コンクリートは触るとひんやりしています。
そのためか、鉄筋コンクリートの住宅にたいして「冬は寒そう」というイメージを抱く人も少なくありません。
が、実際には木造よりも鉄筋コンクリートのほうが暖かくて快適なのです。
この記事では、「鉄筋コンクリートの住宅は冬でも暖かい」ということを書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
鉄筋コンクリートの住宅は冬でも暖かい
鉄筋コンクリート造の住宅は冬でも快適に過ごせます。
木造住宅との比較
私は木造住宅から鉄筋コンクリート造のアパートに引っ越しました。
木造とコンクリート造それぞれでの生活を経験しています。
長野県の冬は寒く(北海道出身者が音を上げるほど)、木造住宅では石油ファンヒーターやエアコンが欠かせませんでした。
ところが、鉄筋コンクリート造のアパートに引っ越して事情が一変します(木造とおなじ地域内なので気温に違いはありません)。
まず、エアコンも石油ファンヒーターも必要ないんですね。
わが家にある暖房器具はこたつとハロゲンヒーターの2つだけ。これで極寒の冬を越せています。
というのも、どんなに外が寒くても、家のなかは基本的に暖かいので。
木造住宅に住んでいたころには想像もできない状況です。
外気温がマイナス3度の日でも
最低気温マイナス3度という日でも、朝の室温は10度ほどあります。
暖房はなにも使っていません。
おなじ市内にある知人の家に行くと超寒い。ストーブがないと過ごせない。
でも、鉄筋コンクリート造の家に帰れば暖房なしで過ごせる。
このように鉄筋コンクリートは冬でもとにかく快適なのです。
なお、新築ではありません。
築50年以上経過しているボロアパートでも、鉄筋コンクリートであればかくも温暖です。
「築50年って古ッ!」と思った方はこちらの記事をどうぞ。
鉄筋コンクリートは気密性が高い
なぜこれほど暖かいのか。そのヒミツは鉄筋コンクリートの気密性の高さにあります。
簡単にいえば、隙間風などの外気が室内に入ってこないんですね。
木造とちがってコンクリートにはいっさい隙間がありません。
つまり、外の冷気が入りこまないようコンクリートが完全にブロックしてくれるのです。
手ですくった水は、指の間から漏れていきますよね。
でも、コップですくえば漏れません。
木造とコンクリート造は、手とコップのようなものです。
冬季の電気代や灯油代を抑えられる
鉄筋コンクリートは気密性が高く、外気をシャットアウトしてくれるので、暖房にかかる費用を抑えられます。
そもそも暖かいのであまり暖房が必要ない。
気密性が高く、暖かい空気が外に逃げにくいので暖房効率が良い(木造だとせっかくストーブで暖めた空気が外に逃げてしまう)。
こうして暖房費を節約できるのが鉄筋コンクリートのメリットです。
基本的には(重ね着などの)暖かい格好をしていればどうにか過ごせます。
寒さに耐えられなくなったらこたつに入るか、ハロゲンヒーターの電源をオンにする感じですね。
長野県の冬は(信州大学の教授がスキーウエアを着て講義をするくらい)寒いので、鉄筋コンクリートには感謝しています。
まとめ
おなじ地域内でも、木造か鉄筋コンクリートかでずいぶん違います。
なんといってもコンクリート造は暖かい。
寒い冬でも快適に過ごせますよ。
この記事が新しい住居探しをしている方の参考になれば幸いです。
夏も快適なのか?
「冬が快適なのはわかったけど、夏はどうなの?」
そんな疑問が浮かんだ方はぜひこちらの記事を読んでみてください。
鉄筋コンクリートの耐用年数
鉄筋コンクリートの耐用年数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
足音は聞こえる?
近隣との騒音トラブルは避けたいですよね。
生活音についてはこちらです。
以上、冬の鉄筋コンクリート住宅事情でした。