お金持ち系の本には2種類あります。
著者自身がお金持ちのケースと、お金持ちにたくさん接した経験をもつ著者のケース。
本書はめずらしく前者です。
この記事ではジム・ロジャーズ著『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』を読んだ感想を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』を読んだ感想
著者のジム・ロジャーズ氏は投資家です。
そのため本書には、投資にまつわる内容が多く見られました。
投資をしている読者にとっては役立つことでしょう。
投資をしていない私にとっては「馬の耳に念仏」状態でしたが。
2つ目に運動と睡眠
ジム・ロジャーズ氏が大切にしてきたこととして、2つ目に挙げたのが「運動をしてしっかり寝ること」でした。
60個の大切なことのうち2つ目が、運動をして寝ること。
最初に持ってくるということは、それだけ大切だということです。
身体を動かすために、ロジャーズ氏は毎日エアロバイクを漕いでいるといいます(著者がエアロバイクを漕いでいる写真が冒頭にカラーで載っていました。優しそうなおじさんでした)。
「運動をしてしっかり寝なければ、正しい決断ができない」と著者は考えているのだとか。
睡眠はなんとなくわかりますよね。寝不足でボーッとしていたら、正しい決断などぜったいにできません。
ポイントは運動です。
『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』という本もあるように、脳を鍛えるには運動が有効だとされているのです。
運動と睡眠。なんとも地味ですが、これが成功の秘訣なのだそう。
お金で買えるものは自由
愛はお金で買えませんが、自由はお金で買えます。
著者は37歳でアーリーリタイアを果たし、バイクと自動車で世界中を旅したそうです。
まさに「お金で自由を買う行為」そのものです。とてもうらやましい。
アメリカではアーリーリタイアが成功の証とされていますね。
本人は35歳でリタイアするつもりだったらしく、2年遅れてしまったことを嘆いていました。
「37歳ならじゅうぶん早いだろ!」と思いましたが。
自由以外に興味はない
自由が欲しくて努力してきたロジャーズ氏は、他のものにいっさい興味がないといいます。
欲しいものは自由だけ。
たいていのお金持ちは豪邸に住んだり、高価な腕時計を何本も買ったり、高級車を所有したり、葉巻を吸ったりしがちですが、彼はちがいます。
家に興味ナシ。車に興味ナシ。腕時計に興味ナシ。財布に興味ナシ。服に興味ナシ。自家用ジェットなど言わずもがな。
贅沢な暮らしにはまったく興味がなく、移動には自転車を使っているそうです(どうも漕ぐのが大好きらしい)。
そんな彼は、娘や奥さんなど「家族と過ごす時間が大事だ」と語っていました。
ある意味では、それこそが最高の贅沢だといえるのかもしれませんね。
「なんのためにお金が欲しいのか」が明確だと、大金を手にしてからもブレないようです。
裏返せば、「とにかくお金が欲しい!」という(大半の)人は、お金を手にした途端あれこれ贅沢をしてしまうのでしょう。
私はこっち。即ポルシェを買いに行く。
まとめ
著者は「大好きなことをやれ。お金は後からついてくる」といいます。
私はこたつで寝るのが大好きなのですが、到底お金がついてきてくれるようには思えません。
さて、本書では「投資家」としての意見が多く述べられていました。
投資で成功するための方法も書かれています。
株式投資などに興味がある方は、参考になるのではないでしょうか。
とりあえず私は「運動と睡眠」が推奨されていたので、こたつでの睡眠に邁進する所存です。
以上、ジム・ロジャーズ著『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』を読んだ感想でした。