ホンダが2020年11月に発売した新型N-ONE RSには、全5種類のボディカラーが用意されています。
ブラックのモノトーンと、4タイプの2トーンカラーの、計5種類です。
新型N-ONE RSをどのボディカラーにしようか悩んでいるのであれば、モノトーンのブラックを選ぶのが良いのではないでしょうか。
なぜなら、他4色はすべて特別塗装色であり、選ぶと60,500〜82,500円の(高すぎる)追加費用が生じるからです。
新型N-ONE RSにおいては、唯一、モノトーンのブラックだけが無償カラーです。
この記事では、
- 新型N-ONE RSのボディ塗装は高い
- 無償カラーのブラックを選ぶのはダサい?
など、「新型N-ONE RSは何色のボディカラーを選ぶのが正解なのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
新型N-ONE RSは何色のボディカラーを選ぶのが正解か
ホンダが2020年11月に発売した新型N-ONE(2代目)には、
- オリジナル
- プレミアム
- RS
という3つのグレードがあります。
オリジナルとプレミアムにはそれぞれ10パターンのボディカラー(2トーン含む)が用意されていますが、RSに関しては、全5パターンしか設定がありません。
ほかのグレードにくらべ、RSには、2分の1しか選択肢がないわけです。
ブラック以外は有償カラー
新型N-ONE RSに設定されている5色のうち、追加費用がかからないのはモノトーンのブラックだけです。
ほか4パターンの2トーン塗装には、すべて追加費用が生じます。
なぜなら、4パターンすべてが「特別塗装色」という扱いだからです。
たとえば、
- ルーフ黒・ボディ白
- ルーフ黒・ボディ黄色
これらの組み合わせは、いずれも82,500円(税込)高となります。
残り2つの、
- ルーフ白・ボディ緑
- ルーフ黒・ボディオレンジ
これらを選んだ場合、いずれも60,500円高となります。
ホンダが設定している新型N-ONE RS特別塗装色の価格は、端的にいって、高すぎます。
ボディが小さい軽自動車の有償カラーが、なぜ8万円以上もするのでしょうか。
特別塗装色の価格は不当な高さ
たとえば、ホンダが販売しているミニバン・ステップワゴンを見てみましょう。
ボディが大きなステップワゴンでさえ、特別塗装色の価格は、38,500円高が最高です。
ステップワゴンのボディ全体を有償カラーで塗装しても、8万円はおろか、6万円もかかりません。
いっぽうで、新型N-ONE RSの有償カラーは、
- 60,500円
- 82,500円
と、ボディサイズにたいして不可解な価格設定になっています。
新型N-ONE RSの有償カラーは、その価値と価格が見合っていません。
たとえるなら、カップ麺です。
スーパーにて1個90円で売っているカップ麺が、コンビニで1個160円で販売されていたら、「おなじ商品なのに高すぎる」と不満を抱くのではないでしょうか。
コンビニでカップ麺を買うのは損だ、コンビニでは買いたくない、と感じるはずです。
新型N-ONE RSのボディカラーもおなじです。
ボディが小さな新型N-ONE RSに8万円の塗装費用を追加で払うのは損だといえます。
200万円の買い物をする際には金銭感覚が麻痺し、8万円の有償カラーにたいして私たちはつい「まぁいっか」と甘くなりがちです。
とはいえ、現金で82,500円があれば、
- 靴
- 財布
- 洋服
- 腕時計
- サングラス
など、欲しかったお洒落なアイテムが買えます。
よほどの資産家でない限り、8万円はけっして少額ではありません。
たとえ新型N-ONE RSの有償カラー(2トーン)が気に入ったとしても、「ほんとうに6万円、もしくは8万円を出すだけの価値があるのか」をよく考えてみてください。
まとめ
新型N-ONE RSのボディカラーについてお伝えしてきました。
選ぶなら、モノトーンのブラックで決まりです。
無償カラーなのでブラック価値が低いように思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
むしろ、新型N-ONE RSはホイールもブラックなので、車全体が黒で統一され、かっこよくなります。
そもそもの話として、
- ブラックエディション
- ブラックパッケージ
- ブラックバッジ
など、ボディからホイールまですべてをブラックで仕上げたモデルが、上位グレードとして販売されることは珍しくありません。
つまり世の中には、「車がすべて黒で統一されていること」が、「特別な上位グレードの証」だと 考えている人もいるのです。
新型N-ONE RSに高級感を持たせたいなら、モノトーンの黒(しかも無償)を選ぶべきでしょう。
くわえて、2トーンカラーをよく見てみると、
- ルーフ黒・ボディ白
- ルーフ黒・ボディ黄色
- ルーフ黒・ボディオレンジ
- ルーフ白・ボディ緑
このように、無償カラーであるはずのブラックが、4分の3で使用されています。
つまり私たちは、「ルーフ白・ボディ緑」の組み合わせを除き、
- フロント
- サイド
- リア
これらを塗装するためだけに、60,500円あるいは82,500円を支払うハメになるのです。
なんともやくざな商売です。
2トーンの有償カラーを選ぶ方は、「四輪事業で不振がつづくホンダへの募金」だと割り切って考えるのが良いでしょう。
ちなみにホンダは、
- バイク
- 小型ジェット
といった分野では稼げていますが、自動車では稼げていません。
新型N-ONE RSの塗装料は、ホンダの「四輪事業でも稼ぎたい必死さ」が伝わってくる価格設定だといえそうです。
以上、新型N-ONE RSは何色のボディカラーを選ぶのが正解なのか、でした。
結論。正解はモノトーンのブラック。
新型N-ONE RSと他のグレードとの差異に関して、当サイトにはこんな記事があります。
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