夏に裸足でサンダルを履いていませんか?
「素足にサンダル」で水虫になるリスクがあることは、知っておいたほうがいいかもしれません。
この記事では、
- なぜ水虫になるリスクがあるのか
- どうすれば水虫を予防できるか
など、「裸足でサンダルを履くと水虫になるリスクがある件」についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
裸足でサンダルを履くと水虫になるリスクあり
水虫というのは、足の皮膚に白癬菌(はくせんきん)というカビが付着して起こる感染症です。
なぜ裸足でサンダルを履くのが危ないかというと、水虫の原因となる白癬菌が、地面など自然界にごく普通に存在している菌だからです。
素足にサンダルを履いて外を歩くと、足に白癬菌がつく恐れがあります。
皮膚についた白癬菌が表皮から真皮に達することで、水虫が発症します。
水虫というのは、なかなか治らず、他人にうつりやすい厄介な病気です。
水虫のおもな症状
水虫のおもな症状は以下のとおりです。
- 指と指の間がジュクジュクして痒くなる
- かかとの皮膚が厚くなりひび割れる
- 表皮に水泡ができる
- 爪が変色して厚くなる
足の裏にこうした症状が見られたら、水虫に感染している恐れがあります。
水虫のイメージが湧かない方は、検索窓に「水虫」と打ちこんで画像検索をしてみてください。
「ゼッタイ水虫にはなりたくない」と思うはずです。
グロテスクなので。
では、どうすれば水虫を防げるのでしょうか。
対策1. 靴下を履いてサンダルを履く
水虫への感染を防ぐためには、靴下を履いてサンダルを履くのが効果的です。
自然界に存在する白癬菌から、靴下が足を守ってくれるからです。
靴下で足を覆っていれば、皮膚に白癬菌がくっつき、水虫を発症するリスクを抑えられます。
「だけど、靴下を履いて足が蒸れたら水虫になるのでは?」
知識がある方は、このように思うかもしれません。
たしかに湿気は良くないとされていますが、そもそも足に白癬菌がつかなければ、水虫になどならないわけです。
つまり、すでに白癬菌がついている足を靴下で蒸らすのはNGですが、そもそも白癬菌がついていない足であれば、(たとえ中が蒸れても)靴下を履くことには意味がある、ということです。
泥棒が入ってくる前にドアを施錠をするのは効果的だが、泥棒が侵入してきたのを見て施錠したら逆効果。これとおなじ。
対策2. 毎日お風呂に入る
サンダルに靴下という組み合わせに抵抗がある方もいるでしょう。
そんな方には、「体(足)を毎日洗うこと」をおすすめします。
白癬菌が皮膚に定着するまでには24時間〜数日程度かかるからです。
足に白癬菌がついたからといって、1時間後に水虫を発症するわけではありません。
最低でも24時間経たなければ、水虫には感染しないとされています。
ですので、毎日お風呂に入る習慣があれば、水虫にかかるリスクをグッと下げられます。
あるいは素足でサンダルを履いて出かけたとしても、帰宅してすぐ石鹸で足を洗えば、水虫になることはないでしょう。
まとめ
素足にサンダルで水虫にかかるリスクについてお伝えしてきました。
水虫を防ぐ対策としては、
- 靴下を履く
- 毎日入浴する(足を洗う)
この2つが効果的です。
両方行うのがベストですが、「靴下とサンダルの組み合わせはダサい」と感じる方は、後者だけを実施しても問題ありません。
水虫は、周囲にうつりやすく、一度かかるとなかなか治らない厄介な病気です。
しかも、水虫の原因となる白癬菌は、自然界にごく普通に存在しています。
うっかり水虫に感染しないようご注意ください。
以上、裸足でサンダルを履くと水虫になるリスクがある件でした。
結論。靴下を履いてサンダルを履くか、毎日足を洗うこと。さもなくば、足の指がジュクジュクして爪が変色し、ひどい痒みに襲われるだろう。感染を恐れる家族や同居人に避けられるだろう。切ないだろう。
【参考文献】
奈良信雄『みんなある!相談しづらい受診しづらい体のお悩み』辰巳出版、2020年