漫画『闇金ウシジマくん』をベースに、堀江貴文がお金について語っているのが本書です。
世の中は奪い合いだといいます。
お金も例外ではありません。
「カネを奪われる側」に回りたくない方に本書はおすすめです。
この記事では、堀江貴文著『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』の要約と感想
まずは本書の要約から。
カネのトラブル、人間関係の軋轢、会社内の政治や足の引っ張り合い、洗脳犯罪などについて知れるのが、漫画『闇金ウシジマくん』である。
『闇金ウシジマくん』の愛読者であるホリエモンが、漫画の登場キャラクターやストーリーを引用しつつ、「奪われる人間」について考察。
どうすれば奪われる側から奪う側へ回れるのかを解説する。
以上がおもな内容です。
弱肉強食のこの世界を強く生き抜きたい方(損をしたくない方)に本書はおすすめです。
カモにされやすい人物の思考や特徴を知ることができます。
原作を読んでいない人はネタバレ注意
本書では、原作マンガのネタバレとなるような記述や引用が少なくありません。
『闇金ウシジマくん』を読んだことがない方は、本書を読む前に原作を読むことをおすすめします。
先に展開を知ってしまったら、マンガを読んだときの楽しさが減少してしまうでしょう。
もちろん『闇金ウシジマくん』を読むつもりがない方は、原作を飛ばして本書を読んでしまって大丈夫です。
原作を知らなくても本書は楽しめます。
ホリエモンが持論を展開しているのであって、けっして『闇金ウシジマくん』について解説しているわけではありません。
マンガにはこういう人物が登場する。これは〜の典型だ、といった形で原作は紹介されています。
人生はカネじゃない
本書のメインテーマは「カネ」ですが、著者は「人生はカネじゃない」と述べています。
カネに執着せずに、やりたいことのために生きるべきだといいます。
これは、ホリエモンがあらゆる著書で再三にわたって主張している内容です。
カネの本質を信用だと考えている著者は、信用を得るためにはどうすれば良いかを解説していました。
信用を得る方法は、そのまま「カネを得る方法」になる。
著者自身は、贅沢をするためではなく、やりたいことをやるためにカネを稼いでいるといいます。
あくまでもカネは手段であって、目的ではないということです。
とはいえ、ホリエモンはカネを否定しているわけではありません。
仕事や人生の悩みには本質的にカネが関わっているとし、その重要性を認めています。
まとめ
『闇金ウシジマくん』をベースに、「カネ」にたいするホリエモンの考えを知ることができます。
著者の本のなかでも本書は内容が濃く、説明が丁寧でした。
暴走したヤツに殺されないよう危機管理をしていること(一人で出歩かないなど)、親を信用してはならないこと、講演会などのライブ体験をありがたがる薄っぺらさについてなど、カネの問題以外についても持論が展開されています。
ホリエモンの考えを知りたい方、『闇金ウシジマくん』を読んだことのある方に本書はおすすめです。
※こちらは文庫版へのリンク。文庫本のほうが単行本よりも安い。
以上、堀江貴文著『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』の要約と感想でした。
結論。カネは奪うか奪われるか。奪う側に回りたいなら、奪われる側の思考から脱する必要がある。本書にそれが書かれている。
『闇金ウシジマくん』を未読の方は、こちらからどうぞ。
社会の闇を知れるマンガです。