無口で無表情な初期のクレヨンしんちゃんが好きだ

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クレヨンしんちゃんは好きですか?

私は大好きで大好きでクレヨンしんちゃんのDVDを借りまくっています。26歳ですが。

 

そんな私が「無口で無表情な初期のクレヨンしんちゃんの魅力」を書いてみました。

共感していただけると嬉しいです。

 

 

無表情で無口な初期のしんのすけ

クレヨンしんちゃんというと「陽気でおしゃべり」なイメージを持っている方が多いでしょう。

ところが初期(1992年ごろ)のしんのすけは、現在の姿からは想像もつかないほど無表情で、しかもほとんど喋りませんでした。

 

表情を変えずにときどきボソッとしゃべる、なんとも朴訥な少年だったのです。

ケツだけ星人なんてまちがってもやりません(ゾウさんはやってますが)。

 

1990年代のクレヨンしんちゃん

個人的には1990年代のクレヨンしんちゃんが好きです。

とくに1992〜1994年放送分あたりの初期のしんのすけが、無口で無表情で、面白いんですよね。

 

「お願いしんちゃん」

「……自分でやれよ、みさえ」

で、げんこつ。

で、たんこぶのできたしんのすけが画面に映る。ぶたれてもあいかわらず無表情で、痛いとか、ごめんなさいだとかの言葉をいっさい発しません。

なんともシュールです。 

 

かつては間があった

ではなぜ「無口で無表情なしんのすけ」のほうが良かったのかを考えてみたところ、「間」という答えにたどり着きました。

 

漫才でもよく「間が大切だ」などといいますが、ギャグマンガであるクレヨンしんちゃんも、同様に間が大切です。

 

みさえやひろし、よしなが先生といった大人がしゃべって、しんのすけが無表情で見つめて(間が空いて)、ボソッと一言だけしゃべる。

その一言が5歳児らしくない内容で、かつ本質をついているからこそ、視聴者は笑ってしまう。

 

ですが、放送開始から年月が経つに従って、どんどんしんのすけは表情豊かになり、饒舌になり、やたら動き回るようになります。

いったいなぜでしょう?

 

 

大人向けアニメから子供向けアニメへ

クレヨンしんちゃんの対象年齢が下がってしまったからではないか、というのが個人的な見解です。

 

ファンの方はご存知のとおり、『クレヨンしんちゃん』はもともと大人向けの作品なんですよね。

だからかつては笑いがシュールで、かつ「プロレスごっこ」なんて際どい下ネタも出てきていました。

 

ところが、だんだん子供にウケるようになったため、子供が観ても楽しめるようにしんのすけは表情が豊かになり、おしゃべりになり、よく動くようになった、と。

つまりどんどん分かりやすくなったわけです。

 

1990年代のしんちゃんを見てから最近のしんちゃんを見ると「オーバーだな」と感じてしまうわけですが、対象年齢が「小学生」を想定しているのだとしたら、それも仕方のないことなのかもしれません。

(原作のマンガでも徐々に画風が変わり、下ネタもなくなっていますし) 

 

オラがやる!オラがやる!

初期のしんのすけは精神年齢も幼かったように思います。

なんでもかんでも「オラがやる!オラがやる!」といって、みさえやひろしに懇願していました(たいていロクでもないことになりますが)。

 

銭湯で、ロッカーの鍵を「オラがもちたい!」。

脱衣所でブラジャーを見て「オラもそういうのつけたい!」などなど。

 

いつの間にかしんのすけの「オラがやる!」を聞く機会も減ってしまいました。

 

まとめ

初期のクレヨンしんちゃんの魅力について書いてきました。

とにかくあの、朴訥な雰囲気がたまらないのです。いつまでも変わらないキャラでいて欲しかったのですが、そうもいきません。

 

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放送開始時に5歳0ヶ月だったのが、5歳10ヶ月に成長したのだということにして、納得することにします。

以上、無口で無表情な初期のクレヨンしんちゃんが好きだ、でした。