BMW1シリーズにたいしては、多くの否定的な意見があります。
たとえば、
- ダサい
- ショボい
- カッコ悪い
- 貧乏くさい
- 見栄っ張り
といった具合です。
「貧乏くさいといったって、1シリーズは新車価格が400万円以上するから、ほんとうに貧乏だったら買えないのでは……」
と思うかもしれませんが、価格の問題ではありません。
ヒエラルキーの問題です。
早い話が、1シリーズのオーナーは、「BMWを買える人」ではなく、「3シリーズを買えなかった人」として見られる可能性が高い、ということです。
BMWを買うなら、3シリーズ以上、もしくは1シリーズではなくX1を選んだほうが良いかもしれません。
「いちばん安いBMW」だと世間からバカにされないために、です。
この記事では、
- 1シリーズはなぜ貧乏のイメージ?
- 1シリーズが不人気の理由
- 3シリーズを買うかBMWを諦めるか
など、「BMW1シリーズがダサい貧乏くさいと評価される理由」をわかりやすく解説します。
ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。
BMW1シリーズがダサい貧乏くさいと評価される理由
事実、BMW1シリーズはあまり人気がありません。
より高額な3シリーズ(500万円超)のほうが、1シリーズよりも売れています。
というのも、1シリーズにはさほど魅力がないからです。
2世代目までは「クラス唯一」のFR車だった1シリーズですが、2019年に登場した3世代目からはFFへと駆動方式を変更しました。
つまり、"個性のない普通のクルマ"になった、ということです。
2世代目までの1シリーズなら「このクラスで唯一のFR車だからさ」といった大義名分で乗れましたが(見栄を張っているわけではないという建前)、現行型では通用しません。
駆動方式はともかく、1シリーズが「貧乏くさい」といわれる理由を見ていきましょう。
欧州プレミアムブランドBMWのオーナーが「貧乏人」とは、いったいどういうことでしょうか。
1シリーズはエントリーモデル
1シリーズは、BMWの「エントリーモデル」という位置付けです。
すなわち、BMWのなかでもっともお手頃で、もっとも手を出しやすいクルマです。
一番少ない出費で「BMWのオーナー」になれるクルマ(1,000万円超のオーナーの仲間入りできるクルマ)、それが1シリーズだといえるでしょう。
たとえるなら、タワーマンションの2階に住んでいる人物が「俺、タワマンに住んでるんだよね」と自慢するようなもので、どこかセコさが漂っています。
王道の3シリーズを買う金銭的余裕はないけど、BMWオーナーのステータスは欲しかった人、たいしたお金は持っていない見栄っ張り……背伸びしてる貧乏人、という具合に世間から嗤われるかもしれません。
「1シリーズなんか買うんだったら、ちょっと良い国産車を買ったほうが良いよね」
などとバカにされるかもしれません。
事実、世の中には、親から譲り受けたBMW1シリーズに「一番安いモデルだから」と恥ずかしがりながら乗る大学生がいます。
大学生のような"恥ずかしい"思いをしたくないなら、1シリーズはやめたほうが良いでしょう。
世間から舐められるだけではありません。
BMWのディーラーでも舐められるリスクがあります。
たとえば、車検に出したら代車としてMINIを貸し出されたり(実話)、です。
国産車よりも高い輸入車を買って肩身が狭い思いをするだなんて、理不尽で、バカげていると思いませんか?
軽自動車のオーナーから「1シリーズに乗ってるヤツは全員貧乏人」などと揶揄されたら腹が立ちませんか?
BMW1シリーズに乗って変に悪目立ちするくらいなら、いっそ国産車を買ったほうが快適かもしれません。
もしくは、3シリーズやX1を買うか、です。
1シリーズの代わりに買いたいBMW
MAZDA2のオーナーは、「MAZDA3が買えなかった人」には見られません。
なぜならマツダの自動車は、見栄を張ったり優越感を抱いたりするために乗るものではないからです。
それにたいしてBMWは高いステータス性を持っており、私たち日本人の多くはBMWを見たら「お金持ち」をイメージします。
たとえるなら、ルイ・ヴィトンやGUCCI、Diorのようなものです(BMWは自動車界の高級ブランド)。
だからこそ、お金持ちのはずなのに廉価モデル……もしかしてただの見栄っ張りな庶民なのか……などと邪推されがちです。
ステータス性がある商品のエントリーモデルが「ダサい」と評価されるのは、1シリーズに限った話ではなく、レクサスUXも、ポルシェケイマンも、メルセデス・ベンツAクラスも変わりません。
だから大切なのは、高級ブランドのエントリーモデルを避けること、です。
BMWであれば1シリーズを避け、
- 3シリーズ
- X1
- X3
このあたりを検討するのが良いでしょう。
「でも、X1はSUVのエントリーモデルだから、結局バカにされるのでは?」
と心配する方がいるかもしれませんが、輸入車に詳しくない限り、X1がエントリーモデルかどうかなど見分けられません(X3とおなじに見えるかも。1シリーズは誰が見ても明らかに安そうな形状、サイズをしている)。
予算的には1シリーズが限界だけど、どうしてもBMWに乗りたい……そんな方はX1を検討してみてください。
X1の車両価格は400万円台後半からで、1シリーズと同程度です。
中古ならもっと安くX1を購入できます。
あるいは、どうせなら思い切って3シリーズに手を伸ばすか、です。
3シリーズの新車価格は500万円オーバーですが、先代の3シリーズ(中古)なら200万円台後半でオーナーになれます。
BMWに限らずとにかく輸入車のオーナーになりたい方は、
- フォルクスワーゲン POLO
- ルノー ルーテシア
- プジョー 208
- MINI
このあたりも検討してみてはいかがでしょう。
いずれもBMW1シリーズにたいする3シリーズのような「絶対的な存在」がないため、ショボい、ダサい、貧乏くさいなどと比較されたりはしません。
まとめ
BMW1シリーズは、高級タワーマンションの2階に似ています。
2階の入居者は、タワマン住まいのセレブというより、「高層階に住むほどのお金はない見栄っ張り」として見られます。
あなたが1シリーズのオーナーになったら、「3シリーズは買えないけどBMWに乗りたい見栄っ張り」だと周囲から小バカにされるかもしれません。
輸入車に乗って優越感を抱いたり、お金持ちに見られたりしたかった場合には、期待はずれだといえるでしょう。
別のたとえをするなら、高級寿司屋に入って安いネタしか頼まないお客、それが1シリーズのオーナーにたいする世間のイメージです。
ただ高級寿司屋に入る"勇気"があっただけで、カネはない、実態はただの庶民(ないし貧乏人)です。
あなたが運転する1シリーズを見た人の一部は、
- 国産車でよくないか?
- それで優位に立ったつもりか
- 自慢するならせめて3シリーズに乗ってくれ
などといった反発心や競争心、嫉妬心から、1シリーズをバカにすることで自尊心を保とうとします。
「そんなの全然羨ましくないね。だって一番安いBMWでしょ。見栄っ張りの貧乏人が乗るクルマでしょ。かえって見苦しいよ。分をわきまえて国産車に乗ったら良いのに」
こんな具合に内心で見下してきます。
褒められるならともかく、貶されたらあまり良い気はしないでしょう。
「でも私は、1シリーズのサイズとお洒落なデザインが気に入って買うだけ。ステータスとか見栄じゃない。国産車で欲しい車がないから」
と反論したい方もいるでしょうが、他人にとって、事情など知ったことではありません。
たとえ3シリーズを買えるだけの収入があるとしても、預金残高が5,000万円あるとしても、1シリーズに乗っていたら問答無用で「見栄っ張りな貧乏人」のレッテルを貼られてしまいます。
世間の評価が気になるなら、1シリーズは選択肢から外すのが正解です。
英語の「Floss or Die(デンタルフロスをするか、死ぬか)」のように、
- BMW3シリーズ(ないしX1以上)を買うか
- BMWを断念するか
この2択で考えてみてください。
1シリーズを買う、という選択肢はありません。
クルマの下取り・売却で損をしないためのポイント
クルマの下取りや売却で損をしないために大切なのは、一社ではなく、複数の買取業者に査定してもらうことです。
実際、私がコペンローブを売却した際には、業者によって査定額に31万円の差がありました。
想定を超える査定額が出たら、
- グレードを上げる
- 高価なオプションを付ける
など、つぎのクルマ選びで贅沢ができるかもしれません。
査定=売却確定ではないので、気軽に愛車の価値をチェックしてみてはいかがでしょう。
一括査定:電話ラッシュを避けるには?
クルマを1万円でも高く売るなら一括査定がおすすめです。
たとえるなら、複数の企業から内定をもらい、条件が良いところに就職を決めるようなものだとお考えください。
比較して選べることに価値があります(安く買い叩かれずに済む)。
「一括査定はたくさん電話がかかってくるのでは?」
と不安な方がいるかもしれません。
たしかに一括査定に営業電話はつきものですが、イカプラは違います。
複数の買取店とのやり取りをイカプラが行うため、われわれは最高額を出した一社とだけ連絡を取ればOKです。
一括査定にありがりな"電話ラッシュ"とは無縁です。
- 煩わしい電話対応ナシ
- 比較して最高額で売却
ぜひ一括査定のいいとこ取りをしてみてください。
イカプラの無料一括査定はこちらです。
カーネクスト:現車確認ナシ
なかには、
「一括査定ではなく、気になる買取業社の査定額だけが知りたい」
という方がいるかもしれません。
カーネクストなら、来店不要、電話1本で契約まで行えます。
店舗へクルマを持ち込む必要はなく、実車査定のスタッフが自宅までやってくることもありません(本当に電話だけで完結する。申告と大きな相違がなければ減額ナシ)。
査定コストをカットして買取額に上乗せする、それがカーネクストの特徴です。
売却に手間や時間をかけたくない方におすすめです。
ちなみにカーネクストは、
- 10年以上前の車
- 走行距離が10万kmを超えた車
こうしたクルマも歓迎しています。
事故車や廃車にも強いカーネクストへの査定依頼はこちらです。
ガリバー:最短35秒カンタン入力
ガリバー無料査定の特徴は、
- 車種
- 年式
- 走行距離
など、カンタンな情報を入力するだけで買取金額の概算を知れる点にあります。
今後ほかの買取業社に査定してもらう際、「ガリバーの提示金額はこれですが……」と交渉材料に使うこともできます(手ぶらで挑むより交渉しやすい)。
愛車の買取相場を押さえておきたい方におすすめです。
ガリバーの査定額に興味がある方はこちらです。
- 一括査定のイカプラ
- 手軽に売却できるカーネクスト
- カンタン入力のガリバー
ぜひご自身に合ったサービスを選んでみてください。
迷ったら一括査定を選んでおけば間違いありません。
以上、BMW1シリーズがダサい貧乏くさいと評価される理由でした。
【結論】BMWの金持ちオーナーではなく、3シリーズを買えなかった貧乏人として定義される損なクルマ、それが1シリーズ。日本人は成功者を妬みがちなので、BMW(高級ブランド)のエントリーモデル(最廉価商品)は格好の批判の的。見栄を張った庶民だとバカにされるリスクが高い。中古でも良いので、3シリーズに堂々と乗ったほうが精神衛生的に良い。
ネット通販サイトAmazonでは、BMWに興味があるユーザーにムック本『BMW COMPLETE VOL.78 2022 SPRING』が売れています。
BMWの全モデルについて内外装や解説をチェックできるBMWに特化した1冊です。
BMW X1のボディサイズに関して、当サイトにはこんな記事があります。
レクサスとBMWの比較について、当サイトにはこんな記事があります。
メルセデス・ベンツとBMWの比較に関して、当サイトにはこんな記事があります。
レクサスオーナーの年収について、当サイトにはこんな記事があります。