たいていのプールには監視員(ライフガード)が配備されています。
では、監視員がいないプールというのは存在するのでしょうか?
この記事では、
- プール監視員の配備義務はあるか
- 監視員がいるメリット、いないメリット
など、「監視員がいないプールも存在するのか」についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
監視員がいないプールも存在するのか
監視員がいないプールは存在します。
なぜなら、プール運営側に監視員を配備する義務はないからです。
省庁からプール管理者へむけて「監視員配備の要請」は出されていますが、あくまでも要請であって、法的義務ではありません。
したがってプール側は、人件費カットなどを理由に監視員を配備しなくても問題ないわけです。
とはいえ、たいていのプールには事故防止のため監視員が配備されています。
ただしホテルに設けられているプール(あるいは貸切プール)など、監視員が不在のプールも世の中には存在します。
泳ぎに自信がない人
泳ぎ方に自信がない人にとって、監視員は「いないほうがいい」のかもしれません。
なぜなら、下手クソな泳ぎを見られるのが恥ずかしいからです。
監視員として仕事をしているということは、それなりの水泳スキルを有しているということです。
そんな水泳のプロに見られながら不格好なクロールで泳ぐのは、なかなかの屈辱です。
「内心では下手クソだってバカにしてるんだろうな」などと勘繰ってしまうと、泳いでいてまったく楽しくありません。
一刻もはやく帰りたくなるだけです。
平日の市民プールなど、利用者が少なく、場合によっては「貸し切り状態」に近いことがあります。
4人の監視スタッフに見られながら不格好な泳ぎを披露するのは苦痛でしかなく、「監視員どっか行ってくれないかな」とただ願うばかりでしょう。
いっそ、監視員などいないほうがマシです。
とはいえ、大々的に「うちのプールには監視員がいませんよ」と宣伝しているプールはありません。
自慢するようなことではないからです。
子どもをプールで遊ばせる親
いっぽうで、子どもをプールで遊ばせる親にとってみれば、プールサイドの監視員は欠かせません。
なぜなら、身長が低い子どもはプール内で溺れてしまう恐れがあるからです。
保護者がプールに同伴するにしても、子どもたちだけで行かせるにしても、監視員が配備されているプールのほうが、安心して子どもを遊ばせることができるでしょう。
監視員がいるかどうか不安であれば、プール管理者へ電話で問い合わせることをおすすめします。
ただし、監視員がいるとしても「プールサイドではなく監視所内にいる」ケースもありますので、必ず「プールサイドに監視員はいるか」と聞くようにしてください。
プールサイドに配備されていなければ、万が一のときに監視員が子どもを助けることはできないでしょう。
まとめ
監視員がいないプールについてお伝えしてきました。
ほとんどのプールには監視員が配備されています。
管理しているプールで事故を起こして、運営側が責任追及されるのを避けるためです。
監視員がいないプールというのは「常識的にありえない」ため、監視員不在で溺死事故でも起こしたら大問題になるでしょう。
くわえて死亡事故が起こったプールは利用者が減ってしまう。
したがって、監視員を配備し、事故を防ぐように努めています。
泳ぎに自信がない人にとっては迷惑な話ですが、子どもがいる保護者にとってはありがたい(というか当然の)話です。
以上、監視員がいないプールも存在するのか、でした。
結論。プール側に監視員の配備義務はない。だから、監視員がいないプールも存在する。たとえば空気を入れて膨らませる家庭用ビニールプールには、監視員がいなくても構わない。