食事の内容に気をつかっていますか?
この記事では、牧田善二著『医者が教える食事術 最強の強化書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『医者が教える食事術 最強の強化書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』の要約と感想
まずは本書の要約から。
著者は糖尿病専門医として、38年間で延べ20万人以上の患者を診てきた医師。
日々の食事は健康面だけでなく、仕事のパフォーマンスにも影響を与える。
「バランスの良い食事」など曖昧で役に立たない概念である。
重要なのは、血糖値のコントロールだ。
以上がおもな内容です。
食事を変えて、自分を変えたい方におすすめです。
「血糖値のコントロール」こそが最重要
著者は、血糖値のコントロールが最大のカギだといいます。
なぜなら、病気や不調の9割以上が血糖値による問題だから。
病気を防いで健康体を維持するには、血糖値を制する必要があるわけですね。
注意すべきは「血糖値を急上昇させないこと」です。
あなたは甘い缶コーヒーを飲んでいませんか?
著者曰く、あれは「砂糖の塊が溶けた液体」に過ぎず、飲むのはやめたほうが良いそうです。
血糖値を乱高下させる生活を送っていると、
- 肥満
- 糖尿病
などを引き起こしかねません。
血糖値の急上昇には気をつけたいところです。
※小麦などの高GI食品を避けるのがポイント
発がん性の疑われるものは食べない
発がん性が疑われる食べ物と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
- ハム
- ベーコン
- ソーセージ
肉加工品の発がん性は立証された事実だといいます。
疑いではなく、事実。
つまり、ハムやベーコン、ソーセージなどの肉加工品を食べるごとに、私たちは発がんへと一歩近くわけです。
命を削る食べ物といってもいいでしょう。
発がん性が疑われているのは、
- 牛乳
- 菓子パン(イーストフード)
- ココナッツオイル
などだそうです。
現時点で発がん性が確定しているわけではありません。
つまり容疑者ですね。
こうした危ない食品も、避けるのが無難。
著者はそう忠告しています。
後悔しない選択を
怪しい食品を避けていてがんになったなら、仕方ありません。
でも、肉加工品ばかり食べていてがんになったら後悔するでしょう。
「ソーセージ、あんなに食べなきゃよかったな」って。
どうしましょう?
これらの食品を、あなたは今後食べますか?
老化現象はAGEが原因
若々しくありたい。
そう願うのであれば、AGEを避けなければなりません。
AGEは老化物質です。
肌のシミやシワは、このAGEが原因となっているのだとか。
AGEを多く含むのは、おもに高温で調理した食べ物(揚げ物など) だといいます。
いっぽうでAGEを抑えて老化を防ぐのは、
- 豚肉
- 鶏肉
- うなぎ
- マグロ
- 大豆
- レバー
- 野菜
- ナッツ
- バナナ
- 酢
などなど。
老化現象は見た目だけでなく、臓器の機能にも影響を及ぼしますよね。
AGEを抑える生活を送りたいものです。
AGEはほかにも、
- 高血糖
- 紫外線
- タバコ
などの要因によっても増加します。
ご注意ください。
※ふつうに生活していてもAGEは生成されます。上記の要因は、生成を加速させ、老化を早めるということです。
まとめ
興味深いと感じた内容をご紹介してきました。
上記のほかにも、
- 防腐剤や添加物の危険性(発がんリスク)
- 人工甘味料のマイナス面
- 痩せるなら運動より食事
- 農薬の危険性
などが記されています。
著者は「食事は最強の教養である」と述べています。
健康的な食事は、どんな知識よりも役に立つのかもしれません。

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
- 作者:牧田 善二
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
以上、牧田善二著『医者が教える食事術 最強の強化書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』の要約と感想でした。
食事について幅広く知れる良書です。
保存料がふんだんに使われた食品も避けたいところですね。
健康のためには食べすぎないことも重要です。