「貯金がない」と嘆く大学生がいますが、そもそも大学生に貯金は必要なのでしょうか?
立場や状況にもよりますが、「学生のうちにどんどん使ったほうがいい」というのが個人的な考えです。
(私は大学時代に稼いだアルバイト代のほとんどを、本や芋けんぴの購入に使っていました)
この記事では「大学生に貯金が必要ない理由」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
大学生に貯金は必要ない
大学生の貯金にはほとんど意味がないと考えています。
その理由は、アルバイトではそれほど稼げないから。
バイト代は手取りでせいぜい5〜8万円ほどではないでしょうか。
学生にとっては大金ですが、社会人になると、手取りでこの倍は稼ぐことができます。
学生のうちに必死に貯めた50万円は、社会人にとって「ボーナス1〜2回分」の額にすぎません。
お小遣いを貯めていた中学生が、高校生になってバイトを始めて数万円を手にし「だったらお小遣いでマンガを買えばよかった」と後悔する。
貯金に励んだ大学生には、これとおなじ現象が、社会人になってから起こる可能性があるのです。
大学生のメリットは時間があること
学部にもよりますが、たいていの大学生は時間を持て余しています。
ですから、貯金をするのではなく、そのお金を使ってすこし遠くまで旅行に出かけてみてはいかがでしょう。
私は大学生のころに7泊8日で東北を旅したことがあります。
社会人になるとなかなかまとまった休暇が取れないので、「あのときに長期旅行をしてよかった」といまでも思います。
旅行でなくとも、本を買ってひたすら読み漁るのでもいいでしょう。
とにかく大切なのはお金をケチらないことです(社会人になると価値が下がる)。
貯金をしないと決めた
私は「学生のうちはぜったいに貯金をしない」ということをマイルールにしていました。
このルールに従って毎月3〜4万円ほどを書籍の購入に充て、残ったお金で映画を観たり、旅行をしたり、洋服を買ったり、芋けんぴを食べたり。
いわゆる自己投資というやつです。
「お金を使うのは自分のなかに貯金をする行為なのだ!」と自分に言い聞かせ、惜しむことなくバンバン使いました。
使いすぎてしまいクレジットカードの引き落としがピンチになることもありましたが……。
社会人になると時間がない
社会人になると、驚くほど自由な時間がなくなります。
すると必然的に「自己投資に使える時間」も減るわけです。
「べつに成長なんかしなくたっていい」という人はさておき、もしあなたがお金持ちになりたいだとか出世したいだとかフリーランスになりたいだとかの野望を抱いているのであれば、学生のうちに自己投資をしておいて損はありません。
というより、学生のうちにしておかないと損です。
貯金に励んで家でユーチューブを見てばかりいるのではなく、やりたいことや成長につながることにお金(それから時間)を使うことをおすすめします。
まとめ:貯金は自分のなかに
貯金をするなら、銀行口座ではなく自分のなかにしましょう。
成長し、社会人としての戦闘能力を上げ、たくさん稼ぐようになれば、必然的にお金は貯まっていきます(使いきれないので)。
大学時代、せっせと貯金に励んでいる知人がいました。
「なんでそんなに貯めてるの?」と質問したら、彼は「え、老後のためだけど」と教えてくれました。
ジョークなら笑えますが、本気だったらちょっと怖いです(高齢になるまで生きられるという謎の自信はどこから?)。
でも、大学生のうちから貯金を始めるというのは、そういうことですよね。
きっと社会人になっても使わないでしょうし、そのまま月日が流れていけば、やがて高齢になります。
老後資金のために「大学生のうちから貯金をする」のが本当に自分にとって幸せなのかどうか、一度よく考えてみてください。
少なくとも、お金を使いすぎてカードの引き落としに悩むのは幸せではありませんが。
以上、大学生に貯金が必要ない理由でした。
学生のうちに1000円でも多く使っておくことをおすすめします。自分自身の将来のためにも。
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