友達がいない人には、男女関係なく共通の特徴があります。
- 他人に嫉妬している
- 自分にうぬぼれている
このいずれか片方にでも該当していると、なかなか友達ができません。
かつては仲が良かった友人とも、だんだん会う頻度が減り、疎遠になっていきます。
つまり、友好関係が長続きしません。
なぜなら、友達付き合いにおいて、「嫉妬」と「うぬぼれ」は足手まといになるからです。
ちょうど、勉強に集中したいときに、
- スマートフォン
- 漫画
これらが邪魔になるようなものです。
したがって、友達を作っていっしょに出かけたり遊んだりしたい場合にはまず、妨げになっている嫉妬心とうぬぼれを手放す必要があります。
この記事では、
- なぜ嫉妬心が邪魔になるのか
- うぬぼれが友人を遠ざけるワケ
など、「友達がいない人の特徴」をわかりやすく解説します。
問題点を正しく把握するため、ぜひ参考にしてみてください。
友達がいない人の特徴は2つ
友達がひとりもいない、または1〜2人しかいないとしたら、その理由はたいてい「性格」にあります。
先述のとおり、
- 他人に嫉妬しやすい
- うぬぼれている
こうしたパーソナリティが友を遠ざけ、私たちを孤立させます。
いったいどういうことなのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴1. 嫉妬
嫉妬とは、妬みの気持ちをいいます。
妬みというのは、他人の幸せや長所、ステータスをうらやんで、「不幸になればいいのに」と願うダークな感情を指します。
嫉妬しやすい人、嫉妬深い人のところには、誰も好んで寄りつきません。
というのも、
- 恋人ができた
- 志望校に受かった
- 資格を取得できた
- 転職して給料が上がった
こうした良い報告をするたびに、嫉妬深い人物はイヤな反応を見せるからです。
人が喜んでいるとき、「おめでとう。良かったね」といっしょに嬉しがってくれるのが、友達というものです。
自分が幸せなときに「チェッ、なんだよ自分ばっかりよ」と妬んでくる人は友達ではありませんし、仲良くしたいとも思いません。
人間なら誰だって、「自分の不幸を願う人」とは距離を置きたくなるものです。
ではそもそもの話として、嫉妬深い人は、なぜ嫉妬深いのでしょうか。
なぜ、友人の幸せを喜べないのでしょうか。
プライドの高さが邪魔をする
すぐ人に嫉妬してしまうのは、プライドが高いからです。
プライドが高い人間は、他者が自分よりも優位に立っていることが許せません。
自分こそがナンバーワンでありたいからです。
そこで相手を妬み、自分なりのルールを持ち出して非難したり、道徳的な枠に押しこめようとします。
たとえば、彼氏や彼女ができた知り合いにたいして「なんかビミョーじゃない?すぐ別れそう」 とネガティブな言葉をぶつけて、ケチをつけたりします。
プライドが高くて嫉妬深い人間は、そもそも友達との「対等な関係」を望んでいません。
もちろん、友人よりも自分のほうが劣っているなど言語道断です。
そうではなく、つねに自分が優越していたい、優越の関係を作りたい、これが嫉妬しやすい人間の本心です。
だからこそ、友達にはなるべくバカで、貧乏で、不運で、不幸で、不健康であって欲しいと願っています。
そして周りの人間は、嫉妬深いこの人物からあふれ出ている「負のオーラ」を感じとり、ネガティブな圧力を察知し、離れていきます。
だから、友達ができません。
だから、嫉妬しやすい人は孤立します。
それは、いっしょに過ごしていても楽しくないからです。
ただ、プライドを傷つけられるだけだからです。
特徴2. うぬぼれ
うぬぼれは、漢字で「自惚れ」と書きます。
うぬぼれとはつまり、「自分は特別な存在だ」と考えることをいいます。
自らをスペシャルな最上ランクの存在だと思っているので、うぬぼれている人間は、つねに周囲を見下しています。
どこか小馬鹿にしたような態度で、上から目線で人と接するため、相手の反感を買います。
早い話が、エラソーで嫌われる、ということです。
だからこそ、うぬぼれが強い人(ナルシスト)には友達ができません。
周りの人たちから敬遠されるだけでなく、うぬぼれている本人も、じつは他の人と打ち解ける気がありません。
他人のことを「取るに足りない連中」だと思っているので、仲良くしようと思わないのです。
つまり、
- 周囲:寄ってこない
- 本人:親しくする気がない
こういうことです。
友達ができないのは必然で、なんら不思議なことではないといえます。
ちなみに、自惚れている人間は、自分のことが大好きで、根拠のない自信を持っていて、人生を前向きに生きる術を身につけています。
ですので、うぬぼれが「悪い」という話ではありません。
ただ、うぬぼれは、友達作りにおいて邪魔になるだけです(あくまでも限定的)。
ちょうど、夏に大活躍する扇風機が、冬になって気温が下がるとお荷物になってしまうようなもので、シチュエーションしだいで評価は変わります。
したがって、これまでの人生で獲得してきた自己愛(うぬぼれ)を削ぎ落とす必要はありません。
むしろ、たくましく生きるのに役立つ財産です。
もちろん友達が欲しいとなれば、うぬぼれの出力を、扇風機の「弱」程度には抑えたほうが良さそうです。
まとめ
友達がいない人の特徴をお伝えしてきました。
- 人に嫉妬している
- 自分にうぬぼれている
こうした性格が、友達付き合いを難しくしている可能性があります。
ただし、友達がいるのは良いことで、友達がいないのはダメ、こんな小学生のような価値観に縛られることはありません。
たとえたくさんの友達がいなくても、たくさんのカネがあれば、私たちは幸せな人生を送れます。
たとえ話し相手がいなくても、本があれば寂しくありません。
偉大な著者たちは、友人よりもよほどタメになる話をしてくれます。
友達がいない現状に悩んでいるとしたら、ぜひニーチェに相談してみてはいかがでしょう。
ニーチェはドイツの哲学者で、1900年にこの世を去っているので会って対話することは叶いませんが、彼の書いた本なら残っています。
こちらの書籍が、自分らしく生きるためのアドバイスを与えてくれます。
友達づくりのマニュアルではないので、読んだからといって、友達が100人できたりはしません。
けっして人気者にはなれませんが、その代わり、人生を力強く歩んでいけるようになります。
「たしかに友達がいない。だが、それがなんだっていうんだ!」ってなもんです。
自らを肯定して生きましょう。もっとハッピーになりましょう。
福神漬けがなくても、カレーは美味しく食べられます。
友達がいなくても人生はじゅうぶん楽しめます。
以上、友達がいない人の特徴でした。
【結論】嫉妬深い。うぬぼれている。だけど、友達がいないからといって「劣っている」わけでも、「ダメ」なわけでもない。気休めではなく事実。大切なのは、どんな自分でも肯定してあげること。自分を肯定する強さを持つこと。