メルセデス・ベンツAクラスが「ダサいしょぼい」と評される理由

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

メルセデス・ベンツのエントリーモデルとして存在するのが、Aクラスです。

いわば「もっとも安いベンツ」であり、エグゼクティブではない一般市民でも手を出しやすいのがAクラスの魅力だといえます。

 

がしかし、Aクラスに乗っているからといって、SクラスやGクラスとおなじように羨望の眼差しを向けられるわけではありません。

お金持ちだと畏敬されることもなければ、道を譲ってもらえるわけでもありません。

 

なぜならAクラスにたいしては、

  • ダサい
  • しょぼい
  • 安っぽい
  • 貧乏くさい

こうしたネガティブな声が少なくないからです。

お世辞にもイメージが良いとはいえないでしょう。

 

おなじメルセデス・ベンツなのになぜ、Aクラスだけが舐められやすいのでしょうか。

CクラスやEクラスといったい何が違うのでしょう。

 

この記事では、

  • 高級ブランドの価値
  • 値段が下がるほど売れない?
  • Gクラスに販売台数で破れる

など、「メルセデス・ベンツAクラスの評価が芳しくない理由」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

メルセデス・ベンツAクラスのイメージが悪い理由

メルセデス・ベンツAクラスにたいする世間の声は以下のとおりです。

  • ダサい
  • しょぼい
  • 安っぽい
  • 貧乏くさい

これらの批判を見て「Aクラスすら買えない人間の僻みでは?」と思った方もいるはずです。

 

事実、上のようなマイナス評価には嫉妬心も混ざっていることでしょう。

たとえるなら、レクサスを見た庶民が「レクサスなんてのはトヨタ車にLのマークをつけて100万円上乗せしてるだけだ」と小バカにし、買えない自分を正当化するようなものです。

 

ただし、僻みや妬みの感情がすべてではありません。

その証拠に、メルセデス・ベンツのCクラスやSクラス、Gクラス、GLCやGLEに乗っているオーナーからもAクラスは軽く見られます

 

メルセデス・ベンツを買えない人間から嗤われ、メルセデス・ベンツのオーナーからバカにされる……維持費が高いわりに誰にも自慢できない損な自動車、それがAクラスです。

 

Cクラス以上のモデルにくらべてAクラスの内装や装備が"しょぼい"のは確かですが、それでも国産コンパクトカーには負けていません。

では、なぜこれほどまでにAクラスは見下されるのでしょう。

 

高級ブランドの「安い商品」には価値がない?

経済学では、一般に商品(財)を値下げするほど販売数が伸びるとされています。

 

たとえばスーパーで玉ねぎが1個120円で売られているとしましょう。

この玉ねぎを150円に値上げすれば売れ行きは鈍り、反対に70円のセール特価で売り出せば、販売数は伸びるのが普通です。

 

もちろん玉ねぎに限った話ではなく、歯磨き粉、ダンベル、掃除機、掛け布団、トイレットペーパーなど、身の回りのあらゆる商品に当てはまります。

がしかし、世の中にはセオリーに反して「値下げするほど売れなくなるもの」も存在します。

 

それが高級ブランド品です。

たとえば高級ブランドLOUIS VUITTONのバッグや腕時計、洋服は、値段が高いからこそ価値があります

 

もしLOUIS VUITTONの商品がどれも5,000円以下で購入できたら、人々は見向きもしなくなるでしょう。

 

メルセデス・ベンツもおなじです。

メルセデス・ベンツは「高級自動車メーカー」として世間に認知されています。

だから、もっとも安いAクラスは、定価3,000円のヴィトンの財布みたいなもので、人々がその価値を認めません(もちろん3,000円のヴィトンの財布は存在しない)。

 

たとえばあなたの友人が「定価5,000円のヴィトンのバッグ」を持っていると想像してください。

 

「安いとはいえあの高級なルイ・ヴィトンの商品だよね。すごいなぁ」と羨ましく思うでしょうか。

それとも、「そんな安い商品は本物のヴィトンじゃない。それでヴィトン、ヴィトンって調子に乗られちゃ困るよ」と反発したくなるでしょうか。

 

ほとんどの方は定価5,000円のLOUIS VUITTONを「認めたくない」と感じるはずです。

メルセデス・ベンツのAクラスもおなじだとお考えください。

 

高級ブランドは高いからこそ価値があるのであって、高級ブランドの廉価モデルにはほとんど価値がありません。

  • ダサい
  • しょぼい
  • 安っぽい
  • 貧乏くさい

このように嘲笑されたくない方は、Aクラスではなく、Cクラス以上を検討するのが良いでしょう。

 

Cクラス以上の購入が予算的に厳しい場合には、Aクラスに戻るのではなく、国産車を買ったほうが無難です。

どうしても輸入車に乗りたい方は、プジョー208、VWポロ、FIAT500など、「高級自動車メーカー」として認知されていないブランドから選ぶのがおすすめです。

 

Aクラス同様に、BMW 1シリーズ、AUDI A1、レクサスUXあたりも避けたほうが良いでしょう。

まるで「高級リゾートホテルのもっとも安い客室に泊まって自慢する客」みたいなもので、タチの悪い"見栄っ張り"として、周囲の反感や失笑を買う恐れがあります。

 

Gクラスに販売台数で破れるAクラス

高級ブランドは値段が高いほど価値がある、売れる

とご紹介しました。

 

その証拠を具体的な数字で示します。

以下は、JAIAが公表した2021年度の「車種別輸入車・新車登録台数」ランキングです。

  1. BMWミニ MINI 1万7,849台
  2. VW ゴルフ 8,947台
  3. BMW 3シリーズ 7,849台
  4. ボルボ 60シリーズ 7,413台
  5. VW Tロック 7,240台
  6. VW Tクロス 7,160台
  7. VW ポロ 6,981台
  8. ボルボ 40シリーズ 6,319台
  9. jeep ラングラー 5,313台
  10. メルセデス・ベンツ Gクラス 5,238台
  11. メルセデス・ベンツ Aクラス 5,146台

ご覧のとおり、GクラスがAクラスを販売台数で上回っていることがわかります。

 

「僅差じゃないか」と思ったかもしれませんが、

  • Aクラス 427万円〜
  • Gクラス 1,251万円〜

このように両者の価格には3倍近い差があります。

車両価格は僅差ではありません。

 

ハイエンドモデルのGクラスがエントリーモデルのAクラスを上回っているあたり、「高級ブランドは値段が高いほど価値がある」と人々が認識していることがよくわかるのではないでしょうか。

 

お手頃価格のエアコンやボールペン、カレールーはよく売れても、お手頃価格のメルセデス・ベンツは売れないのです。

 

 

高級ブランドというのは高いほど偉い世界です。

安さは「恥ずかしさ」に直結します(世の中には、親から譲り受けたAクラスに「一番安いベンツだから恥ずかしい」と世間の目を気にしながら乗る男性がいる)。

 

メルセデス・ベンツの下っ端(Aクラス)に乗るくらいなら、トヨタのトップ(ハリアーあたり)に乗ったほうが自慢できることでしょう。

Aクラスでマウントが取れるのは大学生までです。

 

まとめ

メルセデス・ベンツAクラスは、ダサい、しょぼい、安っぽい、貧乏くさい、買う人の意味がわからない、などと揶揄されがちです。

 

だからなのか、Aクラスはさほど売れていません。

事実、1,000万円超のGクラスに販売台数で負けています。

 

さらにドイツの商業経済紙ハンデルスブラットの報道によれば、Aクラス及びBクラスは2025年の生産終了が決まったそうです。

Aクラスは現行型で廃止となり、フルモデルチェンジは行われません。

 

現在、メルセデス・ベンツは「収益性の高い高級車に注力」する方針を打ち出しています。

この方針に従って、さほど売れずたいした利益にもならないコンパクトカー(Aクラス/Bクラス)を廃止して、ムダを省くわけです。

 

Aクラスを買ったとして、今後ますます高級路線を突き進むメルセデスのディーラーを訪れるのは気が引けることでしょう。

 

たとえるなら、軽トラックで高級ホテルに乗りつけるようなものです。

"場違い"な空気を感じるかもしれません。

 

一般市民からはダサい、しょぼい、安っぽい、貧乏くさい、見栄っ張りだと揶揄され、Cクラス以上のオーナーからは「あれはメルセデスではない」と見下され、当のメルセデスからは見捨てられる気の毒な自動車……それがメルセデス・ベンツAクラスです。

 

ベンツに乗って周囲から一目置かれたい方は、Aクラスではなく、最低でもCLAやGLB、できればCクラス以上(欲をいえばEクラス以上)に乗りたいところです。

間違っても"定価3,000円のVOUIS VUITTONの財布"には手を出さないほうが良いでしょう。

 

クルマの下取り・売却で損をしないためのポイント

クルマの下取りや売却で損をしないために大切なのは、一社ではなく、複数の買取業者に査定してもらうことです。

実際、私がコペンローブを売却した際には、業者によって査定額に31万円の差がありました。

 

想定を超える査定額が出たら、

  • グレードを上げる
  • 高価なオプションを付ける

など、つぎのクルマ選びで贅沢ができるかもしれません。

査定=売却確定ではないので、気軽に愛車の価値をチェックしてみてはいかがでしょう。

 

一括査定:電話ラッシュを避けるには?

クルマを1万円でも高く売るなら一括査定がおすすめです。

 

たとえるなら、複数の企業から内定をもらい、条件が良いところに就職を決めるようなものだとお考えください。

比較して選べることに価値があります(安く買い叩かれずに済む)。

 

「一括査定はたくさん電話がかかってくるのでは?」

と不安な方がいるかもしれません。

 

たしかに一括査定に営業電話はつきものですが、イカプラは違います。

複数の買取店とのやり取りをイカプラが行うため、われわれは最高額を出した一社とだけ連絡を取ればOKです。

 

一括査定にありがりな"電話ラッシュ"とは無縁です。

  • 煩わしい電話対応ナシ
  • 比較して最高額で売却

ぜひ一括査定のいいとこ取りをしてみてください。

 

イカプラの無料一括査定はこちらです。

 

車の一括査定なら【イカプラ】

 

カーネクスト:現車確認ナシ

なかには、

「一括査定ではなく、気になる買取業社の査定額だけが知りたい」

という方がいるかもしれません。

 

カーネクストなら、来店不要、電話1本で契約まで行えます

店舗へクルマを持ち込む必要はなく、実車査定のスタッフが自宅までやってくることもありません(本当に電話だけで完結する。申告と大きな相違がなければ減額ナシ)。

 

査定コストをカットして買取額に上乗せする、それがカーネクストの特徴です。

売却に手間や時間をかけたくない方におすすめです。

 

ちなみにカーネクストは、

  • 10年以上前の車
  • 走行距離が10万kmを超えた車

こうしたクルマも歓迎しています。

 

事故車や廃車にも強いカーネクストへの査定依頼はこちらです。

 

電話一本で無料査定・高価格買取【カーネクスト】

 

ガリバー:最短35秒カンタン入力

ガリバー無料査定の特徴は、

  • 車種
  • 年式
  • 走行距離

など、カンタンな情報を入力するだけで買取金額の概算を知れる点にあります。

 

今後ほかの買取業社に査定してもらう際、「ガリバーの提示金額はこれですが……」と交渉材料に使うこともできます(手ぶらで挑むより交渉しやすい)。

愛車の買取相場を押さえておきたい方におすすめです。

 

ガリバーの査定額に興味がある方はこちらです。

 

ガリバーの【カンタン無料査定はこちら】

 

  1. 一括査定のイカプラ
  2. 手軽に売却できるカーネクスト
  3. カンタン入力のガリバー

ぜひご自身に合ったサービスを選んでみてください。

迷ったら一括査定を選んでおけば間違いありません。

 

以上、メルセデス・ベンツAクラスのイメージが悪い理由でした。

【結論】高級ブランドはタワマンの居住階とおなじ。高いほど偉い世界。Aクラスを買えばフロントに漏れなくベンツのエンブレムがついてくるが、ステータスや尊敬の念はついてこない。付随するブランドイメージも手にしたい方はCクラス以上を。上の下(すなわちAクラス)は批判の的になりやすいので注意。「あれで威張られちゃ困るよね」って。

 

ネット通販サイトAmazonでは、Aクラスに興味があるユーザーにムック本『メルセデス・ベンツAクラス/Bクラス/CLAのすべて』が売れています。

 

www.shortshortshort.jp

メルセデス・ベンツとBMWの比較について、当サイトにはこんな記事があります。

 

www.shortshortshort.jp

レクサスとメルセデス・ベンツの比較に関して、当サイトにはこんな記事があります。

 

www.shortshortshort.jp

Bクラスの中古車価格が安い理由について、当サイトにはこんな記事があります。

 

www.shortshortshort.jp

メルセデス・ベンツとボルボの安全性に関して、当サイトにはこんな記事があります。

 

www.shortshortshort.jp

メルセデス・ベンツの内装について、当サイトにはこんな記事があります。