YouTubeの自己啓発系動画では、タイトルやサムネイル画像に「知らないと損!」といったフレーズがしばしば使われています。
あるいは「これをすると人生終了」などという(物騒な)文言を見かけることもあります。
YouTube動画のこうした煽り文句を見て、あなたは不快になりませんか?
この記事では、
- 表現が大袈裟
- 上から目線の命令形
など、「YouTubeの動画タイトルにイラッとする理由」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeの動画タイトル「知らないと損」にイラッとする理由
自己啓発系の動画をアップしているYouTuberたちは、さまざまな表現を使って視聴者の不安を煽ります。
なぜなら彼/彼女らは、多くのユーザーに自らの動画をクリックして欲しいからです。
動画が再生されれば再生されるほどたくさんの広告収入が得られる(つまり儲かる)ため、投稿者は「オーバーな表現」を好んで使います。
- 今すぐ捨てろ
- 今すぐ直せ
- 今すぐやめろ
- これをすると人生終了
- これを経験しないと大損
- ブログのリード文はこう書け
これらは某YouTubeチャンネルで実際に使われているフレーズです。
投稿者はなぜか上から目線で、なぜか命令口調で、なぜか自信に満ち溢れています。
「俺様がとっておきの情報を教えてやるぜ」といった偉そうな態度をとられて、気分がよくなるユーザーなど存在しません。
むしろ、多くのユーザーに不快な思いをさせるだけです。
「これをすると人生終了」とは?
自己啓発系YouTuberの動画が親切でないのは、再生するまで内容がいっさいわからないことだといえます。
タイトルには「これをすると人生終了」という文字があり、サムネイル画像には、浮かない顔をした投稿者が写っています。
いったいなにをやったら人生が終わってしまうのでしょうか。
内容を知りたいユーザーは動画を再生するしかありません。
気になったユーザーが動画を再生すると広告が流れ、これにより、投稿者に広告収入が発生します。
つまりYouTubeで稼ぐには、ユーザーに動画を再生させたもの勝ちだ、ということです。
自殺か大量殺人
ところで「これをすると人生終了」という動画については、タイトルが気に食わないため、視聴していません。
視聴していませんが、人生が終了するのは、
- 自殺する
- 死刑を喰らう犯罪を犯す
いずれかの行為によってしかないでしょう。
自殺と死刑級の犯罪以外で「これをやったら人生が終わる」ような行為などありません。
もし「これをすると人生終了」という動画の内容が自殺でも、大量殺人でもないとしたら、それはつまり動画タイトルが大袈裟かつ虚偽である、といわざるをえません。
カネを稼ぐためなら平気でホラを吹くような姿勢は、人としていかがなものでしょうか。
こうした大袈裟なタイトルを見て「バカバカしい」と一蹴するのがふつうのリアクションであって、「知らないと損をするかも」などと動画を再生してしまうのは、あまりに世間を知らないというものでしょう。
YouTuberにそっくりお返しします
視聴者にたいし、YouTuberは一方的にアドバイスを送りつづけています。
ですが、本当にアドバイスが必要なのは、大袈裟なタイトルばかり使うYouTuberに違いありません。
たとえば彼らは、「知らないと損」などと視聴者の不安を煽ります。
知らないと損なのは、自身のYouTubeチャンネルに未来がないことです。
他人の不安を煽っている場合ではありません。
再生回数4000回程度の動画しか作れないようでは、チャンネルの未来はないでしょう。
動画制作にかけた時間や労力、お金がムダになるだけです。
YouTuberは「今すぐ捨てろ」などと他人に命令している場合ではありません。
本当に捨てるべきは、再生回数もお金も稼げないそのチャンネルです。
上から目線の命令口調によってユーザーの反感を買っているチャンネルは、自らにとっても害でしかありません。
これ以上恥をさらす前にさっさと削除するのが吉です。
「今すぐ直せ」は、自己啓発系YouTuberが使っているその命令口調です。
今すぐ直せを今すぐ直せ、ってなもんです。
せめて「直したほうが良いかもしれません」くらいの穏やかな提案ができないものでしょうか。
まとめ
自己啓発系YouTuberの横柄さについてお伝えしてきました。
もはや自己啓発チャンネル界隈は、「しょうもないことをどれだけ大袈裟に表現し、ユーザーに再生ボタンを押させるか選手権」の様相を呈しています。
目玉焼きにアレをかけたら人生終了、なんて動画が登場するのも時間の問題。
「ブログのリード文はこう書け」などと偉そうな口調のタイトルを見て、いったい誰が再生ボタンを押すというのでしょう。
お前こそ口調を直せ、ってなもん。
YouTuberの動画タイトル、サムネイル画像は、
- 横柄
- 大袈裟
- 命令口調
- 上から目線
これらの塊です。
ゆえに、視聴者がイラッとするのは当然です。
以上、YouTubeの動画タイトルにイラッとする理由でした。
結論。自己啓発系YouTuberはみんな教祖様。私は全知全能ですってな雰囲気を出して儲けようという魂胆。小汚いビジネスだから、人々を不快にする。
ブログの楽しさやコツを、なぜかYouTubeで語る人間がいます。
彼の「滑稽さ」を解説しました。
YouTuberのゲーム実況動画にはなんの価値もありません。
くだらないゲーム実況動画が増えているのは、「YouTubeは稼げる」という認識が広まってしまったがゆえの弊害です。