『なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか?』の要約と感想

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

f:id:MORIKO:20200201135456p:plain

ミステリー作家アガサ・クリスティは、お風呂に入りながらリンゴを食べた。

芸術家サルバドール・ダリは、死を強烈に意識してから食事をしていた。

 

「どうして?」と興味がわいたあなたは、きっと本書を楽しめます。

 

この記事では、濱栄一著『なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか?』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか?』の要約と感想

f:id:MORIKO:20200201141312p:plain

まずは本書の要約から。

成功者たちは一見すると「フシギな習慣」を持っていることが多い。

ライバルの成功を心から願う。真っ白のサテンのパジャマで寝るなど。

 

だが、こうした「ただのゲン担ぎ」にも思える習慣が、じつは医科学的に正しい成功法則だった。

 

そんな内容です。

著者があらゆる学者や研究者の意見を引用しながら、彼/彼女らの正しさを証明していく、というのがおもな流れです。

  • ココ・シャネル
  • ビル・ゲイツ
  • タイガー・ウッズ
  • ブルース・リー
  • サルバドール・ダリ
  • クリスチャン・ディオール
  • ガンジー 
  • エジソン
  • ヘミングウェイ
  • マドンナ
  • 他多数

気になる人物はいますか?

 

「こじつけ?」いや、面白い

f:id:MORIKO:20200201135743p:plain

私の感想は、2段階にわかれます。

 

まず読み始めた当初は「こじつけじゃないか」と思っていました。

たとえばココ・シャネルが真っ白なサテンのパジャマで寝ていたことについて、シルクは快適で、白は「呼吸を楽にする」効果がある。

だから質の高い睡眠が取れていた……みたいな。

 

なんだか強引な感じがしました。

「チョコを食べまくる」という私の習慣にも、立派な解説をつけてもらえそうです。

 

「医科学的に正しい成功法則」が参考になる

f:id:MORIKO:20200201140215p:plain

ただ、読み進めていくうちにだんだん面白くなってくるんですね。

先のシャネルの例でも、

  • シルクが快適なこと
  • 白が呼吸をラクにすること

こうした知識が得られます。

 

成功者たちのエピソードをきっかけにして、(医科学的に正しい)成功法則へと展開していく。

この成功法則が参考になると感じました。

 

アイディアが出ないときには立って執筆していたヘミングウェイ(さっそく真似してブログを書いてみた)。

血管をいっさい圧迫しない服を着ていたエジソン(締めつけが少ない下着を買った)。

 

本書を読めば、「そんな方法もあるのか」と知り、これまでの習慣を変えるきっかけが得られるかもしれません。

 

 

ガンジーの習慣は謎

どうしても腑に落ちない習慣を持っていた人物がいます。

ガンジーです。

 

f:id:MORIKO:20200201140503p:plain

ガンジーはとにかく勤勉で、歯を磨きながら「この時間も勉強にあてよう!」とひらめき、歯を磨きながら学ぶことを習慣にしていたそうです。

ここまでは立派なエピソードですね。

 

問題は歯磨きに費やす時間にあります。

なんと15分。毎朝15分間歯磨きをしていて、「この時間を勉強にも活用しよう」と思い立ったのだとか。

 

いや、15分は磨き過ぎです。

私なら歯磨きを3分で終わりにして、残り12分で集中して学びます。

 

なぜ15分も歯を磨いていたのか(口臭を気にしていた?)。

なぜ15分間の歯磨きタイムが長すぎるとは思わなかったのか。

もしかしすると、ガンジーはいわゆる"天然"だったのかもしれません。

(天然かどうかはともかく、虫歯がなかったことは確実です) 

 

まとめ

f:id:MORIKO:20200201140837p:plain

大事なのは、成功者たちの習慣を知って満足することではなく、実際に試してみること

著者はそう述べています。

 

その通りですね。

「なんだそりゃ」と一蹴するのではなく、実際に白いシルクのパジャマを買ってみる。

湯船でリンゴを食べてみる。歯磨きしながら勉強してみる、など。

実践してこそ意義がありそうです。

 

ストレス解消法、集中する方法、舌の正しい位置などいろんな知識が得られて、おトクな1冊でした。

 

以上、濱栄一著『なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか?』の要約と感想でした。