エレガンスってなんだと思いますか?
上品なこと?優雅であること?
それともお金持ちであること?
この記事では『エレガンスの条件』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『エレガンスの条件』の感想
「年を重ねるごとに美しい女性になるにはどうしたらいいのか」を、美のスペシャリスト9名が語る。
それが『エレガンスの条件』に書かれた内容です。
私は20代の男なので、1ページ目をめくった段階で、選ぶ本をまちがえたことを知りました。
本書の内容をどれだけ熱心に実践したところで、「美しい女性」になれる見込みはありません。
内面を磨くこと
とはいえ、読んでいて参考になる箇所が多々ありました。
たとえば、「エレガンスになるためには内面が大切」だと語っている人が複数人いたんですね。
上品さや優雅さは見た目だけの問題だと思っていたのですが、どうやら内面が充実していなければエレガンスにはなれないのだとか。
そのために好奇心と向上心を持って学び、教養を手に入れるべきだと書かれていました。
性染色体XYをもつ私はもちろんのこと、たとえ性染色体がXXであっても、とてつもないバカだとエレガンスにはなれない模様です。
姿勢よく過ごすこと
良い姿勢がエレガンスの必須条件だと語る人もいました。
背筋がピシッとしている女性はそれだけで自信に満ち溢れているように感じられて、なんだか魅力的です。
私の知り合いには猫背の女性がいて、たしかに彼女は優雅には見えません。
優雅というともっとこう、ソファにドカッと座って、ふんぞりかえっているイメージです。
ただし、あまりに姿勢を意識すると、「自分を大きく見せようとしている」ようにも感じられてしまいますよね。
それはそれで、エレガンスではないのだとか。
エレガンスって難しいですね。
共通していたこと
たかの友梨氏など、美のスペシャリスト9名が「エレガンスとはなんぞや」というテーマについて語っています。
当然ながら9名がそれぞれの考えを持っているのですが、共通していたのは「エレガンスを明確に捉えている」ということでした。
つまり「エレガンスとはなんですか?」という質問にたいして、みなさん明確に答えているんですね。
自分なりのエレガンスを持て
これはとても大事なことだと思います。
もしあなたが女性で、「エレガンスな女になりたい」と思っているとしたら、自分のなかに具体的な「エレガンスとは」という指針を持たなければなりません。
でなければ、どんな方向に向かって努力したらいいのかわかないので。
知性を磨くのかファッションセンスを磨くのか、それともお金持ちになるのか。
単に「エレガンスになる」ではあまりに漠然としていて、目指しようがないといえます。
そうした意味では、本書を読んで「エレガンスとはなんぞや」を知ることが、最初の一歩にふさわしいのだと思います。
まとめ
ミュージシャンのGACKTが『GACKTの勝ち方』という本のなかで、「優雅に生きることが目標」だと述べていました。
そこで、優雅=エレガンスとはなんだろうと思い手にとったのが本書です。
まさか「年を重ねても美しい女性であるための秘訣」が書かれているとは知りませんでしたが、男の私にとっても有意義な内容でした。
目下、背筋を伸ばして勉学に励み、エレガンスな大人になれるよう努力しているところです。
「ナチュラルさがエレガンスの象徴」だと述べている人もいたので、コナン君みたいな寝癖を直すのは、しばらくやめることにしました。
- 作者: 中村江里子,山咲千里,フランソワーズモレシャン,朝吹登水子,伊藤緋紗子,たかの友梨,草刈民代,池田理代子,市川染五郎
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2004/07
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以上、『エレガンスの条件』を読んだ感想でした。