私(男です)は人生で一度もキャバクラに行ったことがありません。
したがって、キャバ嬢というものを生で見たこともありません。
が、藤井良樹著『キャバ嬢「給与明細」のヒミツ』という本を読んでみましたので、感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『キャバ嬢「給与明細」のヒミツ』の感想
本書にはキャバ嬢に関するさまざまな情報が載っていました。
キャバ嬢の収入といった金銭面から、客との恋愛、キャバ嬢をスカウトする際の査定項目などなど。
ですので、キャバクラ常連のおじさんや、おじさんからお金を巻き上げたい女性が読むといいかもしれません。
業界の裏事情がわかります。
本書を読んでわかったのは、とにかくキャバ嬢は儲かる、ということでした。
キャバ嬢は稼げるらしい
キャバ嬢はものすごく稼げるそうです。
たいてい売り上げの半分が給与として入ってくるのだとか。
もし1日で100万円売り上げたとしたら、50万円がキャバ嬢の収入です。日当50万円とはなんとも魅力的ですね。
くわえて、お客からプレゼントされる高級ブランドのバッグやアクセサリーなど。
こうした物品は気に入ったら使えばいいし、趣味でなければ笑顔で受け取り、質屋に入れればいい。
キャバ嬢をライフワークにするのは難しいとしても、短期間でドカーンと稼ぐにはもってこいですね。
(ドカーンと稼げるあまり、引退後にほかの仕事ができないなんて話も聞きますが)
客との恋愛について
キャバ嬢とはいえ一人の女性ですので、お客さんと恋に落ちて交際することも少なからずあるようです。
が、たいていは若い男性なんだとか。
おじさんは恋愛対象にならないケースが多いそうです(複数のキャバ嬢がそう答えていました)。
若い男性にとっては朗報ですが、おじさんにとっては悲報ですね。
恋愛絡みで、さらにゲスい質問も載っていました。とてもここには書けない内容なので、気になる方は本書を読んでみてください。
酒とフードには金をかけない
キャバクラ店は酒とフードに金をかけないのが基本なのだそう。
そういえば『闇金ウシジマくん』でも、客が「高ぇーよ!」と愚痴っているシーンがありました。
チャーハンと唐揚げなど、ちょっと注文しただけなのに数万円だったので。
キャバクラ店はあくまでも「素敵なお姉さまとお話ができる」ことに価値があるわけですね。
絶品料理を食べたかったらミシュラン三つ星獲得レストランに行くべし、ってなもんでしょう。
まとめ
キャバクラに足を踏み入れたことがない男が、キャバクラの裏事情について書かれた本を読んでみました。
今後も踏み入れることはなさそうです。
「知らぬが仏」とはよくいったもので、世の中には知らないほうが幸せなこともたくさんあります。
某開店寿司チェーンでアルバイトをしている知人から、「うちの店は床に落ちたネタでも、水で洗って客に提供している。来ないほうがいい」と聞かされたときもそうでした。
床に落ちた寿司ネタを……。
知らなければ美味しく食べれていたのに、そんな事情を知ってしまったら、もう楽しく食事などできません。
したがって、キャバクラで働きたい女性や、行ったことのない男性であれば、本書を読んでも問題ないでしょう。
本書を読むべきでない人たち
問題があるのは、キャバクラにお金を落としまくっているおじさん達です。
本書を読んだら、たぶんキャバ嬢の給与がちらついてしまいます(そしてたいてい自分よりも稼いでいる)。これでは楽しめません。
ですので、本書は読まないほうが良さそうです。
自身のカモられっぷりも明らかになりますし。
余談ですが、キャバ嬢を口説くテクニックを得意げに語るおっさんのインタビューは読むに耐えませんでした。
以上、藤井良樹著『キャバ嬢「給与明細」のヒミツ』を読んだ感想でした。
ヒミツはヒミツのままがいいですね。
某アパレル企業の社長が原価を暴露したときも炎上していましたし。