金額は関係ありません。
どんな少額の支払いであっても、クレジットカードで決済できます。
たとえば100円のコーヒーでも、50円の駄菓子でも、もちろん10円のショッピングでも、クレジットカードで代金を支払えます。
クレジットカードに設けられているのは、下限ではなく、上限です。
ゆえに100円のジュースはクレジット決済できても、高級家具ブランド・カッシーナのキングサイズベッド(378万円)は、決済できないはずです。
クレジット決済において、支払代金の小ささを心配することはありません。
顔のサイズやくしゃみの音とおなじで、クレジット支払いでも、問題になるのは「大きさ」のほうです。
この記事では、
- クレジットカードの下限と上限
- 100円でもクレジット決済すべき理由
など、「たった100円の買い物でもクレジットカードは使えるのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
わずか100円の買い物でもクレジットカードは使えるのか
極端な話、わずか10メートルの移動でもタクシーを使うことはできます。
たった1つのグラスを洗うためだけに食洗機を稼働させることもできます。
これとおなじで、100円や30円といった少額のショッピングだとしても、クレジットカードで支払いを済ませることは可能です。
なぜなら、クレジットカードの利用額に「下限」は存在しないからです。
利用額の下限はないが上限はある
遊園地のアトラクションには、「身長120cm未満の方はご搭乗いただけません」などのルールが設けられていることがあります。
これは安全を確保するためです。
いっぽうでクレジットカードに、「500円以下の買い物にはご利用いただけません」などといったルールはありません。
ですので、100円の買い物でもクレジット決済はできますし、200円、300円といった少額の会計でも、クレジットカードで代金を支払っている人はいます(現金を持たない主義の人など)。
気にすべきは金額の小ささではなく、むしろ大きさのほうです。
というのも、クレジットカードの利用額には、カード会社によって上限が設けられているからです。
1枚のカードにつき、
- 10万円
- 20万円
- 50万円
- 100万円
このような上限が設定されています。
ゆえに、ほんとうに心配すべきは下限ではなく、クレジットカードの利用上限額だといえるでしょう。
上限金額は変えられる
カード会社へ連絡すれば、利用可能額の上限を引き上げたり、引き下げたりできます。
支払いのほとんどをクレジットカードで済ませているなら、上限は50万円、100万円あたりに設定しておくと安心です。
上限に余裕をもたせておくと、限度額をオーバーしてしまい、「このカードは利用できません」と決済不可に陥るリスクを避けられます。
いっぽうでクレジットカードの使いすぎを防ぎたいなら、10万円など、利用可能額の上限をあえて低めにしておくのが無難です。
設定額に達した瞬間からクレジットカードで決済できなくなるため、お金の浪費を"強制的に"ブロックできます。
「クレジットカードを持つとお金を使いすぎそうで怖い」
そんな不安も、上限を設定すればシャットアウトできます。
少額の買い物でもクレジット決済がお得な理由
おトクに買い物をするなら、どんな少額の支払いでも、現金ではなくクレジットカードで支払うべきです。
というのも、クレジット決済をすれば、ほぼすべての支払いでポイントを獲得できるからです。
クレジットカードの種類によってポイント還元率は異なるものの、高還元のカードなら、1.2〜2%、あるいはそれ以上のポイントをゲットできます。
100円のチョコレートを現金で買ってもポイントは貯まりませんが、クレジットカードで支払えばポイントが得られる、ということです。
クレジット決済で貯まったポイントは、
- 家電
- 生活用品
- 遊園地チケット
- ギフトカード(金券)
- Amazonポイント
など、さまざまなものと交換できます。
これこそ、クレジットカードで買い物をするメリットであり、醍醐味でもあるといえるでしょう。
たとえば貯金を始めようと思った場合、強い意思がなければつい散財してしまい、なかなかお金は貯められません。
たいして、何も考えずにただ生活しているだけでコツコツ貯まっていってくれるのが、クレジットカードの利用ポイントです。
いつの間にか増えている体重には落ち込みますが、いつの間にか増えているポイントには、胸が弾みます。
くわえて、年間を通してクレジットカードの利用合計額が増えれば増えるほど、ステージが上がり、ますますポイント還元率がアップします(通常の2倍になったり)。
こうしたRPG(ロールプレイングゲーム)のような要素があるのも、クレジットカードの面白いところです。
たとえ100円の買い物であっても、RPGで雑魚キャラを倒して経験値を積むようなイメージで、「これがレベルアップにつながる」と考えてクレジット決済すると良いでしょう。
年間の利用合計金額が、
- 10万円〜
- 50万円〜
- 100万円〜
- 300万円〜
このような感じで、それぞれのカード会社ごとにステージやクラスを設け、ポイント還元率を変えています。
まとめ
クレジットカードの少額決済についてお伝えしてきました。
100円の買い物でもクレジットカードは使えます。
なんら後ろめたいこともなければ、恥じらいを覚えることもありません。
100円のドリンクやお菓子を、堂々とクレジットカードで決済してやりましょう。
現金とクレジットカード最大の違いは、ポイントが得られるかどうか、です。
せっかくポイントを得られる機会を「現金支払い」でフイにしてしまうのは、もったいないといえます。
たとえるなら、エアコンを使っているのに窓を全開にしている状態とおなじか、それ以上のもったいなさです。
あるいは、千円札でお尻を拭くようなもったいなさです。
うな重を誤って床にぶちまけるもったいなさ、とも表現できるでしょう。
なんにせよ、金額の多寡にかかわらず、支払いはクレジットカードで済ませるのが賢明です。
以上、たった100円の買い物でもクレジットカードは使えるのか、でした。
結論。10円でも、5円の商品でも、クレジットカードで買える。しかも現金と違って、カードを使えばポイントが得られる。だから、何円のショッピングでもクレジット決済一択。
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