図書館を利用していますか?
本を無料で借りられるのが図書館の魅力です。
いっぽう、図書館で本を借りる行為には2つのリスクが潜んでいます。
この記事では、
- 嫌な気持ちになるリスク
- 視野が狭くなるリスク
など、「図書館で本を借りるリスクと対処法」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
図書館で本を借りるリスクと対処法
本にはお金を使わない。
だから書店には行かないし、Amazonで電子書籍を買うこともない。
その代わりに図書館を使い倒してタダで本を読みまくっている。
こんな行為には、見たくないものを見、見たいものを見れないリスクが存在します。
1. 見たくないものを見るリスク
図書館で貸し出している本は、これまで不特定多数の人の手に渡っています。
ゆえに、新品で買った本のようにきれいな状態ではありません。
- シミがついている
- 虫が挟まっている
- 縮れた毛が挟まっている
といった、「見たくないもの」が視界に飛び込んでくる恐れがあります。
これが図書館で本を借りるひとつ目のリスクです。
紙に押しつぶされた虫の死骸や、どこの誰のものだかわからない縮毛を見たいと思いますか?
見ずに過ごせるなら、見ないほうがいいはず。
本に集中して油断しているところへ、コイツらは不意に襲いかかってきます。
タチが悪いのです。
回避策:手垢のついた本は避ける
潰れた虫や縮れた毛を避けるためには、
- 最近貸し出し始めた本
- 誰も読んでいなさそうな本
を借りるのがおすすめです。
これまでに読んだ人の数が少ないほど、汚れているリスクは低いといえます。
目安は、手垢がついているかどうか。
背表紙の反対側が手垢で変色していたら、その本は大勢に読まれたことを意味しています。
したがって、汚いものに遭遇するリスクが高いということです。
ハイリスクですのでご注意ください。
嫌な気分になるリスクを避けるには、借りないのがベターでしょう。
2. 選択肢が狭まるリスク
図書館の便利さに気づいてしまうと、図書館ばかりを利用し、本を買わなくなることがあります。
新刊も図書館ですぐ貸し出されるし、書店でお金を払って買うのは惜しい、と。
するとどうなるか。
「本を買う」という発想が消え失せ、「本はタダで借りてタダで読むもの」という思考回路になります。
結果として図書館にある本だけでその人物の読書体験は完結。
つまり、図書館という狭い世界で満足してしまうわけです。
これが二つ目のリスクです。
図書館に導入されなかった本が、選択肢として挙がらない。
膨大な数の本を「読むかどうか」を判断しないまま、自動的に読まないリストに追加されてしまう。
図書館に依存しすぎると、このように、貴重な本との出会いを失うリスクが生じます。
外食をうどん屋に限定していたら、新しい料理に出会うチャンスが減る。天津飯に出会えず、自分の大好物が天津飯だと知らずに人生を終える恐れあり、みたいな。
図書館の「無料」につられて選択肢を狭めてしまうのは、もったいないと思いませんか?
回避策:お金を払って買う習慣は捨てない
選択肢を狭めないために、書店でも本を買うことをおすすめします。
書店で気になる本を見つけたら、スマホで蔵書検索サービスを使い、図書館で借りられるかどうかをチェックしても良いでしょう。
ただし、蔵書ナシだとわかったらあきらめるのではなく、お金を払って買うこと。
それが、読書の幅を狭めないための、ひいては人生の可能性を狭めないための対抗手段です。
「本はタダで読むもの」という考えが染みついてしまったら、読書体験が、図書館のなかだけで完結してしまいます。
図書館にばかり行っていた人が書店に行くと、その本の多さに驚くはず。
世の中にはこんなにたくさんの新刊が出ていたのか、と。
図書館と書店を両方活用し、低コストで、幅広く読書を楽しむのが良いのではないでしょうか。
まとめ
図書館で本を借りるリスクをご紹介してきました。
図書館が持つ負の側面にも目を向け、デメリットを把握し、賢く利用したいものです。
図書館が抱えている蔵書など、出版されている本のひとり握りに過ぎません。
「これがこの世にある本のすべてだ」みたいな錯覚に陥ってしまうのは損です。
どうしても読みたい本ではなく、「今週はこれでいいや」というように中途半端な本で妥協し、時間を捨てることになるからです。
- 見たくないものを見るリスク
- 選択肢が狭まるリスク
図書館に依存し過ぎないようご注意ください。
以上、図書館で本を借りるリスクでした。
結論。図書館だけに偏るべからず。買うと借りるはバランスが大事。
世の中には、図書館では借りられないこんな本も存在します。著者は私です。
こちらノーリスクハイリターンとなっておりますので、興味とお時間と勇気があればぜひ。