YouTuberに憧れる人が増えています。
自由に好きなことをやって大金を稼ぐ。
そんなイメージを抱いている人も少なくないはずです。
そもそもお金は、社会に貢献した証。
たくさん稼いでいるのは、そのぶんたくさんの悩みや問題を解決したことになります。
ではいったい、YouTuberが生み出している価値とは、彼ら/彼女らが解決している問題とはなんでしょうか?
そのあたりについて考えてみました。
YouTuberはなぜ稼げる?
ユーチューバーはただ好きなことをやって、はしゃいで、その様子を動画に収めて公開しているだけで、ちっとも社会の役に立っているようには見えません。
なんでそれでお金がもらえるの?
という話です。
ただ、ユーチューバーがじゃれ合っているだけの動画が100万回、200万回と再生されていたりする。
で、広告収入で稼いでいる。
YouTuberはいったい、誰のどんな悩みを解決しているのでしょうか?
孤独を紛らわしている
孤独や寂しさを紛らわせるためにユーチューブを視聴している人がいます。それも大勢。
ユーチューバーの動画はテレビとちがい「自分にむけて話している」感覚が得られるものが多く、一時的に寂しさを消し去ることができます。
夜中でも昼間でも、ユーチューブにアクセスすればいつでもユーチューバーはそこで待っていて、笑顔で自分に語りかけてくれる。面白いことをやって見せてくれる。
見ているだけでなんだか安心感が得られますし、ほっこりした気分になれます。
こうしてYouTuberは他人の孤独を紛らわすことで社会に貢献し、代わりに高額な報酬を受け取っているといえるのではないでしょうか。
つまり、孤独解消屋さんです。
それだけ人々が孤独に悩んでいる証左でもあるのですが。
退屈な人を満足させている
それからYouTuberは退屈な人に動画を提供し、暇つぶしに一役買っています。
やることがないとき、ヒマなときにユーチューブで動画を見る人は少なくありません。
たいていの人間にとって退屈さは苦痛です。
そんな苦痛を解消してくれるのがユーチューバーが鬼ごっこをしている動画だったり、クラッカーを同時に1000本鳴らす動画だったり、3000万円のスーパーカーを買った自慢話だったりするわけですね。
YouTuberはこうして暇つぶしの手段を供給することで、多くの人々が抱える「やることがない」という問題を解決し、お金を得ているといえます。
まとめ
医者は人々を病から救い、スポーツ選手は人々に希望や情熱を与え、農家は人々に食料を与える。
同様に、YouTuberという新しい職業は、おもに人々の孤独を紛らわせ、退屈な時間を埋めてやることで社会に貢献しています。
報酬が多いのはそれだけ役に立っている証なので、「孤独で暇な人めっちゃいるやん」という話でもあるんですけどね。
現状は異常
YouTuberにとっては嬉しい状況だと思いますが、個人的にはなんだか心配です。
若者がジャングルジムで遊んでいる動画が2000万回も再生されているって、もはや異常だと思うんです。
それを見てどうなるんだ、って。
動画のコメント欄には「私もジャングルジムに行った気分になる!」などと書かれていて、「錯覚です。あなたはたしかに家にいますよ」といいたくなりますし。
もっと他にやることはないのか?
と思ってしまうんですよね。
「時短料理」の本なんて買って、料理をサッサと済ませて、空いた時間でやりたいのはそんなことなのか?って。
余計なお世話ですが。
こうやってブログを熱心に書いている私も、ただ孤独と退屈を紛らわせたいだけなのかもしれません。
以上、YouTuberが稼げる理由を考えてみた、でした。
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