まだ若い20代でも、おでこにシワができることはあるのでしょうか。
答えはイエスです。
シワといっても、皮膚が乾燥してできる小ジワのことではありません。
これは肌の保湿が足りていないだけなので、
- 化粧水
- 乳液
- 加湿器
などを使えばある程度の改善が見込めます。
それにたいして、もっと深い「手相みたいなシワ」が額に刻まれてしまったら、どんな高級化粧水を買っても"元どおり"にはなりません。
これは乾燥ではなく、紫外線によって肌が受けたダメージが原因だからです。
一度できたシワを自力で消すことはできませんが、シワが増えたり深くなったりするスピードを遅らせることなら可能です。
原因を知って、これ以上目立たないように対処していきましょう。
この記事では、
- シワを作る犯人は紫外線(UVA)
- 消す方法がないわけではない(美容整形)
など、「20代でもできてしまう額のシワ」についてわかりやすく解説します。
シワの原因と対策を知るため、ぜひ参考にしてみてください。
20代でもおでこのシワはできる
遅かれ早かれ顔にはシワができます。
40代、30代、20代というタイミングの差はありますが、おでこや目尻、頬にできるシワからは誰も逃れられません。
ちょうど、死と税金から逃げられないのとおなじで、シワはいつか必ずやってきます。
では、どうしてシワができるのでしょう。
皮膚にシワができる原因は、紫外線です。
肌の奥にある真皮にまで届くUVA(A紫外線)のダメージによって正常なコラーゲンを作れなくなり、表面の皮膚を支えきれなくなって生じるのがシワです。
肌のハリがなくなってしまう、ということです。
これまで、紫外線ケアを行ってきましたか？
- 帽子
- 日傘
- 日焼け止め
といった対策をせず屋外を出歩いていたなら、そのツケが回ってきたのかも知れません。
シワができる原因：紫外線
シワやシミは肌の老化現象です。
肌を老化させるイチバンの犯人は太陽光で、これを光老化といいます。
- 農家
- 漁師
- スポーツ選手
- 日焼けサロン利用者
といった人たちの顔にしばしばシワが見られるのは、日常的にたくさんの紫外線を浴びているからです。
紫外線に晒された私たちの肌には、活性酸素が生じます。
この活性酸素が細胞にダメージを与え、肌の老化(シワやシミ)を進めてしまうのです。
したがってシワを防ぐなら、紫外線から肌を守ることが大切だといえるでしょう。
- 帽子を被る
- 日傘をさす
- 日焼け止めを塗る(飲むタイプもある)
こうした対策をした上で外出したいところです。
現在おでこに現れているシワが消えるわけではありませんが、
- さらに深くなる
- さらに数が増える
といった"悪化"を抑えることはできます。
火事でたとえるなら、まだ初期段階、ボヤのようなものです。
これ以上ヒドくならないよう、ダメージが小さい今のうちに対策をしておきましょう。
5年後、10年後の若々しさのために、です。
シワができる原因：その他
紫外線以外の要因としては、肌への摩擦もNGとされています。
摩擦というのは、たとえばマッサージや美顔器などで肌をゴシゴシ擦ることをいいます。
シワが気になるとしたら、おでこには「触れない」のがベストでしょう。
皮膚を引っ張ってシワを伸ばしたくなるところですが、我慢です。
YouTubeやネット記事で見つけた「たった3分！ 額のシワ改善マッサージ」のせいで悪化してしまったら、洒落になりません。
それから私たちの顔は野菜ではないので、洗顔時にも、あまり強くゴシゴシと洗わないことです。
摩擦のほかには、AGEにも気をつけましょう。
AGEは日本語で「終末糖化産物」といい、早い話が老化促進物質です。
肌に限らず私たちの全身の細胞に、アンチエイジングとは逆の作用をもたらします。
たとえばAGEがコラーゲンにくっつくと、コラーゲンは自由に動けなくなり、弾力を失います。
そしてこの部分にシワができます。
AGEは体内で作られるほか、ふだんの食事からも摂取しています。
シワ対策としてこれらAGEの量を減らすよう心がけましょう。
具体的には、
- 高血糖を避ける
- 揚げ物を控える
- 紫外線をカットする
- タバコを吸わない
この4点です。
食材を高温調理するほどAGEは増えるので、揚げる、焼くといった調理はほどほどにし、煮る、茹でる、蒸す、生を選びたいところです。
たとえば、フライドポテト(揚げる)を食べるよりも、ポテトサラダ(茹でる)のほうが、おなじジャガイモでもAGEの含有量は少なく抑えられます。
ただし、
- 摩擦
- AGE
これらが額のシワに直結するわけではなく、もっとも忌避すべきは紫外線です。
というのも、シワの最大の原因が紫外線(UVA)だからです。
肌の老化の8割を光老化が占めている、とされています。
したがって日傘や日焼け止めを使って対策をした上で、できそうなら摩擦やAGEにも意識を向けてみてください。
ちょうどダイエットをするとき、パンより米よりまず毎日のアイスクリームをやめたほうが良いようなものです。
主犯をやっつけましょう。
まとめ
20代という若さでも、おでこにシワができることはあります。
そして残念なことに、額に刻まれたシワを自力で改善することはできません。
ちょうど、欠けてしまった前歯を自力で直せないのとおなじです。
したがって、おでこのシワが悪化(増えたり深くなったり)することはあっても、現状より回復することはないでしょう。
私たちにできるのは、30代、40代になった将来の自分のために、これからはなるべく紫外線を浴びないように生活することくらいです。
ドラキュラみたいに日光を避けて暮らしましょう。おそらく彼は美肌です。
人にシワを見られるのが嫌なら、実年齢より老けて見られたくないなら、おでこを前髪で隠す手もあります。
根本的な解決にはなっていませんが、精神的ストレスは減らせるかもしれません。
ちょうど、容姿に自信のない人がマスクで顔を隠すようなものです。
ここまで、おでこのシワは「自力では」改善できないとお伝えしてきました。
そう、美容整形の力を借りれば、シワを消すことは可能です。
- ボトックス注射
- ヒアルロン酸注入
- ヒト由来コラーゲン注入
- リフトアップ(糸で引っ張る)
- 額のシワ取り手術(メスを使用)
など、いくつかの方法から、自分に合ったものを選べます。
「自分に合った方法」とは、予算はいくらか、どのやり方なら抵抗がないか、どの程度の効果を望んでいるか、といった希望条件を満たしている、ということです。
する･しないはともかく、美容整形という選択肢を覚えておいて損はありません。
「いざとなったらシワを消せる」という安心感が、精神的ストレスを和らげてくれるはずです。
以上、20代でもできてしまう額のシワについてでした。
【結論】20代でハゲる人もいるし、20代でおでこにシワができる人もいる。20代のうちは免除、なんてことはない。光老化といって紫外線がシワの原因なので、今後は日光に(日焼けサロンにも)気をつけたい。シワがまだ浅いうちなら、美容整形をしてもバレない。40代になって深いシワを消したらバレる。もし決断するなら、早いほうが良い(ずっとシワを気にして過ごすのは楽しくないし)。
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