社会人になったとたん、親から「生活費として家にお金を入れる」よう指示されることがあります。
家賃と食費、水道光熱費をあわせて毎月8万円を入れなさい、といった感じです。
ここで多くの新社会人が疑問に感じるのは、
「提示された金額は妥当なのか?」
ということです。
なぜなら、社会人が実家に入れる額の相場がわからないからです。
なかには「そんなにお金を払いたくない」と納得できない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、
- 社会人は家に毎月何万円入れるのが普通か
- 払うのが嫌だったらどうすれば良いのか
など、「実家暮らしの社会人が毎月家におさめるお金(生活費)」について書きました。
ぜひ参考にしてみてください。
実家暮らしの社会人は毎月何万円を家に入れるのが普通?
社会人になった子どもに支払うよう親が指示する額は、家庭によって異なります。
正社員とアルバイトでは収入が違っており、それぞれ収入に応じた額を要求されることもあるでしょう。
実家に毎月おさめる金額はさまざまで、0円〜10万円など、人によってさまざまです。
親の考え方しだいであり、あなたにとって要求額は、運しだいだといえます。
毎月5万円は高いのか安いのか
たとえば、親から生活費として「毎月5万円」を家に入れるよう指示されたとします。
この5万円のなかに、
- 家賃
- 食費
- 水道光熱費
がすべて含まれているとしたら、5万円で済むのは「ラッキー」です。
アパートを貸して一人暮らしをするとしたら、家賃だけでも4〜6万円ほどかかるのが一般的です(地域差はある)。
食費はだいたい月1〜2万円はかかりますし、水道光熱費も月に1万円弱ほど生じます。
さらに実家に住んでいることで、食事の準備をしてもらえたり、洗濯をしてもらえたりするなど、一人暮らしにくらべて家事負担が軽くなります。
これらを踏まえて考えれば、月5万円はバーゲン価格でしかありません。
毎月6万円、7万円だとしても相応の金額だといえます。
毎月10万円を請求されたら?
世の中には、子どもに「毎月10万円」を家におさめるよう迫る親もいます。
10万円が相場より高いのは確実です。
このように高額な負担を求めてくる親というのは、たいていあなたに「一人暮らしをして欲しい」と考えています。
あなたのことを嫌っているのか、自立して立派な社会人になってほしいからなのか、一人暮らしをさせたい理由はわかりません。
ただ、生活費として親から法外な金額を請求されたら、「一人暮らし」を考えてみるのも悪くないのではないでしょうか。
家にお金を入れるのが嫌だとしたら
親に月5万円をおさめるようにいわれ、反発し、一人暮らしをはじめた友人の話をご紹介します。
結末から書くと、彼は1ヶ月で一人暮らしをやめて実家に戻りました。
なぜなら、一人暮らしがしんどかったからです。
食事の準備、食器洗い、洗濯、部屋の掃除、ゴミ出し、思っていたより高い電気代や水道代などに嫌気がさし、実家に戻ったといいます。
以降、毎月5万円をおとなしく払っているそうです。
この話を聞いたとき、友人のことを「ダサい」と思いました。
口に出して「ダセぇ」とも伝えました。
親に反発して一人暮らしをはじめたものの、社会の厳しさや現実を知り、とんぼ返りをするだなんて、ダサすぎます。
引越し費用がムダになりますし、買いそろえた家電も不要になります。
したがって、親から提示された額に不満があるとしても、勢いに任せて一人暮らしをしないほうが良いかもしれません。
家事をしなくて済むのは相当ラクです。
家賃、食費、水道光熱費に家事代行サービス費用も加えたら、月10万円でも妥当な額だといえます。
まとめ
社会人が家に入れる金額についてお伝えしてきました。
もっとも重要なのは「他人とくらべても意味がない」という認識を持つことです。
なぜなら、あなたの親が提示してきた額が絶対だからです。
なんらかの根拠や意図があって、親はその金額をあなたにたいして請求しているはずです。
学生時代、友人のお小遣いが多かったとしても、それは「仕方のないこと」だと割り切って考えていませんでしたか?
それぞれの家庭には、それぞれの経済的事情や教育方針があります。
お小遣いの額も違っていれば、家におさめるよう請求する額も違っています。
これもまた「他人とは違っても仕方ない」と割り切って考えるしかありません。
あなたが選択できるのは、
- 条件を受け入れて支払う
- 拒否して家を出る
このいずれかです。
最終的な決定を下すのはあなた自身です。
以上、実家暮らしの社会人が毎月家におさめるお金(生活費)についてでした。
結論。他人とくらべても意味がない。条件に従うか、拒否するか、それだけ。月8万円以下なら妥当な額だといえる。諸々コミコミで5万円以下ならバーゲンプライス。
お金は貴重です。
そしてお金は「なにに使うか」が重要です。
ところで、貯金はいまどれくらいありますか?