2023年3月18日、地元の映画館(松本シネマライツ)に女優・浜辺美波が来るというので、見に行ってきました。
ゲストビジットというやつです。
結論からお伝えすると、遠くてロクに顔が見えませんでした。
- 2.0の視力を過信していたこと
- 前から12列目の座席で見たこと
これら2つが"敗因"です。
想像してみてください。
「もし10m離れた位置からモナリザを鑑賞することになったら……」
もっと近づきたい、遠くてよく見えない……そんなもどかしさを覚えるはずです。
ただ、モナリザの絵画は、ルーブル美術館に行けばいつでも見れます。
もし満足に見れなかったら、再トライすれば良いだけの話です。
がしかし、浜辺美波は違います。
会いたいときにいつでも会える存在ではありません。
ルーブル美術館に飾られているわけでも、秋葉原のAKB48劇場で毎週踊っているわけでもないからです。
もしも帰りに劇場のロビーで浜辺美波の写真集を見かけたら、間違いなく買っていました。
行き場を失った"浜辺美波欲"を満たすために、です。
この記事では、
- 舞台挨拶/ゲストビジットは前列が一番
- なぜ私は前列に座らなかったのか
- 劇場内の雰囲気と周りの反応
など、「ゲストビジット付き上映で女優・浜辺美波を見た体験談」をお伝えします。
おなじ轍を踏まないよう、ぜひ参考にしてみてください。
ゲストビジット付き上映で女優・浜辺美波を見た体験談(12m先に)
映画『シン・仮面ライダー』のゲストビジットで、地元の映画館に女優・浜辺美波がやってきました。
私がこのイベントを知ったのは当日の2日前、すでにチケットは販売中でした。
つまり、スタートに出遅れたわけです。
インターネットで座席の販売状況を確認すると、真ん中より前列はほぼすべて完売しています。
「後ろの席から中途半端に浜辺美波を見るくらいなら、見ないほうがマシ。だいいち仮面ライダーに興味ないし」そう結論づけ、映画館のWebサイトを閉じました。
それから40分後、舌の根も乾かぬうちに、私は前から12列目の席(その時点でもっとも浜辺美波に近い)をネット購入しました。
天使の声「こんな田舎で、しかも通常料金で浜辺美波が見れるんだよ? 行かなかったら後悔するよ? 諦めるために浜辺美波の画像を調べたら、やっぱり美人で、むしろ会いたくなっちゃったんでしょ?」
そのとおりです。
12列目はやはり遠かった
ゲストビジットつきの上映回は満席でした。
『シン・仮面ライダー』の上映が終了し、司会者(プロデューサー)が現れます。
- 写真撮影や録画、録音は禁止
- 盛大な拍手で出迎えてほしい
彼が注意やお願いをしている間、私の隣に座る男性は、しきりに前髪を直していました。
「いやいや、たぶん必要ないよ……。というか、隣にいる彼女の気持ちを考えたほうが……」
内心でツッコミを入れたところで、本物の浜辺美波がやってきました。
案の定、遠くてよく見えませんでした。
「浜辺美波、めちゃくちゃ顔小さかった」と"芸能人あるある"をいいふらしたかったのですが、顔どころか、姿そのものがミニマムです。
私のそばにいた2人の男子高校生はテンションがぶち上がったようで、お互いに顔を見合わせて「すげぇすげぇ」と喜んでいます。
たった5分、およそ300秒しかない貴重な"浜辺美波タイム"のうち、5秒近くを友人の顔面に割くなんてもったいないと思いました。
隣のその顔は、上映前にも散々見たはずですし、上映後にも散々見れるからです。
ふと視線を左に送ると、若い女性が双眼鏡を覗きこんでいました。
が、大勢いる観客のなかで自分だけ双眼鏡を使っている状況が恥ずかしいのか、あるいはよほど重たい双眼鏡なのか、覗いては下げ、覗いては下げ、を繰りかえしています。
その間、浜辺美波は、撮影時のエピソードやお気に入りのシーンについて語っていました。
5分ほどのトークを終え、劇場スタッフが花束を渡し、全員で集合写真を撮り、浜辺美波は去って行きました。
私の脳内にはずっと、「ねぇ、浜辺美波の姿をリアルタイムでスクリーンに映せなかったの? コンサートの巨大ビジョンみたいにさ。やろうと思えばできたんじゃないの? 何のためのスクリーンなの?」との疑問が浮かんで消えませんでした。
件の男子高校生は互いに顔を見合わせて、「ってか、浜辺美波に花束渡したスタッフめっちゃ良くね? だってこんな至近距離で見たんだよ?」と興奮気味に嫉妬しています。
映画の内容はチンプンカンプンでしたが、彼らの気持ちはよくわかりました。
浜辺美波をもっと近くで見たかった、結局はこの一言に尽きます。
舞台挨拶/ゲストビジットは前列こそ至高
舞台挨拶やゲストビジットつきの上映を観るなら、何はともあれ前列を選ぶべきです。
「スクリーンに近すぎて首が痛くなったらどうしよう……」
なんて冷静さは要りません。
首の痛みはいずれ消えますが、出演者を満足に見れなかった悔しさはいつまでも"完治"しないからです。
ただし作品や映画館によっては、舞台挨拶/ゲストビジット時だけ最前列を空席にしておくケースもあるようです。
事実、『シン・仮面ライダー』のゲストビジットは、どの映画館も最前列を空けていました。
これは、観客とゲストの距離を保つための工夫でしょう。
ついでに最前列のシートが"バリケード"のような役割を果たすため、出演者は安心してファンの前に姿を現せます(いきなり飛びつかれたりしない)。
だから最前列でなくても構いません。
2列目でも3列目でも、なるべく前方の席を選ぶことをお勧めします。
「出演者には会いたいけど、映画にはまるで興味がない」
という方がいるかもしれませんが、実際のところ、舞台挨拶やゲストビジットに参加する客の大半が「キャスト目当て」です。
『シン・仮面ライダー』のゲストビジット回にも、仮面ライダーに縁もゆかりも、興味もなさそうな若い女性がたくさんいました。
仮面ライダーが観たいのではなく、女優・浜辺美波が見たかったのでしょう。
私の隣にいたカップルは、上映前にWikipediaで仮面ライダーについて調べていました。
「主人公って人造人間らしいよ……」
どう考えても仮面ライダーのファンではありません。
映画がつまらなかったら寝ても構いませんし、上映前に舞台挨拶やゲストビジットが済んでいるなら、途中で帰っても構いません。
映画のチケット代を払って俳優/女優を生で見る、そんな感覚でOKです。
ちなみに私も、仮面ライダーには微塵も興味がありませんでした。
このCMが終わったらYouTube動画が再生される、このCMが明けたら浜辺美波に会える……私にとって『シン・仮面ライダー』は、"121分におよぶ長い長いCM"も同然でした。
以上、ゲストビジット付き上映で女優・浜辺美波を見た体験談でした。
【感想】私にとって『シン・仮面ライダー』は"121分におよぶ長い長いCM"。やっと会えた浜辺美波は、顔どころか姿そのものが小さかった。後列は映画鑑賞に適しているが、ゲストビジットには適さない。前列こそ至高。前列を確保するには、地元の映画館をTwitterでフォローするなど、日ごろの情報収集が欠かせない。浜辺美波はもちろん可愛かった。
ネット通販サイトAmazonでは、浜辺美波の初フォトエッセー『気ままに美波』が高評価を得ています。
ファンなら必携です。
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