クリーンディーゼル車はやめたほうがいいのか【欠点と向かない人の特徴】

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

トヨタ ランドクルーザープラド、三菱デリカD:5、マツダ車など、国産車の一部でクリーンディーゼル搭載車が選べます。

BMWやメルセデス・ベンツなどの輸入車でもディーゼルモデルを選択可能です。

 

ディーゼル車のメリットとして挙げられるのが、燃料代の安さと、トルクの太さです。

 

がしかし、ガソリンやハイブリッドと違ってディーゼルはマイナーである上に、

  • エンジン音が騒々しい
  • 煤(スス)が溜まって調子が悪くなる

ご覧のような"デメリット"があるのも事実です。

つまりディーゼル車には、ほかのクルマにはない注意点が存在する、ということです。

 

では、ディーゼル車に向いている人/向かない人の特徴とは何でしょう。

購入してから「自分には合わないかも……」と後悔しないよう、あらかじめディーゼル車の理想的な使い方を確認しておきましょう。

 

この記事では、

  • チョイ乗りには向かない
  • のんびり走りたい人には向かない

など、「クリーンディーゼル車の欠点と向かない人の特徴」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

クリーンディーゼル車はやめたほうがいいのか

マツダCX-5やCX-60などに代表されるクリーンディーゼル車は、買わないほうが良いのでしょうか。

答えは、ユーザーそれぞれの使い方次第、です。

 

以下に当てはまるユーザーは、ディーゼル車との相性が悪いといえます。

  1. チョイ乗りが多い
  2. 高速道路をほとんど利用しない
  3. のんびり走りたい

いったいどういうことなのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

キーワードは「煤(スス)の堆積」です。

 

参考までに、各メーカーの販売に占めるディーゼル車の割合はつぎのとおりです。

  • トヨタ:2%
  • マツダ:32%
  • 三菱:34%
  • 輸入車:21%

※2022年8月の数値。

 

1. チョイ乗りが多い

1回あたりの走行距離が短いユーザーに、ディーゼルは向いていません。

なぜなら短距離の走行を繰りかえすと、ディーゼルエンジン内部に煤が溜まりやすくなるからです。

 

目安はおよそ「20分」です。

1回の乗車時間が平均して20分以下なら、ディーゼル車は選ばないほうが良いでしょう。

 

ディーゼル車でチョイ乗りを繰りかえすと、エンジン内部に煤が溜まり(自動燃焼が追いつかないため)、エンジンの調子が悪くなる恐れがあります。

具体的には、エンジンがノッキングを起こしたり、警告灯が点いてディーラーでの対応が必要になったり、です。

 

事実、私はマツダのクリーンディーゼル車で高速道路を走行中、いきなりノッキングが起こり、車体が前後に大きく揺れ、時速80km以上で走れなくなった経験があります(加速すると車体が激しく揺れるため。すぐにICから降りた)。

 

「高速道路でエンジンが停止するかもしれない。これって、路肩に停めたところをトラックに追突されて死ぬヤツ?」

と恐怖を覚えたこのトラブルは、エンジンやマフラー内部に溜まった煤(PM)が原因でした。

 

ちなみにクリーンディーゼル車には、エンジン内部に煤が溜まらないよう、自動で煤を燃焼させる機能が備わっています。

この燃焼機能をじゅうぶんに働かせるには、1回あたり最低20分程度の走行が必要なのです。

 

だからたとえば、

  • 職場まで片道10分程度
  • スーパーまで10分程度
  • 近くにある数店舗をハシゴしがち

ご覧のユーザーは「ディーゼルエンジンに煤を溜めやすい人たち」の典型例です。

 

上のようなチョイ乗りがメインだとしたら、ディーゼル車は避けたほうが良いでしょう。

エンジンの不調に見舞われたり、何度もディーラーのお世話になったりしないためにも、です。

 

ちなみに、ディーゼル車に煤が溜まった様子はYouTube動画で確認できます

興味がある方はYouTubeで「ディーゼル 煤」と検索してみてください。

 

クリーンディーゼル車に溜まる煤事情を知ってしまうと、その汚さや酷さに購買意欲が削がれるかもしれません。

 

たとえるなら、フォアグラの生産方法(強制給餌)を知ってしまうと、食べる気が失せるようなものです。

 

 

2. 高速道路をほとんど利用しない

高速道路をほとんど利用しないユーザーも、ディーゼル車には不向きです。

というのも、街乗りがメインだとエンジンに負荷をかける機会が少ないからです。

 

「なぜエンジンに負荷をかけたほうが良いの?」

と疑問に思う方がいるかもしれません。

それは、エンジンに負荷をかけたほうが内部の煤を焼きやすくなる(溜まりにくくできる)からです。

 

ちょうど、負荷をかけたほうが長く健康でいられる「人間の筋肉」のようなものだとお考えください。

ラクをさせると働きが鈍るのは、筋肉もディーゼルエンジンもおなじです。

 

ディーゼルエンジンに煤(PM)を溜めないコツは、

  • 1回になるべく長距離を走ること
  • 時々エンジンに負荷をかけること

ご覧の2点です。

前者はすでに説明しました。

 

後者について、エンジンに負荷をかけるには、アクセル開度を高める必要があります。

アクセル開度を高めるには、高速道路を走ったり、坂道を登ったりするのが効果的です。

 

だからこそ、

  • 高速道路をほとんど走らない
  • 坂道を登る機会は滅多にない

こうした「街乗りメインの使用環境」にディーゼル車は向かない、といえるのです。

街乗りがメインで、かつ燃料代を抑えたい方は、ディーゼルではなくハイブリッドカーを買ったほうが良いでしょう。

 

チョコチョコとした街乗りをメインとするユーザーがディーセル車を購入すると、煤によるエンジンの不調(エンジン警告灯が点いたり)に悩まされるかもしれません。

 

3. のんびり走りたい

のんびり走りたいユーザーにもディーゼル車は適していません。

というのも、ディーゼルエンジン最大の売りが「トルクの太さ(加速力の高さ)」だからです。

 

ディーゼル車に乗ってのんびり走るのは、まるで高性能ランニングシューズを履いて散歩するようなもので、"宝の持ち腐れ"だといえます。

つまり、長所を活かせてなくてもったいない、ということです。

 

たとえば、720馬力のフェラーリに乗ってチンタラ走っている人を想像してみてください。

  • なんでフェラーリ買ったの?
  • 720馬力がもったいなくない?
  • だったら軽自動車で良くない?

ご覧のようなツッコミを入れたくなるのではないでしょうか。

 

ディーゼル車もおなじです。

  • 発進時の加速
  • 追越し時の加速
  • 登り坂での加速

このようなシチュエーションを楽しめるユーザーこそが、ディーゼルエンジンの真価を感じられることでしょう。

 

のんびりゆっくり走るだけだとしたら、

  • 煤(PM)が溜まる問題
  • ガラガラとうるさいエンジン音

こうしたネガティブ要素しか感じられず、ディーゼルエンジンに嫌気が差すのがオチです。

だったら車両価格が安いガソリンモデルにするか、低燃費のハイブリッドカーを買ったほうが満足できるに違いありません。

 

 

まとめ

エンジン内部に煤(PM)が溜まりやすい点において、ディーゼル車は、一般的なガソリン車やハイブリッドカーとは異なります。

 

使い方が悪いとエンジンに煤が溜まり、ノッキングを起こしたり、警告灯が点いたり、ディーラーでの対応が必要になったりと、なにかと厄介です。

 

では、「ディーゼル車の購入をやめたほうが良いユーザー」の特徴を見てみましょう。

  • 走行時間が1回あたり平均20分以下
  • 近くにある数店舗をハシゴしがち
  • 高速道路をほとんど走らない
  • 勾配がキツい坂をほとんど登らない
  • のんびり走りたい

ご覧の要素に多く当てはまる人ほど、ディーゼル車の購入を後悔するリスクが高いといえます。

なぜなら、ディーゼル車との相性が悪いからです。

 

もし「燃料代の安さ」に惹かれてディーゼル車を検討していたなら、おなじく経済的なハイブリッドカーに切り替えたほうが良いかもしれません。

 

それにたいして、「ディーゼル車との相性が良いユーザー」の特徴は以下のとおりです。

  • 走行時間が1回あたり平均20分以上
  • 高速道路を利用する機会が多い
  • 勾配がキツい坂道をよく登る(峠道など)
  • キビキビと走りたい

上の使用条件に当てはまるとしたら、ディーゼル車を買って後悔することはないでしょう。

むしろトルクフルな走りに満足できるはずです。

 

結局のところ、「クリーンディーゼル車はやめたほうがいいのかどうか」は人によります。

全ユーザーがディーゼル車に手を出さないほうが良いわけではありません(ディーゼル車しか買わない熱烈なファンも多い)。

 

上のリストを参考に、ご自身の使用環境にディーゼル車が合っているかどうかを確かめてみてください。

 

もしディーゼル車を運転した経験がないなら、マツダや三菱、BMWなど、ディーラーで試乗してみることをおすすめします。

ガソリン車を上回る力強い加速に感動することでしょう。

 

クルマの下取り・売却で損をしないためのポイント

クルマの下取りや売却で損をしないために大切なのは、一社ではなく、複数の買取業者に査定してもらうことです。

実際、私がコペンローブを売却した際には、業者によって査定額に31万円の差がありました。

 

想定を超える査定額が出たら、

  • グレードを上げる
  • 高価なオプションを付ける

など、つぎのクルマ選びで贅沢ができるかもしれません。

査定=売却確定ではないので、気軽に愛車の価値をチェックしてみてはいかがでしょう。

 

一括査定:電話ラッシュを避けるには?

クルマを1万円でも高く売るなら一括査定がおすすめです。

 

たとえるなら、複数の企業から内定をもらい、条件が良いところに就職を決めるようなものだとお考えください。

比較して選べることに価値があります(安く買い叩かれずに済む)。

 

「一括査定はたくさん電話がかかってくるのでは?」

と不安な方がいるかもしれません。

 

たしかに一括査定に営業電話はつきものですが、イカプラは違います。

複数の買取店とのやり取りをイカプラが行うため、われわれは最高額を出した一社とだけ連絡を取ればOKです。

 

一括査定にありがりな"電話ラッシュ"とは無縁です。

  • 煩わしい電話対応ナシ
  • 比較して最高額で売却

ぜひ一括査定のいいとこ取りをしてみてください。

 

イカプラの無料一括査定はこちらです。

 

車の一括査定なら【イカプラ】

 

カーネクスト:現車確認ナシ

なかには、

「一括査定ではなく、気になる買取業社の査定額だけが知りたい」

という方がいるかもしれません。

 

カーネクストなら、来店不要、電話1本で契約まで行えます

店舗へクルマを持ち込む必要はなく、実車査定のスタッフが自宅までやってくることもありません(本当に電話だけで完結する。申告と大きな相違がなければ減額ナシ)。

 

査定コストをカットして買取額に上乗せする、それがカーネクストの特徴です。

売却に手間や時間をかけたくない方におすすめです。

 

ちなみにカーネクストは、

  • 10年以上前の車
  • 走行距離が10万kmを超えた車

こうしたクルマも歓迎しています。

 

事故車や廃車にも強いカーネクストへの査定依頼はこちらです。

 

電話一本で無料査定・高価格買取【カーネクスト】

 

ガリバー:最短35秒カンタン入力

ガリバー無料査定の特徴は、

  • 車種
  • 年式
  • 走行距離

など、カンタンな情報を入力するだけで買取金額の概算を知れる点にあります。

 

今後ほかの買取業社に査定してもらう際、「ガリバーの提示金額はこれですが……」と交渉材料に使うこともできます(手ぶらで挑むより交渉しやすい)。

愛車の買取相場を押さえておきたい方におすすめです。

 

ガリバーの査定額に興味がある方はこちらです。

 

ガリバーの【カンタン無料査定はこちら】

 

  1. 一括査定のイカプラ
  2. 手軽に売却できるカーネクスト
  3. カンタン入力のガリバー

ぜひご自身に合ったサービスを選んでみてください。

迷ったら一括査定を選んでおけば間違いありません。

 

以上、クリーンディーゼル車はやめたほうがいいのか、でした。

【結論】使用環境しだい。20分以下のチョイ乗りがメインならやめたほうがいい。高速道路も坂道も走らないならやめたほうがいい。のんびり走りたいならやめたほうがいい。ホテル代を安く抑えたい人が高級リゾートホテルに泊まるべきでないのとおなじ。高級リゾートホテルに満足できる人もいるし、ディーゼル車を買って幸せになれる人もいる。自分がどっちの人間なのかを見分けるのが大事。

 

ネット通販サイトAmazonでは、マツダCX-60に興味があるユーザーにムック本『マツダCX-60のすべて』が売れています。

紙媒体が売り切れている場合、Kindle版(電子書籍)もご購入いただけます。

 

www.shortshortshort.jp

メルセデス・ベンツとBMWの比較について、当サイトにはこんな記事があります。