舞台挨拶やゲストビジットつきの上映は、どの席で観るのが良いのでしょうか。
答えは、何を優先するかによって変わります。
優先度が「映画<舞台挨拶」なら、前方の席、できれば最前列を取るのがベストです。
コンサートやお笑いライブと同様、前の席ほど出演者を間近で見れるからです。
がしかし、最前列は映画鑑賞には適していません。
スクリーンまでの距離が近いため、
- 見にくい
- 目が疲れる
- 首や肩が凝る
こうした弊害が生じる恐れがあります。
優先度が「映画>舞台挨拶」なら、スクリーンが見やすい後方の席を選ぶと良いでしょう。
すわなち、いつもあなたが座っている席です。
ただし、後ろの席を選んでしまうと、舞台挨拶中にもどかしい思いをする可能性があります。
たとえば「遠くて出演者の顔が全然見えない……」という具合です。
結局のところ、
- 舞台挨拶/ゲストビジット
- 映画鑑賞
どちらを優先させるのか、という問題です。
人によって価値観が異なるため、唯一の正解はありません。
ゆえに、私からあなたに「こっちにすべきだ」とおすすめすることもできません。
その代わり、意思決定に役立つ情報をお伝えすることならできます。
この記事では、
- 最前列が人気
- 浜辺美波の来場で前席が埋まった
- 後方から双眼鏡を使えばどっちも楽しめる?
など、「舞台挨拶つきの上映はどの席から見るのがおすすめか」をわかりやすく解説します。
失敗を避けるため、ぜひ参考にしてみてください。
舞台挨拶/ゲストビジットつきの上映はどの席から見るのがおすすめか
登壇した俳優/女優をもっとも見やすいのは、最前列です。
いっぽうで、映画(スクリーン)をもっとも見やすいのは後方の席です。
- 舞台挨拶の見やすさ
- 映画の見やすさ
どちらか片方を諦めなければなりません。
そこでまず、何を目当てに映画館へ行くのかを考えてみてください。
- 舞台挨拶が目当てで映画はおまけ
- 映画が目当てで舞台挨拶はおまけ
どちらを優先するかによって、おすすめの座席位置は変わります。
ちなみに、舞台挨拶/ゲストビジットつきの上映回では「最前列」が一番人気です。
憧れの俳優や女優に会える貴重なチャンス……どこに座っても料金が変わらないなら、なるべく間近で見たほうが"おトク"だからです(最前列を販売せず、あえて空席にしておく場合もある)。
では実例として、私が住む地域の映画館に女優・浜辺美波がゲストビジットで訪れた際、人々がどんな行動を取ったのか見てみましょう。
ゲストビジットで前列から完売
地元の映画館に、ゲストビジットで女優・浜辺美波がやってきました。
彼女が5分程度の挨拶をし、観客といっしょに集合写真を撮る、といった内容です。
別に大ファンではないけれど、こんな田舎で、しかも通常料金で浜辺美波が見れるなら……私のミーハー心がくすぐられます。
座席の販売状況を確かめるため、イベント2日前に劇場のWebサイトへアクセスしました。
中間よりも前の席がほぼすべて完売していました。
普段なら誰も座りたがらない最前列も、端から端まですべて埋まっていました。
それもこれも、みんな本物の浜辺美波を近くで見たがっているからです。
※追記:イベント当日、そもそも最前列を販売していなかったことがわかりました。ゲストと観客に一定の距離を保つための配慮です。観客は全員2列目以降に座っていました。
このケースと同様、舞台挨拶やゲストビジットが行われる上映回は、前列に人気が集中すると考えて良いでしょう。
「前列に座ったせいでスクリーンが見づらかったらどうしよう……」
と不安な方がいるかもしれません。
だったら後日、改めて見やすい席で鑑賞すれば良いだけの話です。
というのも、後ろの席を選んで出演者を満足に見れなかった後悔は、ずっと残りつづけるからです。
舞台挨拶/ゲストビジットへのリベンジはできません。
- 映画:上映期間中は繰りかえし観れる
- 舞台挨拶:1度きりのチャンス
好きな俳優/女優が登壇するなら、映画鑑賞を"犠牲"にしてでも前の席に座ったほうが良いでしょう(座席指定できない場合もある)。
そもそも「俳優/女優を生で見れること」に興味がないなら、舞台挨拶/ゲストビジットつきの上映回は避けておくのが無難です。
混雑していないほかの上映回を選んだほうが、落ち着いてゆっくり鑑賞できます。
後ろの席に座って双眼鏡を使う?
スクリーンを見やすいよう、やや後方の席に座ったとします。
映画はともかく、問題は「登壇した俳優/女優の顔まではっきり見えるかどうか」です。
上映館の大きさにもよりますが、たいてい後方の席からは満足に見えません。
上映館の広さや座席の位置によっては、俳優/女優から25m以上離れることもあります。
25mプールの反対側に立っている人をイメージしてみてください……双眼鏡でも使わない限り、その表情までは確認できません。
視力が悪ければなおさらです。
したがって、
- とにかく映画を快適に観たい
- 試写会で後方の席が当たった
こうした場合には、双眼鏡を使うのもありです。
実際に、双眼鏡を使って舞台挨拶を見る人も存在します。
べつにマナー違反ではありません(周りの目障りになるほど大きい双眼鏡は控えたい)。
ただ読者のなかには、
「でも、双眼鏡を覗き込んでいるのが自分だけだったら恥ずかしい。ミーハーなヤツだと思われそう……」
と心配する方がいるかもしれません。
双眼鏡を使うのは恥ずかしい?
たしかに「あの人めっちゃ必死じゃん……あんなに見たかったのに、あんなに離れた席しか取れなかったなんて……かわいそう」とほかの客に同情される可能性はあります。
が、背に腹は変えられません。
滅多にない貴重なチャンスで、周りの目を気にして遠慮している場合ではないのです。
後ろ寄りの席に座るなら、念のため双眼鏡を持っていくと良いでしょう。
倍率は8〜10倍程度でじゅうぶんです。
今後、ドームやスタジアム、アリーナで使う可能性があるなら(コンサート鑑賞やスポーツ観戦など)、倍率10倍を超えるハイスペックな双眼鏡を買っておくのもありです。
上の可能性がないなら、8〜10倍の双眼鏡で問題ありません。
仮に座席から俳優/女優まで24m離れている場合、8倍の双眼鏡を通せば"3mの距離まで近づいた大きさ"で見ることができます(10倍なら2.4m相当)。
出演者の表情までばっちり確認できるでしょう。
双眼鏡を持って行くかどうかで、満足度に雲泥の差が生じます。
- 憧れの俳優/女優を見たい気持ち
- ほかの客から浮きたくない気持ち
どっちがより強いのかを考えてみてください。
それでも悩んでいる方には、「ほかの客とは二度と会わないだろうから、どう思われてもいいや」くらいに開き直り、欲求に従う(バッグから双眼鏡を取り出す)ことをおすすめします。
案外、あなたの姿を見た客から「双眼鏡いいなぁ……」と羨ましがられるかもしれません。
ネット通販サイトAmazonでは、高コスパの双眼鏡を求めるユーザーにSuperSunny 双眼鏡10倍が売れています。
手ブレ軽減設計なので、好きな俳優/女優の顔をしっかり捉え、細部までくっきり目に焼きつけられます(きっと一生忘れない映像記憶になる)。
そもそもの話として、舞台挨拶やゲストビジットつきの上映に来ている時点で館内にいる全員がミーハーです。
「双眼鏡なんて使ったらミーハーだと思われそうで恥ずかしい……」などと遠慮することはありません。
まとめ
演劇における特等席は最前列です。
コンサートやライブの特等席も最前列です。
舞台挨拶やゲストビジットも例外ではありません。
登壇する俳優/女優をもっとも肌身で感じられるのは、やはり最前列です。
ただし映画の場合は、コンサートと違って「上映」というべつの要素も加わります。
だからこそ、
- 舞台挨拶:最前列が最高
- 映画鑑賞:最前列は最低
ご覧のズレが生じてしまいます。
私だったら、一回性を重視して「舞台挨拶」を優先させます。
つまり、首の痛みをこらえながら前の席で映画を観る(そして間近で出演者を見る)、ということです。
とはいえ、
- 映画を楽しめないのは嫌
- 舞台挨拶で後方の席が当たった
こうした事情により、後ろの席に座るケースもあるでしょう。
そんなときには、出演者の顔が見やすいよう8〜10倍の双眼鏡を持参するのがおすすめです。
肉眼にこだわる必要はありませんし、恥ずかしがったり周囲に気を遣ったりして、双眼鏡を"自粛"する必要もありません。
なぜなら、動物園のパンダと違い、俳優や女優は「ここに行けばいつでも会える」ような存在ではないからです。
後悔が残らないよう、またとない機会を全力で楽しみましょう。
ほかの双眼鏡も見てみたい方はこちらです。
いますぐ手に入れたいなら、ネットショップではなく、近所のホームセンターや家電量販店で探してみてください。
以上、舞台挨拶つきの上映はどの席から見るのがおすすめなのか、でした。
【結論】おすすめは最前列。人気があるのも最前列。スクリーンが近すぎて映画鑑賞には不向きだが、生の俳優/女優は間近で見れる。双眼鏡を持参すれば、後方の席からでも舞台挨拶やゲストビジットを楽しめる。つまり選択肢は3つ。前方に座るか、後方に座るか、双眼鏡を持って後方に座るか。
最前列や2〜3列目に座る方には、LUXSURE ネックピローをおすすめします。
映画館で使うのは恥ずかしいかもしれませんが、首をサポートして鑑賞時の負担を軽減してくれます(2時間近くスクリーンを見上げつづけるのはあなたが思っている以上に疲れる)。
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映画館のゲストビジットで浜辺美波を見た感想について、当サイトにはこんな記事があります。
前から3列目での映画鑑賞に関して、当サイトにはこんな記事があります。
映画館の飲食物が高い理由について、当サイトにはこんな記事があります。