それでも風水や占いと同様、信じている人はいます。
ところで冒頭で、
- 火曜日に爪を切ると金運が下がる
- 火曜日に爪を切れば富が手に入る
これら2つの矛盾する迷信を紹介しました。
「自分が知ってるやつと違う……」と正反対の見解に戸惑った方がいるかもしれません。
火曜日に爪を切るのが良いと思っていた方も、ダメだと思っていた方も、真逆の迷信に困惑しているはずです。
では結局、火曜日に爪を切るべき/切るべきでない、どっちの見解が正しいのでしょう。
そもそもなぜ、相反する2つの迷信が存在するのでしょうか。
この記事では、
- 国や地域によって内容が異なる
- 火曜日以外の曜日はどうか?
など、「火曜日の爪切りにまつわる世界の迷信」をわかりやすく解説します。
絶好のタイミングで爪を切るため、ぜひ参考にしてみてください。
火曜日の爪切りにまつわる世界の迷信
爪切りに関して、日本には以下の迷信があります。
- 夜に爪を切ると親の死に目に会えない
- 金曜日に爪を切ると失恋する
ご覧のとおり、日本には「火曜日の爪切り」についての迷信やジンクスはありません。
先に紹介した迷信は、いずれも外国のものです。
ちなみに、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」とは、「親が死ぬ瞬間にほかの場所にいて臨終に立ち会えない」という意味ではありません。
これは「親よりも先に自分が死ぬ」と解釈するのが一般的です。
したがって、早死にしたくない方は「夜間」の爪切りを控えたほうが良いでしょう。
できれば午前中、遅くとも日没までに爪切りを済ませておくことをおすすめします。
と同時に、失恋したくない方は金曜日も避けておくのが無難です。
では本題に戻って、「火曜日の爪切り」に関する世界の迷信をチェックしていきましょう。
1. タイでは火曜日の爪切りNG
タイの言い伝えでは、「火曜日に爪を切ると金運が下がる」とされています。
それにたいして、月曜、水曜、金曜、日曜に切れば運気が上がるといいます。
爪切りにまつわる各曜日の迷信はつぎのとおりです。
- 月曜日:勝負運が高まる
- 火曜日:金運が下がる
- 水曜日:すべての運気が高まる
- 木曜日:悩み事が増える
- 金曜日:爪を切るのに最良
- 土曜日:健康運が下がる
- 日曜日:爪を切るのに最良
「なるほど。じゃあこれを見て、ポジティブなことが書いてある曜日に切れば良いのか」
と思った方がいるかもしれませんが、そう単純な話ではありません。
なぜなら、タイでは「爪を切るのに最良」とされている金曜日は、日本では「失恋するから切ってはいけない曜日」に指定されており、矛盾しているからです。
では、上の表からネガティブな曜日、それから(日本でNGの)金曜日を削除してみましょう。
- 月曜日:勝負運が高まる
- 火曜日:金運が下がる
- 水曜日:すべての運気が高まる
- 木曜日:悩み事が増える
- 金曜日:爪を切るのに最良
- 土曜日:健康運が下がる
- 日曜日:爪を切るのに最良
ご覧のとおり、私たちが安心して爪を切れるのは月曜日と水曜日、それから日曜日の3つだけになりました。
がしかし、これで終わりではありません。
つづいては、ヨーロッパに古くから伝わる「爪切りと曜日にまつわる迷信」を見ていきます。
2. ヨーロッパでは火曜日の爪切り推奨
ヨーロッパに伝わる「爪切りと曜日に関する迷信」はつぎのとおりです。
- 月曜日:健康のため
- 火曜日:富をもたらす
- 水曜日:ニュースを知れる
- 木曜日:新しい靴が手に入る
- 金曜日:悲しい出来事が起こる
- 土曜日:本当の愛に出会える
- 日曜日:この週はずっと不幸に見舞われる
いくつか引っかかった点があるかもしれません。
まず月曜日の「健康のため」というのは、私たちがふだん清潔感を保つために爪を切るようなものです。
運気は関係なく、そこに可も不可もない、といって良いでしょう。
水曜日の「ニュースを知れる」は、そのままの意味です。
「爪切りとは無関係に、Yahoo!ニュースやLINEニュースで知れるけど……」と思う方もいるでしょうが、細かいことには目を瞑り、"爪を切っても問題ない曜日"として解釈しましょう。
木曜日の「新しい靴が手に入る」も水曜日と同様です。
さて、先ほどタイの迷信をチェックし、残ったのが月曜、水曜、日曜の3つでした。
ここにヨーロッパの迷信を重ねると、「爪を切っても良い曜日」にどれが残るのでしょう。
- 月曜日:健康のため
- 火曜日:富をもたらす
- 水曜日:ニュースを知れる
- 木曜日:新しい靴が手に入る
- 金曜日:悲しい出来事が起こる
- 土曜日:本当の愛に出会える
- 日曜日:この週はずっと不幸に見舞われる
ご覧のとおり日曜日が"脱落"し、残すは月曜日と水曜日だけになりました。
では最後に、「ヨーロッパの迷信其の弐」を紹介します。
日本でも地域によって「夜に口笛を吹くと蛇が来る」「夜に口笛を吹くと泥棒が入る」などとバリエーションがあるように、ヨーロッパの迷信にも種類があるのです。
- 月曜日:ニュースを知れる
- 火曜日:新しい靴が手に入る
- 水曜日:健康のため
- 木曜日:富をもたらす
- 金曜日:災いを招く
- 土曜日:旅に出かけられる
- 日曜日:悪魔に支配される
見てのとおり、月曜日と水曜日は依然「爪を切っても問題ない日」として残っています。
したがって、火曜日はタイの迷信により「金運が下がる」と却下されましたが、月曜日ないし水曜日なら、どの国や地域の迷信も気にすることなく爪を切れます。
まとめ
日本とタイ、ヨーロッパに伝わる「爪切りと曜日にまつわる迷信」をチェックしました。
火曜日の爪切りはタイで「金運が下がる」とされているため、控えたほうが良いでしょう。
"爪を切っても不幸にならない曜日"として残ったのは、月曜日と水曜日の2つだけです。
ヨーロッパでは「健康のため」「ニュースを知れる」などたいした効果ではありませんでしたが、タイでは月曜日に勝負運アップ、水曜日にすべての運気がアップするとされています。
したがって、スピリチュアル的には毎週水曜日に爪を切るのが正解だ、といえるでしょう。
日本に伝わる「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という迷信も考慮するなら、爪は水曜日の昼間に切るのがおすすめです。
なぜなら、水曜日の昼間には「爪を切ると災いが起こる」系の迷信が存在しないからです。
ちなみに爪の伸びるスピードは、手なら1ヶ月で3〜4mm、足なら1ヶ月で1.5mmが一般的とされています。
手の爪を切る頻度は「週に1回」でじゅうぶんなので、「毎週水曜日の昼間に切る」と決めておくと良いでしょう。
ただし、「水曜日の昼間に切り忘れた」からといって、つぎの月曜や水曜まで爪切りを先延ばしにするのはおすすめしません。
なぜなら、「爪が長くて不潔だ」と周囲から白い目で見られる恐れがあるからです。
爪切りに関する迷信は現実になるかどうか不確かですが、周囲の反感や顰蹙はほぼ確実です。
したがって、切るタイミングを逃した際には、スピリチュアルよりも清潔感を優先させておくのが無難だといえるでしょう。
失恋しないよう金曜日の爪切りを控え、土曜日のデートで「爪が長くてだらしない人だ……」と評価を下げて失恋していたら、意味がありません。
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以上、火曜日の爪切りにまつわる世界の迷信でした。
【結論】タイの迷信では金運が下がるとされているため、火曜の爪切りは控えるべき。各国の迷信から「爪を切っても問題ない」といえるのは、月曜日と水曜日の昼間。水曜日はタイで「すべての運気が上がる」とされているのでおすすめ。ただし、爪が伸びているなら曜日に関係なく切ったほうが良い。優先すべきはスピリチュアルよりも清潔感だから。
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