鉄筋コンクリート造のアパートに住んでいる私が、「鉄筋コンクリートでも話し声は聞こえるのか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
鉄筋コンクリートでも話し声は聞こえるか
まず結論から書くと、話し声は聞こえません。
これは鉄筋コンクリート造が木造や軽量鉄骨造よりも防音性に優れているためです。
以前住んでいた軽量鉄骨造のアパートでは、隣人の話し声が聞こえていました(内容まではわかりませんが)。
一方で鉄筋コンクリート造のアパートでは、隣人に気を遣うことなく部屋で会話をしたり、テレビを見たりできます。
隣人の生活音も聞こえず、快適です。
壁越しには聞こえないが……
コンクリートの壁越しに声が聞こえることはありませんが、窓が開いていると、外から隣人の話し声が入ってくることがあります。
夏など、窓を開けて過ごしている際にはときどき気になりますね。
とはいえ、こちらが窓を閉めるか、お隣が窓を閉めるかすれば、話し声はほとんど聞こえなくなります。
怒鳴り声は聞こえる?
喧嘩なのかなんなのか、私の隣人は毎日のように怒鳴っています。
窓を開けているとハッキリクッキリ罵声が聞こえてくるのです(ここには書けないようなすごい内容です)。
そんなときでも、窓さえ閉めてしまえばもう大丈夫。ものすごい剣幕の怒鳴り声はいっさい聞こえなくなります。
隣人が絶叫するたびにいつも「鉄筋コンクリートでよかった」と思いますね。
これがもし木造や軽量鉄骨造のアパートだったら、隣人の怒鳴り声に耐えられず、引っ越していたことでしょう。
鉄筋コンクリートに感謝です。
とどうじに、喧嘩が絶えない夫婦には鉄筋コンクリート造のアパートをおすすめします。
近隣への迷惑を最小限にとどめることができます。
「鉄筋コンクリートなら安心」ではない
ただし、鉄筋コンクリート造といっても、コンクリートが厚い物件もあれば薄い物件もあります。
コンクリートが薄い場合には、隣人の話し声が聞こえたり、電子レンジの音が聞こえたりするケースもあるようです。
つまり、一概に「鉄筋コンクリートなら騒音に強い」というわけではないのです。
「過去に当該物件で騒音のクレームが出ているか」を仲介業者に確認し、実際に内見してみることをおすすめします。
いくら鉄筋コンクリート造であっても、壁が薄ければ防音効果は期待できません。
鉄筋コンクリートを盲信してはならないのです。
古い鉄筋コンクリートはダメなのか
築年数が経つにつれて遮音性が落ちる、といったことはありません。
私が住む鉄筋コンクリートのアパートは築50年を超えていますが、遮音性は抜群です。
築年数よりも、上に書いたように「壁の厚さや建物の構造(防音材の使用)」に左右されるので、遮音・防音という点ではあまり築年数を気にすることはないでしょう。
古い建物でも、しっかりと作られていれば静かです。
まとめ
鉄筋コンクリート造でも隣人の話し声は聞こえるのか、というテーマで書いてきました。
厳密にいえば「物件によって異なる」となります。
ただ、鉄筋コンクリート造が木造や軽量鉄骨造よりも遮音性に優れていることはまちがいありません。
壁の分厚い鉄筋コンクリートの物件であれば、ほとんど隣人の気配を感じることなく生活できますよ。
ひとまず「鉄筋コンクリート造のアパートもピンキリだ」ということを押さえておくだけでも、物件探しの役に立つかと思います。
遮音性に優れた物件が見つかるといいですね。