高級車レクサスは、高級車ゆえ、盗難被害に遭うリスクが高めです。
しばしば盗まれてはニュースになっています。
窃盗犯の立場で考えてみれば、廃車寸前のポンコツ軽自動車より、カネになる高級車を狙うのは当然だといえます。
ちょうど、ダイヤモンドを奪う強盗がいて、フリスクを要求する強盗がいないのとおなじです。
では、レクサスのオーナーになったとき、愛車が盗まれないようにできることはあるのでしょうか。
この記事では、
- ハンドルロック
- 車両保険
など、「高級車レクサスを盗難被害から守る対策」をわかりやすく解説します。
窃盗犯の金儲けに利用されないよう、ぜひ参考にしてみてください。
高級車レクサスを盗難被害から守る3つの対策
事実、高級車は狙われます。
セクシーな美女が多くの男性から狙われるようなものです。
というのも、車両価格1,000万円近い高級車を盗んで売りさばけば、カネになるからです。
カネになるなら高級腕時計でも宝飾品でもいいわけですが、これらは家のなかで保管されていて、簡単に手出しできません。
つまり、盗み出すハードルが高めです。
鍵を破って侵入し、どこに金品が保管してあるのか探し出さなければなりません。
それにたいして高級車はどうでしょう。
屋外にわかりやすくドーンと止めてある1,000万円近い高級車というのは、この上ない格好の強奪ターゲットです。
ひとまず、レクサスが窃盗犯から目をつけられる事情はそんなところです。
ちなみに、盗まれた自動車はすぐバラバラに解体され、部品としてタイやベトナム、中東へ輸出されてしまいます。
盗られたら最後、まずもとの状態で回収することはできません。
たとえるなら連続バラバラ殺人事件の犯人に誘拐されるようなもので、絶望的状況だといえるでしょう。
ではここから本題です。
盗難防止グッズを使えば、被害を避けることができるのでしょうか。
答えはイエスです。
対策1. ハンドルロック
ハンドルロックとは、ハンドル(ステアリング)を固定し、操作できないようにする盗難防止器具のことをいいます。
イメージとしては、自転車のタイヤにつける鍵のようなものです。
ロックがかかっているタイヤは回らないので、誰かが勝手に乗り去るのを阻止できます。
ハンドルロックもおなじで、ステアリングを固定し、エンジンをかけても左右へ動かなくします。
ハンドルロックを解除しない限り、車は直進しかできません。
よって、リレーアタックやドアロックのこじ開けによる盗難を防げます。
窃盗犯はたいてい、レクサスのエンジンをかけ、運転して盗んでいきます。
アジトまでロープで引きずったり、担いで持ち運んだりはしません。
したがって、運転を阻止できるハンドルロックは、盗難防止にかなり有効だといえます。
窓の外から見れば器具がついていることは一目でわかるので、犯罪の抑止力にもなります。
ちょうど、「セコム」のステッカーが泥棒を追い払うようなものです。
ただし、ハンドルロックいう名称の商品ならどれでも良い、というわけではありません。
1,000円の腕時計がすぐ壊れるように、粗雑なハンドルロックは、パイプカッターで容易く切断されてしまいます。
事実、ハンドルロックをしていたにもかかわらず、切断され愛車を盗まれてしまったレクサスオーナーもいるくらいです。
こうしたことから、安物は避けておいたほうが良さそうです。
数千円のハンドルロックをケチって1,000万円のレクサスを盗まれていては洒落になりません。
対策2. リレーアタック防止キーケース
「リレーアタック」と呼ばれる窃盗の手法をご存知ですか?
まず、オーナーのスマートキーから出ている微弱な電波を、特殊な機器を使ってキャッチします。
そしたら電波を増幅させて仲間へ送り、クルマのロックを解除、そのままエンジンをかけて走り去る、という手口です(そしてバラバラになって海外へ)。
たとえば、ポルシェ911をコインパーキングに止めて買い物を済ませ、戻ったら車がなかった、といった盗難事件が起こっています。
オーナーの後をつけていったAがスマートキーの電波をキャッチ、増幅させてポルシェの近くにいるBに送り……あとは先述の通りです。
こうして犯人がスマートキーから出ている電波をリレーして車両を盗むことから、リレーアタックと呼ばれています。
自宅に駐車していたレクサスが、やはりリレーアタックによって盗まれるケースもあります。
ですので、メインで使っている電子キーだけでなく、スペアキーにも対策を施さなければ安心できません。
どうすれば良いかといえば、リレーアタックを防ぐ専用のキーケースに電子キーを入れておくこと、です。
これがキーから発されている電波を完全に遮断してくれるおかげで、電波が外に漏れません。
電波を拾えなければそもそもリレーもできないので、リレーアタックを防止できる、というわけです。
たとえるなら、伝言ゲームで先頭の人の口を手でふさぎ、2人目以降へメッセージが伝わらないよう妨害するようなものです。
電子キーはかならず専用ケースに入れて保管ないし携帯しましょう。
ただし、電波を完全にシャットアウトしてしまうので、車のロック・解除時にはその都度ケースから出さなければなりません。
ケースへ入れたままにしておくと「キーが見つかりません」といって車が反応してくれないからです。
慣れてしまえば何てことないものの、導入した最初のうちは面倒に感じるかもしれません。
対策3. 車両保険に加入
どれほど完璧に思える対策をしていても、盗まれるときには盗まれます。
防犯上有利とされているシャッター付きのガレージに止めておいても、シャッターをこじ開けてレクサスを盗むような猛者が相手です。
どんな強引な、どんな乱暴な手段を使ってくるかわかりません。
だからこそ、万が一を想定して車両保険へ加入しておくことをおすすめします。
たとえば、新車でレクサスLX(1,000万円超)を購入し、納車後わずか10日で盗まれた千葉のオーナーがいます。
車両保険に入っていなかったため、損失はすべてこの人物の「自己負担」となりました。
横浜市でもおなじくレクサスLXが、
- シャッターを破壊され
- 防犯カメラを塗料スプレーで塗られ
- イモビライザーを解除され
- GPSを解除され
いわばとことん処理した上で盗まれています。
この事件からわかる通り、プロの窃盗団には抜け目がありません(しかも盗難方法は共有されるので、全国でおなじ車種が狙われやすい)。
車両保険に入っていれば、もし盗難被害に遭っても、一定額を保険金として受け取ることができます。
つまり、泣き寝入りせずに済みます。
プロの窃盗団は、私たちの想定を超える「まさかそこまでするとは」レベルの手段で盗んでいきます。
盗まれないための対策はもちろん必須ですが、それに加えて、盗まれたケースにも備えておくのが賢明です。
車両保険への加入、それが高級車オーナーの宿命だといえるでしょう。
まとめ
レクサスに向けられる眼差しは、「いいなぁ」や「かっこいいな」などの羨望が100%ではありません。
もっと邪な、「あれ盗んだら高く売れるだろうな」といった悪い成分も含まれています。
せっかく買ったレクサスを盗まれ、バラバラに解体され、挙げ句の果てに部品として海外へ輸出されないためには、
- ハンドルロック
- リレーアタック防止キーケース
- 車両保険
これらの対策が有効です。
車両保険に関しては、未然に防ぐというより、「絶望しているときの救い」として機能してくれます。
1,000万円の高級腕時計、1,000万円のダイヤモンドは自宅内に保管しておけれますが、1,000万円のレクサスは、ガレージにドンです。
つまり、高額資産にしては不用心にならざるを得ないわけです。
であれば、それなりの対策を講じるのが得策でしょう。
ハンドルロックも特殊キーケースも使わず、愛車を車両保険にも入れていないレクサスオーナーが、朝までぐっすり眠れるはずがありません。
以上、高級車LEXUSを盗難被害から守る3つの対策でした。
【結論】信頼できるメーカーのハンドルロックを装着。電子キーは専用ケースへ入れる。ついでにレクサスを車両保険に入れる。高額資産は金庫か保険に入れておくべき。レクサスはお金で買えた。安心もお金で買える。
ネット通販サイトAmazonでは、こちらのハンドルロックが高級車オーナーに売れています。
リレーアタック防止キーケースは、その品質やデザイン性からこちらの商品が評価されています。
2枚セットなので、メインとスペアキー両方を入れておけれるのが便利です。
車両保険に関して、当サイトにはこんな記事があります。