お金持ちになるには特別な才能が必要なのでしょうか?
それとも、コツさえわかれば誰でも大金を手にできるのでしょうか?
この記事では『金持ちになる男、貧乏になる男』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『金持ちになる男、貧乏になる男』の感想
スティーブ・シーボルト著『金持ちになる男、貧乏になる男』を読みました。
お金持ちになるには「お金持ちの考え方を知ることが必須」であると著者は述べています。
なかなかお金持ちと話す機会はありませんから、彼らの考えを知るにはこうした書籍を読むのが手っ取り早いですね。
本書には、25年間にわたって著者が研究したお金持ちの考え方が詰め込まれています。
なぜお金持ちを目指すのか?
そもそも人はなぜお金持ちを目指すのでしょう?
人によって理由はさまざまです。
高級車に乗りたい人もいれば、豪華な食事をして暮らしたい人も、ブランド品を好きなだけ買いたい人もいます。
ですが、お金がもたらす幸福は一時的なものでしかなく、やがてお金を使うことに飽きてしまうと著者はいいます。
そのうえでこう述べています。
お金を持っている最大の利点は、したくないことをしなくて済むことだ、と。
嫌なことをしなくていい
莫大な富があれば嫌なことをせずに住みます。
お金で幸福にはなれなくても、お金で不幸を遠ざけることはできるのです。
たいていの人にとって「嫌なこと」とは仕事を指すのではないでしょうか。
働かなくてもじゅうぶんなだけのお金があり、嫌な上司に合わなくて済むとなれば、とても良い気分で日々を過ごせそうですね。
会社を辞められるだけではありません。
運転が嫌な人、電車が嫌な人はお金を払ってタクシーを使えます。
家事が嫌な人は委託業者に依頼し、掃除や料理を代行してもらえます。
こうして自分は「自分がやるべきこと」に集中できるわけです。
やりたくないことをやらずに済む人生を想像してみてください。
……素敵だと思いませんか?
問題解決に対して報酬が支払われる
お金持ちになるためには考え方を変えなければならないと著者は説きます。
そこに特別な才能は必要ありません。
ただ、この世の中は問題解決にたいして報酬が支払われる仕組みになっていることを理解するべきだ、と。
さらには、問題を解決さえすれば誰でもお金持ちになれる、と著者はいいます。
お金持ちになるには長時間働けばいいわけでも、天才的な頭脳が求められるわけでもないのです。
やるべきは、社会のために価値を創造することだけ。
じつに単純明快ですね。
自分にもできる
ほとんどの人が「自分はお金持ちになれる」などと考えてはいません。
それは、大金を稼ぐには特殊なスキルや頭脳が必要だと考えているからです。
ですからまずは、問題を解決しさえすれば誰もがお金持ちになれるのだと、認識を改めるべきだといえます。
「お金持ちになりたい」と思って行動しない限り、どうやらお金持ちになることは不可能のようです。
まとめ
「お金持ちになりたい」と思ったら、まずはお金持ちの考え方を知ることが先決なのだそう。
知恵を得るには、読書をするか、自分より賢い人と付き合うかの2通りしか方法はありません。
読書のほうが圧倒的に効率がいいといえますね。
本書には100個の項目について、お金持ちになれる人とそうでない人の考え方の違いが記されています。
詳細を知りたい方はぜひ本書を読んでみてください。
お金持ちのマインドを知ることができます。
お金持ちになりたい
本書のタイトルは『金持ちになる男、貧乏になる男』です。
そしておそらく、この記事を読んでいる方のほとんどが男性だと推測します。
男性のほうが女性よりも野心的なのでしょうか(感覚的にはそんな気がする)。
ちょっとわかりませんが、『金持ちになる男、貧乏になる男』は女性が読んでも参考になります。
なお、お金持ちになるための具体的な手段は書かれていません。
本書は「お金持ちになりたいぞ!」というマインドに火をつけるのに最適です。
つまりお金持ちへの第一歩を踏み出すのに最適であるといえます。
本書を読んだ私の野心は、メラメラと炎上中です。このまま燃えカスにならないといいのですが……。
以上、『金持ちになる男、貧乏になる男』でした。