【閲覧注意】トイレ流すときの「大・小」表記に違和感

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トイレを流すときに「大なの?それとも小なの?」と尋ねられますが、この表現にどうも違和感を覚えてしまいます。

 

排泄物って大小に区別できる?

人間の排泄物ってほんとうに大小に区分できるものなんでしょうか。

調子が悪いときには「大」が少量しか出ず、「この場合は小なのでは?」などと考えてしまうことも。

 

はたして「大・小」という表記は正確なのでしょうか。そもそもなにを「中」として基準にしているんでしょうか。意味がわかりません。

友人とのランチで話す内容でもないので、こちらで質問させていただきます。

 

<佐賀県・洗浄便座は白熱電球以上の発明さん・45歳>

 

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大小では語れません

とても素晴らしい着眼点です。仰るとおり、人間の便はとても奥深くバリエーション豊かであり、とても大小などという安易な二分法で語れるような代物ではありません

 

まず、大きいとか小さいとかそのサイズを比較する以前の問題として、固体か液体かという大きな差異があります。固体と液体を「あっちのほうが大きい。こっちのほうが小さい」といって比較するのは容易ではないように思います。

 

たとえばここに鉄板にのったハンバーグがあります。それから、グラスに入ったミネラルウォーターがあります。

 

「ハンバーグとミネラルウォーターはどっちのほうが大きいですか?」と質問してきたヤツがいるとします。たぶんそいつの顔面を張り倒しますよね。

「バカなこと訊くんじゃないよ」って。そう、ふつうは張り倒すんです。

 

だってハンバーグとミネラルウォーターの大きさを比較するのはナンセンスだから。「デカい、ちっせぇ」で語れる領域ではない。しいていえば「カタい、柔らかい」の世界です。

 

固便と液便でも決着はつかず

「それじゃあ今後は大便を固便、小便を液便と呼ぶことにしましょう」

ナントカ大臣がそう発表したとして、これで本当に解決めでたしめでたしでしょうか。いいえ、まだ物語は終わりません。

 

さすがに液便(旧小便)の出口から固体が出てくることは考えられません。出てきたとしたらそれは尿管結石です。

 

しかし一方で、固便(旧大便)の出口(俗にいう肛門)から液体が出てくる可能性はどうでしょう。これはあながち無いともいえません。なぜなら我々は下痢の存在を知っているから

 

下痢のあつかい

下痢はその形状からして液便に分類するのが妥当でしょう。

しかし、「ちょっと液便してくるね」といって席を立った友人が、その実「下痢」をしていたと知ったら、なんだか騙された気分になるのもまた事実。

 

下痢の存在があるゆえに、固便、液便のネーミングも採用にはいたらないわけです。

 

もしトイレの水量を「固便・液便」でわけた場合、便器に下痢を噴出した人間は「液便」を選択するのが自然の成り行きではありますが、はたしてほんとうに「液便」の水量で下痢を流せるのかと問われたら、自信をもって頷くことなどできません。

 

フェルマーの最終定理に終止符を

このままでは「フェルマーの最終定理」よろしく、300年たっても解けない難問になりかねません。そこで私はこの忌々しき問題をけっして看過することなく、3日3晩ばっちり寝ながら考えた結果、ついに答えらしきものにたどりついたのです。

 

うんち・おしっこ

トイレの表記を「うんち・おしっこ」にするという原点回帰的解決策を提示したいと思います。これで万事上手くゆく……そう思ったのはほんの一瞬だけでした。

 

私はここである疑問にぶつかります。

はたしてほんとうにトイレにはうんちとおしっこしか流さないのだろうか?

 

ここへきてゲロの登場

忘れていました。ゲロの存在を

そう、我々は体調が悪くなった際、便器にむかって吐瀉物を放出するきらいがあります。吐瀉物はうんちでもなければおしっこでもありません。

 

厳密にいえばあと数時間後にはそれぞれ立派なうんちとおしっこになる予定だったのですが、製造ラインで重大な事故が発生し、戻り品となってしまった。それがゲロです。

 

『金の斧』っぽい展開へ

こいつを便器にぶちまけたあとで「あなたがぶちまけたのはうんちですか?それともおしっこですか?」と尋ねられたら、両方に首を振るしかない。

『金の斧、銀の斧』だったらこれでハッピーエンドまっしぐらですが、顔面蒼白の正直者には救いがありません。つまり、ずっと放置するしかないわけです。

 

ゲームであればこれは完全なバグで、製作者はこういった袋小路を避けねばなりません。現実世界も同様です。これではゲロを吐いてしまった体調不良者があまりに不憫です。

この難局を突破するには、自らそこへおしっこをし、おしっこへレバーを傾けるか、はたまたゲロ漂う汚水にうんちをし、うんちレバーを引くかしかありません。

 

このように都合よく催せばまだいいほうで、最悪の場合、自分ではどうにもならず、誰かの力を借りねばならない状況にもなりえます。

 

「よし、俺がそこへおしっこをすれば解決ってわけだな」そう意気揚々と便器の前までやってきた友人も、あなたの吐瀉物を見るなり容体が急変、思いっきりゲロを吐く可能性だってあります。この状況を端的に表すなら、地獄絵図です。

「地獄絵図なんて単語いつ使うんだろう?」なんてずっと思っていましたが、いまでした。

 

ゲロ対応トイレで万事解決

そういうわけですので、ゲロ用に新たにレバーの可動域を設けていただくか(奥がおしっこ、手前がうんち、横がゲロ。はたまた↑↑↓↑でゲロ用水流発動)、もしくはレバーではなくボタンタイプであれば、「うんち・おしっこ・ゲロ」の三連ボタンを設置していただければと思います。

 

なにはともあれ、「駅弁」で検索をかけたサラリーマンがこの記事にたどりつかないことだけを祈っています