【なぜ1個300円】ハーゲンダッツの値段が高い理由

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ハーゲンダッツは高級なアイスです。

では、どうして他のアイスにくらべて値段が高いのでしょう。

 

それは、ハーゲンダッツが、アイスのなかでも健康的な部類だからです。

 

もし少しでも体にとって害のないアイスが食べたいなら、他の商品ではなく、ハーゲンダッツを選ぶのが良いでしょう。

ハーゲンダッツには、高級たる理由があります。

 

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この記事では、

  • アイスミルクとラクトアイス
  • トランス脂肪酸がもたらす害
  • アイスクリームのなかでもトップ

など、「ハーゲンダッツの値段が高い理由」をわかりやすく解説します。

安さだけでアイスを選ばないよう、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

どうしてハーゲンダッツは値段が高いのか?

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ルイ・ヴィトンといった高級ブランドバッグの値段が高いのは、生地として、高級な素材(レザー)が使われているからです。 

高級ステーキの値段が高いのは、高価な牛肉を焼いているからです。 

 

ハーゲンダッツもおなじです。

ハーゲンダッツの価格が高いのは、他のアイスよりも「高価な原材料」を使って作られているからです。

 

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高価な原材料というのは、具体的に、動物のミルクのことを指します。 

つまりハーゲンダッツは、ミルクをたっぷり含んでいるから値段が高い、ということです。

 

アイスには3つのランクがある

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スーパーやコンビニで売っているアイスは、じつは3種類に分けることができます

たとえるなら、カレーに甘口、中辛、辛口の3タイプが存在しているようなものです。 

 

アイスの場合は、

  1. アイスクリーム
  2. アイスミルク
  3. ラクトアイス

これら3つに分類できます。

どうやってアイスを分類するかといえば、成分によって、です。 

 

3つの違いは、ミルク(乳)の含有割合です。

 

ある商品がアイスクリームを名乗るためには、

  • 乳固形分:15%以上
  • うち乳脂肪分:8%以上

この条件を満たしていなければなりません。

 

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ハーゲンダッツは、もっとも乳成分が多い「アイスクリーム」に該当します。 

 

アイスクリームの下に位置するのが、アイスミルクです。

アイスミルクは、

  • 乳脂肪分:10%以上
  • うち乳脂肪分:3%以上

このように定義されています。

 

早い話がアイスミルクは、アイスクリームよりもミルク(人工的に作れないので高価)の含有割合が少ない、ということです。

 

アイスクリームを「高級寿司店で提供されるイクラ軍艦」だとするなら、アイスミルクは、100円回転寿司で出てくる「キュウリが載っていてイクラ(高価)が少ないイクラ軍艦」だといえるでしょう。

 

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ミルクの使用量が少ない代わりに、アイスミルクは、安い価格で販売できます。 

高価なミルクをアイスクリームほどたくさん使っていないから、です。

 

そして、3段ピラミッドの最下層にあたるのが、ラクトアイスです。

「乳固形分3%以上」であれば、ラクトアイスと表記できます。

 

つまり、アイスのなかでもっとも乳成分が少ないのがラクトアイスだ、ということです。

 

 

アイスミルク/ラクトアイスの不都合な真実

「乳脂肪分が少ないラクトアイスが1番ヘルシーで健康的」 

世の中にはこう考える人もいますが、誤りです。

 

健康的どころか、ラクトアイスは、3つのなかでもっとも不健康だといえます。

どうしてかというと、アイスミスクやラクトアイスは乳成分が少ない代わりに、植物油脂を足して、アイスクリームに近い風味を出していることがほとんどだからです。

 

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植物油脂は安価な油ですが、健康面に関していえば、トランス脂肪酸という体に悪い物質を含んでいます。

トランス脂肪酸を摂取すると、心疾患のリスクを高めることがわかっています。 

 

つまり、アイスミルクやラクトアイスに含まれているトランス脂肪酸は、私たちの心臓に負担をかける、ということです(しかもトランス脂肪酸はなかなか分解・排泄されない)。

 

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ですので、どうせアイスを食べるなら、アイスクリームを選ぶべきです。

アイスクリームには、基本的に植物油脂(トランス脂肪酸)が使われていません。

 

もちろん例外はあるので、パッケージの成分表示をご確認ください。

 

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少なくとも、ハーゲンダッツには植物油脂が含まれていません

ちょっとくらい値段が高くても、カラダのためにハーゲンダッツを選びましょう。

 

安いアイスミルクやラクトアイスを毎日バクバク食べるよりは、ときどき高級なハーゲンダッツを食べるほうが、よほど健康的です。

 

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ちなみにトランス脂肪酸はマーガリンやショートニング(揚げ物をサクサク食感にする)にも含まれていて、

  • 狂った脂肪
  • 食べるプラスチック

などと呼ばれています。

 

アイスに限らず、食品を買う際には「植物油脂(マーガリン/ショートニング)が使われていないかどうか」にご注意ください。

 

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激痛が生じた心臓を押さえ、フローリングに倒れてから後悔しても、手遅れです。

不健康な油を口に入れないようにしましょう。

 

アイスなら、ハーゲンダッツがもっとも信用できます。

 

アイスクリームのなかでも別格

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ある商品がアイスクリームを名乗るために、

  • 乳固形分:15%以上
  • うち乳脂肪分:8%以上

これらの基準をクリアしていなければならないのは、すでにお伝えしたとおりです。

 

上の条件を満たしていれば、パッケージに「アイスクリーム」と表記できます。

基準をギリギリクリアしていても、余裕で上回っていても、すべて「アイスクリーム」です。

 

たとえるなら、紙一重のギリギリで合格しても、トップの成績で受かっても、まとめて「東大生」みたいなものです。

 

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もちろんハーゲンダッツは、アイスクリームの基準を軽くクリアしています。 

乳成分の含有量が高い、ということです。

 

ハーゲンダッツの原材料に、植物油脂(トランス脂肪酸を含むNGな油)は使われていません。

商品を手に取ってパッケージを見れば確認できます。

 

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おなじアイスクリームでも、たとえば森永乳業が販売している「パルム」という商品は、チョコレートコーティングに植物油脂が使われています。

 

おまけにパルムの乳成分はハーゲンダッツよりも低く、アイスクリームの基準をギリギリ満たしていることがわかります。

 

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ですのでパルムは、アイスミルクに近い、アイスミルク寄りのアイスクリームだといって良いでしょう。

ミルクの含有割合が低いため、パルムは、ハーゲンダッツよりも安い価格で売られています。

 

乳成分(高価)の使用量が少ないから、です。

 

 

まとめ

ハーゲンダッツは、けっして"高級ブランドだから高い"わけではありません。

高価なミルクをたっぷり使っているぶん、原材料にかかるコストが販売価格に反映されているだけです。

 

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もしアイスを食べるとしたら、ハーゲンダッツで決まりです。

なぜかというと、たいていのスーパーやコンビニで売っているアイスのなかで、もっとも乳成分が多いのがハーゲンダッツだからです。 

 

ミルクが多いということは、ハーゲンダッツには余計なものが含まれていない、ということです。

余計なものとはたとえば、アイスクリームならではの濃厚なミルク感に似せようとして使われる「植物油脂」を指します。

 

植物油脂にはトランス脂肪酸が含まれており、これは心疾患のリスクを高めるなど、私たちの体に悪さをします。

ゆえに、狂った脂肪だとか、食べるプラスチックだとか、およそ食べ物とは思えないニックネームが、専門家によってつけられています。

 

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高級ホテルの客室が豪華であるように、高級車の安全性がズバ抜けているように、高級化粧水にとっておきの成分が含まれているように、高級アイス・ハーゲンダッツにも、高級たる理由があります。

 

無闇やたらに高いわけではありません。 

カラダに優しい自然な原材料(動物のミルク)を使っているから、コストがかかり、値段が高くなっているのです。

 

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もちろん、そのぶん濃厚な味わいに仕上がっていて、「アイスはハーゲンダッツしか食べない。他のは美味しくない」という熱烈なファンも存在しています。

 

ぜひ納得した上で、ハーゲンダッツを買ってみませんか?

ハーゲンダッツは、高いお金を出すだけの価値があるアイスクリームです。

 

デメリットは値段が高いこと、それだけです。

 

以上、なぜハーゲンダッツの値段は高いのか、でした。

【結論】植物油脂は人工的にいくらでも作れるが、ミルクは動物の乳なので、限度がある。そしてミルクは高い。だからたいていのアイスは「ミルクを減らしつつ、ミルクっぽい味わいを出す」ことに心血を注いでいるが(価格競争のため。そして植物油脂に手を出す)、ハーゲンダッツは、惜しげもなくミルクを使っている。価値がわかる人にだけ選ばれるアイス、それがハーゲンダッツ。

 

【参考文献】

牧田善二『医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70』ダイヤモンド社、2017年

金沢和樹『まちがいだらけのサプリ選び』双葉社、2011年