鉄筋コンクリート造のアパートに住んでいる私が、「鉄筋コンクリートでも上下階の足音は聞こえるのか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
鉄筋コンクリートでも足音は聞こえるか
まず結論から書くと、足音はいっさい聞こえません。
以前住んでいた軽量鉄骨造のアパートでは下の階の足音まで聞こえましたが、鉄筋コンクリート造では皆無です。
2階で歩いても、飛び跳ねても、1階には響きません(鉄筋コンクリートのメゾネットに住んでいます)。
同様に、1階の足音も2階には響いてきません。
引っ越し業者が消えた?
驚いたのは引っ越しの際でした。
私は1階にいて、引っ越し業者がベッドのフレームを担いで2階へ上がっていきます。
業者は階段をドタドタと登って行ったのですが、2階に上がったとたんに「消えた?」と思うくらい静かになったのです。
屈強な男性が重たいフレームを持って歩いていたので、かなりズッシリしていたはずです。
そんなズッシリした男性の足音がまったく聞こえないというのは、かなり驚きでした。
やはり静粛性という点においては鉄筋コンクリートが最強ですね。
築年数が経った鉄筋コンクリート造でも遮音性は高いのか
それなりの築年数が経過していても静かなのか、という点について書きます。
私が住んでいる鉄筋コンクリート造のアパートは、築50年を超えています。お世辞にも新しい物件とはいえません。
それでも上記のような静粛性、遮音性があります。
ですので、古いから音が響く、といったことはないといえます。遮音性は落ちたり、衰退したりすることはないのです。
「とにかく物音を気にしたくない」というのであれば、新しい木造や軽量鉄骨造の物件を選ぶよりも、たとえ古くても鉄筋コンクリート造の物件を選ぶことをおすすめしますよ。
コンクリートの厚さや構造にもよる
ただし、盲目的に「鉄筋コンクリートなら安心だ」と信じこむのはいけません。
なぜなら鉄筋コンクリートといっても、建物によってコンクリートの厚さや床の構造が異なるからです。
当然コンクリートが厚ければ音は響きにくいですし、反対にコンクリートが薄ければ、多少は響くことがあるかもしれません。
また、コンクリートに直に床材を張ってある直床よりも、床材を持ち上げて張っている二重床構造のほうが防音効果が高いといえます。
こうした構造のちがいによっても遮音性に大きな差が出てきますので、「過去に当該物件で騒音のクレームが出ているか」を仲介業者に確認し、実際に内見してみることをおすすめします。
まとめ
遮音性という点において、鉄筋コンクリート造は木造や軽量鉄骨造よりも優れています。
実際、私が住むアパートでは上下の足音がいっさい聞こえません(軽量鉄骨は丸聞こえだった)。
ですが、ネット上では「鉄筋コンクリートなのに話し声が聞こえる」などといった声もチラホラあります。
やはり構造やコンクリートの厚みや防音材使用の有無による部分が大きいのでしょう。
「鉄筋コンクリートだから心配ない」などと油断することなく、物件をよく調べ、確認してみてください。
音の響かない静かな物件を見つけられるといいですね。