バットマンの宿敵ジョーカーに魅了される人は少なくありません。
私もその一人です。
『ダークナイト』でヒース・レジャーが演じたジョーカーも、『ジョーカー』でホアキン・フェニックスが演じたジョーカーも最高でした。
悪役でありながらも人々を惹きつけるジョーカーの魅力は「スーツ姿」にあると思います。
このスーツ姿の悪役という点について、個人的な考えをまとめてみました。
スーツを着た悪役ジョーカー
ジョーカーは悪役ですが、スーツを着て、ネクタイまで締めています。
まるで会社員のような格好をしているんですよね。
どう考えても動きにくいだろうし、窮屈だろうし、戦闘には向いていない。
しかしジョーカーは着替えようとしません。
ジャケットすらも脱がない徹底ぶりは、もはや紳士であるとさえいえます。
悪役はたいてい動きやすい格好
どんな映画においても、悪役がスーツを着ていることはほとんどありません。
「暴力で世界を支配してやろう」などという野望を持つ者がスーツを着ていては動きにくいですし、ビジュアル的にも「悪いヤツ」という感じがしない。
だから『ダークナイトライジング』に出てくるベインのように、悪役はなんだかよくわからない装具のようなものを身につけていることがほとんどです。
ところが、ジョーカーはスーツをビシッと着て、ネクタイを締めている。
そこに彼のポリシーというか信念のようなものを感じますね。
顔はピエロのメイク
ただ単に「スーツを着た悪役」なら、探せば出てくるでしょう。
『ゴッドファーザー』に出てくるマフィアは全員がスーツを着ていますし。
そんななかでジョーカーが特異なのは、顔にピエロのメイクを施している点です。
髪も緑色に染め上げており、見るからにクレイジーな雰囲気を漂わせています。そして実際に彼はクレイジーです。
ジョーカーのポリシー
つまりジョーカーは一般社会に溶けこもうとしてカモフラージュのためにスーツを着ているわけではありません。
やはり、彼なりのポリシーがあってスーツを着ているのです。
ピエロのような真っ白の顔に、スーツ。
明らかに悪いヤツなのに、なぜかネクタイまで締めてスーツ。
そうしたギャップがジョーカーの魅力を倍増させているように思えてなりません。
少なくとも、もしジョーカーがタンクトップに短パンという出で立ちだったら、私はここまで彼のファンになっていなかったと断言できます。
『ダークナイト』のスーツが最高
『ダークナイト』では紫色のスーツを、『ジョーカー』では赤色のスーツをそれぞれ着用しています。
どちらもかっこいいのですが、個人的なお気に入りは『ダークナイト』で着ていた紫色のスーツです。
よりいっそう悪の雰囲気が漂っているので。
映画『ジョーカー』においては、あくまでも彼はピエロという設定であるためか、明るい衣装が多くなっています。
ちなみに、映画『バットマン』でジャック・ニコルソンが演じたジョーカーはスーツを着ていないので、ここでは対象外としておきます。
まとめ
ジョーカー自体がそもそも魅力的な悪役であり、人々を惹きつける要素をたくさん持っています。
そのなかでも今回は「スーツ」だけに着目して記事にまとめてみました。
Tシャツでも、オールオーバーでも、ビキニでもない。
ジョーカーの衣装はスーツ以外にありえません。
格好は上品なのに、真っ白に塗られた顔は狂気に満ちている。
なにを考えているのかわからない敵。それがジョーカーです。
なんともかっこいい悪役ですね。
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以上、ジョーカーの魅力についてでした。