1日3食とっていませんか?
それ、食べ過ぎかもしれません。
この記事では、医師・青木厚著『「空腹」こそ最強のクスリ』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『「空腹」こそ最強のクスリ』の要約と感想
まずは本書の要約から。
1日3食の生活が胃腸を疲れさせる。
健康にとって大事なのは、「何を食べるか」よりも「食べない時間を増やす」ことである。
空腹状態がもたらすメリットや、食べ過ぎないための工夫を紹介。
以上がおもな内容です。
「腹八分目に医者いらず」というように、食べ過ぎはカラダに良くありません。
1日「16時間」食べない時間を設ける
空腹状態が良いとされているのは、細胞が修復するからだそうです。
16時間ほど食事をとらずにいると、細胞が飢餓状態になります。
すると、オートファージが機能しはじめる。
オートファージとは、古くなった細胞が新しく生まれ変わる仕組みのことをいいます。
著者は、「週に1度でもまとまった空腹の時間を作る」ように推奨していました。
- 食べ過ぎがもたらす害を除去
- 体が内側から蘇る
などのメリットを享受できるとのこと。
16時間のプチ断食
睡眠も含めて16時間の「食べない時間」を設けることで、先述のような効果が得られるといいます。
1日16時間のプチ断食ですね。
1日は24時間。
このうち16時間は空けるとなると、食べても良いのは8時間だけ。
つまり、1日の食事を8時間以内におさめればOKです。
朝7時に朝食をとったら、8時間後の15時にこの日の食事はおしまい。
夕飯は抜きです。
朝食を抜きにして、ランチを12時にとった場合。
夕飯を20時以内に食べて、翌日の朝食も食べなければ、16時間のプチ断食を達成できます。
どうでしょう?
1日16時間のプチ断食はできそうですか?
私は1日2食を実践しています。
1日2食の生活は健康面だけでなく、金銭面でも利益をもたらしてくれます。
「食事」は飲み込んでからが本番
著者は、「食べ物が喉を通ってからが食事の本番」だと述べています。
なぜなら、喉を通過してから消化器官に入り、消化吸収が行われるから。
胃腸が働きだすわけです。
食べ物が喉を通るのは一瞬ですが、消化器官を通って排泄されるまでには長い時間がかかります。
たえず食事をしていたら胃腸が休まりません。
だからこそ、1日16時間のプチ断食をしよう。
オートファージを活発化させて細胞を修復しよう、と。
「なにが健康に良いのか」を調べて食品を選ぶよりも簡単ですよね。
16時間食べない。これだけ。
難しくはありません。
あとは、やるか、やらないかだけの問題です。
その前に本書を読んでみるか、スルーするかという問題もありますが。
まとめ
1日2食にするなんてキツい。
そう感じる方もいるはずです。
そこで著者は、空腹の時間中であってもナッツ類やチーズ、ヨーグルトなどはいくら食べても構わないと述べていました。
(ナッツやチーズが入れば胃腸は動き出す気がしますが、医師が良いというのであれば良いのでしょう)
ハードなトレーニングをこなすプロボクサー・井上尚弥でさえ、1日2食です。
だとしたら、私たちが1日3食とる必要はないのかもしれません。
以上、 医師・青木厚著『「空腹」こそ最強のクスリ』の要約と感想でした。
「なにを食べるか」という足算の考え方から、「どれだけ食べないか」という引き算の考え方へシフトしませんか?
世の中には1日青汁1杯だけで生活する女性もいます。
口にするのを避けている食品はありますか?