冬などの寒い時期にかさんでしまうのが暖房費です。
灯油代や電気代など、ただ「暖かくする」ためだけに多くのお金が失われていきます。
どこかもったいなさを感じてしまいますよね。
とはいえ、お金を節約するために暖房の使用を控えるのもどうなんでしょう。
そこでこの記事では、
- 暖房を我慢して失うもの
- 暖房を使うのは贅沢なのか
など、「暖房を使わない節約術」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
暖房を使わない節約術で失うもの
かりに1時間エアコンを使うと電気代が100円かかるとします。
(実際はそんなにかかりませんが)
エアコンを使えば、100円で1時間分の快適さを買ったことになりますよね。
100円を支払って暖かい環境を手にしたわけです。
こう考えてみると、暖房を使わない節約によって失うものがわかります。
それは「快適さ」ですね。
快適さを手放してお金を得る
暖房器具のコンセントを抜き、重ね着をして、寒い部屋で過ごす。
これは100円を得るかわりに我慢をし、ストレスを感じているのだといえます。
いってしまえば労働のようなもの。
ツマラナイ仕事をして給料をもらうように、寒さという名の苦痛に耐えるかわりに「浮いた暖房費」という報酬を得る。
暖房費の節約とは、つまりそういうことです。
ストレスと対価が見合っているか
したがって暖房費を節約する際には、受けるストレスと得られる報酬(浮く電気代など)が見合っているかどうかを考える必要がありますね。
寒さに凍えながら過ごしたのに100円しか節約できないとしたら、100円を払ってエアコンを使い、暖かい環境を手に入れたほうがマシではありませんか?
まずは「その我慢でどれだけのお金が節約できているいのか」を把握することが大切です。
ものすごく頑張って寒さに耐えているのに僅かな金額しか節約できていなかったら、なんだか虚しいですもんね。
お金で快適さを買っている
暖房費ってけっこう目の敵にされがちですが、じつはそんなに悪いものでもありません。
その証拠に、私たちはもうすでに「快適さ」にお金を払っています。
歩かずに車を使ったり、電車に乗ったりするのも「快適な移動」を優先させているから。
ホウキとちりとりではなく掃除機を使っているのも快適さ優先。
手洗いではなく洗濯機を使用するのも快適さ優先。
このように我々は、あらゆるところで快適さを買ってストレスを減らしているのです。
けっしてイケナイことではありません。
お金は「幸せになるために使う」のが良いと思います。
では暖房費は悪い出費なのか
ここで冬の暖房費についてもう一度考えてみます。
エアコンやストーブ、ファンヒーターなどの暖房器具は「使わない」という選択肢に気づきやすいだけです。
本当は車だって高速道路だって洗濯機にだって「使わないで節約する」という選択肢はあるわけですからね。
それでもやっぱりガソリン代はOKで、ストーブの灯油代は許せない。
歩くのは耐えられないけど、寒さなら耐えられる。
改めて考えたうえでそうした結論が出たのであれば、なんら問題ないといえます。
まとめ
暖房を使わない節約は快適さとトレードオフの関係にあります。
快適さを売ってお金を得ているようなものですね。
あなたにとって、快適な環境とお金はどちらのほうが価値があるのかをぜひ考えてみることをおすすめします。
極寒の信州に住む私のケース
私は極寒の信州に住んでいることもあって、冬には暖房が欠かせません。
寒い日にはすぐこたつやハロゲンヒーターの電源を入れています。
寒いと洗濯や料理をする気になれませんし、元気も出ませんし、なにより不快です。
体が冷えて血行が悪くなるのは、体にとって良くありません。
そうした理由(言い訳?)で、暖房を使うようにしています。
ときどき回転寿司に行って「良い気分」になるのと、冬に暖房を使って「良い気分」になるのは、お金を使って幸せを感じているという点で、どちらも変わりないと思いますけどね。
以上、暖房を使わない節約術についてでした。
とはいえケチな私は「部屋全体を暖めるのはもったいない」と考え、ハロゲンヒーターで必要最小限に暖をとっています。
(炊飯器周辺の空気まで暖めてやる必要はないので)
石油ストーブの購入に関して、当サイトにはこんな記事があります。
ペットボトル飲料を買わない節約術について、当サイトにはこんな記事があります。