『会社を辞めずに収入を月50万円増やす!小さく始めて成功させる「自分ビジネス」』の要約と感想

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本書が想定している読者は、50代のビジネスパーソンです。

これまでに培ってきた経験や知識を活かして「自分のビジネス」を始め、収入を増やすための方法が書かれていました。

 

  • どんなビジネスを行うべきか
  • そもそもビジネスとはなにか
  • 手を出してはいけない分野とは
  • 経費をかける最適なタイミング

などを本書から学べます。

 

この記事では、船ヶ山哲著『会社を辞めずに収入を月50万円増やす!小さく始めて成功させる「自分ビジネス」』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『会社を辞めずに収入を月50万円増やす!小さく始めて成功させる「自分ビジネス」』の要約と感想

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まずは本書の要約から。 

 

定年後の収入を確保するために、会社員として働きながら、自分ビジネスを始めてはどうだろうか。

自分ビジネスに定年はない。

これまでの経験や知識を活かし、自分の意思でコントロールできるのが自分ビジネスだ。

 

シンプルなビジネスを手がける。

時間をお金に換えてはならない。

商品作りよりも大事なのは、お客を探すこと。

アルバイトを雇わず外注するススメ、など、会社を辞めることなく自分のビジネスを立ち上げる方法について解説する。

 

以上がおもな内容です。

会社員としてのリタイアが見えてきた50代のビジネスパーソンに向け、自らの経験と知識を活かして「自分のビジネス」を持つよう提案している本です。 

 

内容はやや抽象的ですが、自分ビジネスの全体像および要点を学べるのが本書の特徴だといえます。

 

時間をお金に換えないこと

ビジネスパーソンのなかには、会社にバレないようこっそり副業をしている人がいます。

たとえば、週末だけ回転寿司のキッチンで時給1,000円のアルバイトをしてみたり、などです。

 

ただし著者は、「時間をお金に換えるべきでない」とアドバイスしていました。 

なぜなら、時給1,000円ちょっとのアルバイトに週末や深夜を費やしても、月50万円の収入増にはならないからです。

 

アルバイトに励んだところで、会社からの給料に手取り6〜7万円プラスされるのが関の山でしょう。

 

そこで著者は、時間を金に換えるのではなく、価値をお金に換えるべきだと述べていました。

価値というのは、人の役に立つ商品やサービスのことをいいます。

 

たとえば、これまであなたが培ってきた経験を活かしてビジネス書を書き、電子書籍としてセルフ出版すれば、電子書籍が立派な"商品" になります。

本書にこうした具体的なビジネス例が載っているわけではありませんが、代わりに「理論」が書かれていました。

 

ですので、自分ビジネスの骨格を本書から学び、どう肉づけして具体的なビジネスに仕上げるかは、読者しだいです。

本書が私たちに与えてくれるのは、自分ビジネスの"骨格"にあたる知識です。 

 

シャシーがなければ自動車が走れないように、基礎知識がなければ、自分でビジネスは始められません。

 

 

そもそもビジネスとは

ビジネスとは、相手が必要としている価値を提供して対価を受け取ることだ、と著者は定義していました。

 

たとえばスポーツジムは、人々が体を動かしたり鍛えたりできる環境を提供することで、お客から対価を得ています。

たとえばキャバクラは、若い女性とおしゃべりしながら楽しくお酒を飲める場を提供することで、お客(男性)から対価を得ています。

 

ゆえに自分ビジネスで大切なのは、「誰をターゲットにするのか」だといいます。

  • 恋に悩む20代女性
  • 好きなことで稼ぎたい30代男性
  • 趣味がない50代男性

など、どんな層にどんな価値を提供するのかを決めなければなりません。

ポイントは、自分が持っている知識と経験を活かせる分野で闘うことだそうです。

 

お客の層を明確にし、商品やサービスを生み出すメリットは、「自分が直接関わらなくてもお金が得られること」だと著者は述べていました。

事実、あなたが勤めている会社の社長がゴルフをしていても、社長にはお金が入ってきます。

 

なぜなら、社長はビジネスの「仕組み」を考えるのが仕事であり、その「仕組み」から報酬を得ているからです。

仕組みさえ作ってしまえば、社員を雇い、それぞれに働いてもらうだけです。 

 

ただし本書では、アルバイトを雇うのではなく、プロに外注するよう勧めてありました。

アルバイトと違って外注には教育の手間がかからないから、というのがその理由です。

 

世の中には、80歳を過ぎてから出版社を立ち上げる人がいるのだそうです。

ですので、50代でビジネスを始めるのが「遅すぎる」などということはありません。

 

まとめ

物事を、

  1. 理論
  2. 実践

これら2つに分けるなら、本書に書かれている内容は「理論」に該当します。

 

つまり、自分でビジネスを行う大まかな筋道、基本的な知識が学べる、ということです。

ビジネスの方向性が決まったら、その分野に特化した書籍を読み、さらに知識を深めるのが良いでしょう。

 

たとえば世の中には、

  • カフェの始め方
  • せどりで成功する方法
  • アフィリエイトで儲けるコツ

など、具体的なノウハウが記された本がいくらでもあります。

 

ちなみに著者は、ビジネスは他の欲と比較にならないくらい刺激的で楽しい、と述べていました。

これといった趣味がなく、老後に持て余すであろうたくさんの時間を憂慮しているなら、いっそビジネスを始めてみるのも悪くありません。

 

ビジネスを通じて得られる他者貢献感は、私たちを幸せな気分にさせてくれます。

  

以上、船ヶ山哲著『会社を辞めずに収入を月50万円増やす!小さく始めて成功させる「自分ビジネス」』の要約と感想でした。

結論。内容は抽象的であり、どうすれば月50万円を稼げるのかは書かれていない。ただし、ビジネスの根幹となる考え方、ビジネスの作り方などは学べる。ゆえに「自分でビジネスを始める」という選択肢が得られる。老後の選択肢は多い方が良い。

 

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