お客さんがイケメンだったり美人ったりすると、自分が店員という立場であっても、好きになってしまうことはあるかと思います。
惚れてしまうのは仕方ありません。
問題は「じゃあどうするか」ということです。
勇気を出して意中のお客に連絡先を渡すのか、あるいは店員という立場上、なにもアクションを起こさないほうがいいのか。
この記事では「お客を好きになった店員が取るべき対応」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
お客を好きになった店員はどうすべきか
何もすべきではない、が答えです。
意中のお客に連絡先を渡したり、訊いたりするのもやめたほうがいいといえます。
なぜなら「お客が今後お店を利用しにくくなるから」です。
もちろん、うまく交際にまで発展すれば問題ありません。
ただし、ダメだった場合。
連絡先を渡したけれど返事がなかったり、「気持ちに応えられません」などの返信があった場合には、お互いに気まずくなってしまいます。
お客は店を利用したい
仮にあなたのバイト先が弁当屋だとすると、お客としては「お弁当を買いに行きたいけど、あの店員さんがいたら気まずいからやめておこう」と考える可能性があります。
これでは相手にとって迷惑ですよね。
逆の立場であれば問題ありません。
客が店員に恋をして、連絡先を渡して、撃沈した。よくある話です。
これなら、お客がそのお店に行かなければいいだけ(というより行きにくいでしょう)。
しかし、店員がアクションを起こしたせいで、お客さんが来店しにくくなる。これはだいぶ迷惑な話です。
映画館に行きたいのに……、花を買いに行きたいのに……、ジムでトレーニングしたいのに……あの人のせいで。
どんな業種で働いているにせよ、お客さんのことを考えたら、安易にアプローチをしないのが「マナー」なのです(お客に連絡先を渡す行為を禁止している企業もあります)。
【実話】店員に連絡先を渡された女性
私の知り合いに、店員から連絡先を渡されたことのある女性がいます。
彼女は行きつけのレストランで友人と食事をしました。
店を出て駐車場を歩いていたときに、男性店員が走ってきたそうです。
「すみません。前から気になってました。これ、よかったら連絡ください」
そういって、連絡先の書かれたメモ用紙を渡されたのだとか。
彼女は「話したこともないのに、とつぜん連絡先を渡されても怖いだけ」と話していましたね。
それから「もうあのレストランには行けれなくなった。お気に入りだったのに」とも。
彼女は店員に連絡せず、レストランにも行かなくなったそうです。
この話を聞いた私は「それは店員としてNGだな(そしてモテる女は大変だな)」と思いました。
店に連絡されることもある
場合によっては、店員のアプローチを不快に思ったお客が、店に連絡をすることもあります。
「〜という従業員から連絡先を渡されました。迷惑です。おたくはいったいどういう教育をしてるんですか?」と。
そうなれば当然、あなたは店長からお叱りを受けるでしょう。
「お客へのアプローチ」が規則で禁止されていれば、バイトをクビになることも考えられます。(なかなかの大ダメージですよね)
残念ですが、「好きになっても何もしない」というのが店員にとっての正解です。
店員にもできることはある
唯一できることがあるとすれば、「お客に惚れさせる」ことくらいでしょうか。
お客からアプローチされて付き合うぶんには問題ありませんからね。
意中のお客が来たら最大限のスマイルで接客する。
一言二言の会話を交わす。「いつもありがとうございます」などの特別扱い(あなたを覚えてますよアピール)をする。
こういった好意溢れる接客で「あの店員さん素敵かも」と思ってもらい、意中のお客から連絡先を渡してもらう。
この道にかけるしかありません。あなたが取りうる方法はこれだけです。
「そんなうまくいかないよ」と思うかもしれません。私もそう思います。
でも、これしかないのです。
まとめ
恋愛心理学には「好意の返報性」というものがあります。
好きになれば相手もあなたを好きになる、というものです。
話はそう単純ではないでしょうが、それでも「好きです」の気持ちをこめて接客していれば、お客からも「好きです」の気持ちを引き出せるかもしれません。
それで連絡先を渡されるようなことがあれば、「してやったり!」と大きくガッツポーズをしましょう。
もしあなたが女性店員であれば、「お釣りを渡すときにさりげなく手に触れる」だけで男はグッときますよ。男って単純なので。
お客に恋をしても連絡先は渡さない。相手が渡してくるのを待つ。
あなたの恋が成就することを祈っています。
以上、お客を好きになった店員はどうすべきなのか、でした。