損をせずに生きたい方は、本書を読まないと損……かも。
この記事では、川島和正著『損をしない思考法』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
川島和正著『損をしない思考法』の要約と感想
まずは本書の要約から。
88種類の"損をしない思考法"が紹介されている。
資産の増やし方、新車の罠、健康について、印象についてなど、扱うジャンルはさまざま。
知っていれば損をせずに済むだろう。
以上がおもな内容です。
お金だけでなく、人間関係や幸福感についても「損をしない」ためのアドバイスが載っています。
総じて参考になりました。
新車は買った瞬間に資産価値が落ちる
たとえば車選びについて。
新車を買うのは気分がいいものの、手にした瞬間に資産価値が落ちてしまうのがいただけません。
新車から中古車になってしまい、価値がガクンと下がってしまうんですね。
だから車を買うなら中古車にしたほうがいいといいます。
中古車にしておけば、「新車から中古車」ほど価値が落差が落ちることはない。
場合によっては、(レアな車なら)価格が上がることもある。
それが中古車を買うメリットです。
走行距離が少ないクルマでも、怪しむことはありません。
中古車はおトクです。
保険は高確率で損をする
「ほとんどの人は保険に入らないほうが得」
著者はそう指摘します。
あなたはどうでしょう?
生命保険など、なんらかの保険に加入しているのではないでしょうか?
保険に入っていると高確率で損をします。
加入者が得をする仕組みなら、保険はビジネスとして成立しません。
怪我や病気、死亡など自分が不幸になることに賭けているわけです。
「損をするからギャンブルはやらない」
そう決めているなら、保険というギャンブルについて改めて考えてみる必要がありそうです。
「10円単位の節約」はほとんど意味がない
「10円単位の節約は意味がない」とも書かれていました。
なぜなら、たいていは時間をロスすることになるから。
たとえば、4円安い遠くのガソリンスタンドへ行く、みたいなことですよね。
ガソリン代を抑える代わりに時間を失います。
ただ、人生はそれほど長くありません。
「10円でも損をしたくない」という気持ちが人生トータルで損になっているとしたら、皮肉な話ですよね。
お金と時間、2つの視点が欠かせません。
お金だけで物事を見ていると損をする、ということでしょう。
まとめ
面白い内容でした。
収入は、能力よりも仕事内容で決まることが多い。
……核心をついた指摘だと思います。
まずは稼げる分野、職業に身を置くことが大事だということですね。
ほかにも「不潔にしていることがどれだけ損か」など、印象面のアドバイスも書かれていました。
こうした知識を「知らないと私だけ損をするかも」と不安になったなら、本書を読んでみてください。
読んで損はありません。
以上、川島和正著『損をしない思考法』の要約と感想でした。