朝食を抜き、1日2食で暮らしても、これといったデメリットは生じません。
エネルギーが尽きて倒れる心配は無用です。
たとえば世の中には、朝食をとらず、1日2食で毎日激しいトレーニングをこなすプロボクサーがいます。
試合前の減量期に限った話ではなく、です。
筋トレ、ランニング、スパーリング等、活動量の多いプロボクサーが昼食・夕食の2食だけで平気なら、
- 勉強
- デスクワーク
- かすかな肉体労働
これらをするだけの私たちは、朝食を抜いたところで何の支障もないといえます。
すなわち、朝ごはんは、無駄ごはんです。
朝ごはんを食べない1日2食の生活にシフトして、3つのメリットを享受しませんか?
この記事では、
- 時間を節約できる
- アンチエイジング効果が得られる
など、「朝食抜きで過ごすメリット」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
朝食抜きで生活する3つのメリット
朝食をとらない人は珍しくありません。
通っている職場や学校にも、朝食を抜き、1日2食のライフスタイルを貫いている人がいるはずです。
それどころか世の中には、1日1食だけで生きている人もいます。
彼/彼女らは、金欠で食べるものに困っているわけではなく、
- 医師
- 経営者
- 作曲家
- 鍼灸師
といったプロフェッショナルな人たちです。
すなわち、自ら進んで1日1食の生活を選んでいる、ということです。
1日1食の暮らしはストイックでハードルが高く、私たちが真似をするのは困難ですが、1日2食の生活なら誰でも明日から始められます。
ただ朝食を抜くだけでOKで、強靭なメンタルは必要ありません。
以下では、「知ったら朝食を抜きたくなる3つの情報」をお伝えします。
メリット1. 時間の節約になる
朝食をやめれば、忙しい朝の時間にゆとりが生まれます。
なぜなら、
- 朝ごはんを準備する時間
- 食べる時間
- 片付ける時間
これらすべてをカットできるからです。
朝食を抜くと、毎朝15〜30分ほど時間を節約できることでしょう。
これまで朝ごはんに費やしていた時間を、まるまる他へ回せます。
たとえば、朝食をやめて、ベッドのなかで昨日よりも20分長くゴロゴロしてはいかがでしょう。
時間に余裕があれば、焦る必要がないので、精神的なゆとりをもって通勤や通学ができます。
「間に合わない。遅れるかも」と一刻を争うような生活を送っていては、朝からストレスが溜まり、ドッと疲れます。
朝食を抜いて時間を確保し、慌てずゆったりと過ごしてみてください。
朝からエネルギーを浪費しなくて済む(体力を温存できる)ので、学校や職場での疲れ具合が違ってくるはずです。
そもそも「朝食をとるべき」という考えは、思い込み、ステレオタイプに過ぎません。
朝からパンやシリアル、白米をガツガツ食べなくても、私たちのエネルギーは足りています。
たとえるなら朝食は、バッテリー残量85%のスマートフォンを毎朝せっせと充電しているようなもので、ナンセンスです。
私たちの体力と時間は限られているので、意味のない行為は、やめるに限ります。
メリット2. 食費の節約になる
1日3食の生活から朝食を抜けば、1日2食になります。
これまでより1食減るわけなので、そのぶんだけ食費が浮いて、お金を節約できます。
たとえば、1杯100円するコーヒーを私たちが毎日3杯飲んでいたら、300円出ていきます。
1杯減らしてコーヒーを1日2杯にすれば、200円で済みます。
朝食を抜くのも、これとおなじ話です。
朝食の場合は、節約というより、むしろ「無駄なものへお金を使わなくなる」といえます。
なぜなら、私たちが生きていく上で、朝食は不要だからです。
たとえるなら、必要のない保険に入っていたことに気づき、あわてて解約手続きをするようなものです。
体が欲していない食事は、思い込みに囚われることなく、削ってしまいましょう。
メリット3. オートファジーが機能する
「空腹は最強のクスリだ」
このように主張する医師がいます。
というのも、飢餓状態になると、われわれの細胞でオートファジーが機能し始めるからです。
オートファジーとは、「古くなった細胞が新しく生まれ変わる仕組み」のことをいいます。
細胞が自らを修復して若々しくなる、とお考えください。
ただし、オートファジーが機能するためには一定の条件を満たす必要があります。
睡眠時間も含めて、なにも食べない時間を1日16時間以上とること、です。
たとえば、朝食を抜き、12時過ぎに昼食を、20時前に夕食を、それぞれとったとします。
するとこの日は、正午に食事をスタートし(胃に食べ物を送りこみ)、20時前にストップしているので、24時間のうち16時間は「何も食べていない」ことになります。
結果としてオートファジーが活性化し、われわれは細胞をキレイに保てるのです。
ところが朝食をとってしまうと、「なにも食べない16時間」を確保できず、恩恵に与かれなくなります。
細胞が衰えて、機能が落ちていくことを「老化」といいます。
そんな老いていく細胞を修復できるオートファジー、オートファジーを促す朝食抜きの1日2食ライフスタイルは、手軽なアンチエイチング術に他なりません。
朝からトーストや白米をモリモリ食べ、オートファジーの機会を逃すのは損です。
たとえば銭湯は、営業終了後にスタッフが掃除して、床や浴槽、イスや桶、鏡をキレイにしています。
私たちの細胞もおなじで、オートファジー(自食作用)するタイミングを欲しています。
でなければ細胞は、カビだらけの銭湯みたくダメなってしまいかねません。
小腹が空いたらどうする?対策は2つ
朝食を抜くと、午前中、ひどい空腹に襲われると思っていませんか?
実際は、そんなことはありません。
なぜなら、お腹が空くのは、(矛盾しているようですが)そもそも食事をしているせいだからです。
われわれの脳は、胃や腸の内容物ではなく、血糖値の高さによってエネルギーが必要かどうかを判断しています。
たとえば、血糖値が下がったとき、脳は「お腹が空いた。なにか食べよう」と体に命令を出します。
食事をとると血糖値が上がり、インスリンというホルモンが分泌され、今度は下がります。
この血糖値が下がったタイミングで、私たちは「お腹が空いた」と感じるのです。
それにたいして、朝食を抜いてもお腹ペコペコにはなりません。
なぜなら、食事をしなければ血糖値が上下しないからです。
すなわち、朝食を食べるから午前中にお腹が空く、といえます。
対策1. バターコーヒー(MCTオイル入り)
それでも空腹やエネルギー不足が心配であれば、朝に1杯のコーヒーを飲むと良いでしょう。
温かいブラックコーヒーを淹れて、無縁バターとMCTオイルを溶かし、攪拌機でグルグルかき混ぜて飲みます。
このコーヒーを朝一番にグビッと飲んでおけば、昼まで空腹を感じることも、エネルギーが足りなくて頭がボーッとすることもありません。
なぜなら、MCTオイルが体のエネルギーになるからです。
私たちのカラダにとって、糖よりも早くエネルギーに変えられるものが2つあります。
- アルコール
- 中鎖脂肪酸(MCTオイル)
朝からビールやハイボールを飲むわけにはいかないので、現実的な選択肢として「中鎖脂肪酸」だけが残ります。
中鎖脂肪酸は、胃に負担をかけず、体脂肪になりにくい脂肪酸です。
ですので「油なんて飲んだら太らない?」と心配することはありません。
もしカフェインに弱い体質であれば(吐き気やめまいがする)、デカフェ(カフェインレス)のコーヒーを使って上のドリンクを作ることをおすすめします。
Amazonでは、こちらのMCTオイルが良く売れています。
スーパーでは純度70%程度の安価なモノも売っていますが、上の商品は、純度100%のピュアなMCTオイルです。
Amazonではこちらの攪拌機が人気です。
もし攪拌機で液体をかき混ぜなかったら、ただブラックコーヒーに、
- 無縁バター
- MCTオイル
これらの油が表面に浮いているだけの激マズドリンクが出来上がってしまい、とても飲めたものではありません。
油を啜らないためにも、攪拌機は必須です。
たとえるなら、スカイダイビングをする際、パラシュートが欠かせないのとおなじです。
対策2. アーモンドを食べる
朝食を抜く代わりに毎朝、MCTオイル入りのバターコーヒーを飲んでみてください。
空腹を感じることなく、冴えた頭で、エネルギッシュに勉強や仕事ができるはずです。
それでも小腹が空いて困る場合には、アーモンドをおすすめします。
アーモンドは糖質が低いので、トーストと違って、食べても血糖値に影響を及ぼしません。
むしろアーモンドは「天然の抗酸化サプリメント」と呼ばれるほど健康的なナッツなので、おやつ代わりにボリボリ食べたいところです。
- ビタミンEが豊富
- 食物繊維が豊富
- オレイン酸が豊富
だから、アーモンドはアンチエイジングに効果を発揮してくれます。
Amazonでは、こちらのアーモンドが売れています。
スーパーに並んでいるアーモンドにくらべ、安くて上質で、美味しいのが魅力です。
ネット注文したアーモンドは(袋が大きいので)、ガラス容器へ移し替えましょう。
密閉できる容器へ入れておけば、好きなときにアーモンドをつまめます。
上のガラス容器は、口が広く、浅型なので、アーモンドケース界のエリートだといえます。
以上、朝食抜きで過ごすメリットと空腹対策でした。
結論。朝食なしで暮らせば、時間と食費が浮くし、オートファジー作用で細胞が修復されるしで、良いことづくめ。エネルギーチャージをするなら、MCTオイルを溶かしたバターコーヒーがおすすめ。おやつとして何か軽くつまむなら、奇跡のナッツと呼ばれるアーモンドで決まり。
【参考文献】
青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』アスコム、2019年
デイブ・アスプリー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社、2015年
井上浩義『50代でも30代の肌が手に入る アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!』扶桑社、2014年
金沢和樹『まちがいだらけのサプリ選び』双葉社、2011年
空腹を「ツラくない、むしろ良い状態なんだ」と思わせてくれる本です。
Amazonでパスタソースを買うメリットに関して、当サイトにはこんな記事があります。