プレゼント選びでNGなのは、彼氏が好きなものを選ぶこと、です。
なぜなら、好きなものにたしいて人はこだわりを持っているからです。
「だけど、興味があるモノをあげたほうが彼氏に喜んでもらえるんじゃないの?」
と思った方がいるかもしれません。
では、こんな状況を想像してみてください。
あなたは美容に強いこだわりがあり、毎日30分以上かけて肌をケアしているとします。
そんなあなたへの誕生日プレゼントとして、彼氏が「化粧水」を贈ってきたらどう思うでしょうか?
- 肌に合わないかも……
- お気に入りの化粧水があるのに……
- もっと高級なやつ使ってるんですけど……
- 防腐剤無添加って肌が荒れるんだよな……
など、素直に喜べないのではないでしょうか。
なぜなら、興味関心がある分野にたいしては、強いこだわりを持っているからです。
彼氏が好きなものをプレゼントするのは、まるでマラソン選手にランニングシューズをプレゼントするようなものだとお考えください。
すなわち、素人がヘタに選ばないほうが良い、ということです。
そうではなく、彼氏が「自分でわざわざお金を出して買いそうにないモノ」を選びましょう。
こだわりがないジャンルのちょっと高級なモノを贈ること、それが相手に喜ばれるプレゼントの鉄則です。
この記事では、
- 手紙
- 洋服
- 財布
- 腕時計
- 高級ボールペン
など、「彼氏の誕生日プレゼント候補」をわかりやすくご紹介します。
彼氏に喜んでもらうため、ぜひ参考にしてみてください。
彼氏の誕生日プレゼント候補9選
プレゼント選びにおいて大切なのは、プレゼントの金額ではなく、選んだ理由です。
なぜ彼氏に使ってほしいのか、そのワケを説明できるモノを選びましょう。
というのも、「なんとなく選んだ意味のないプレゼント」など貰っても嬉しくないからです。
- 似合うと思ったから
- 仕事を頑張ってほしいから
- 財布がだいぶ傷んでるから
- 以前〜がほしいって話してたから
など、理由はなんでも構いません。
「彼氏のことをよく知るあなた(彼女)だからこそ選べるモノ」を渡せると、彼氏に喜ばれることでしょう(俺のことをよくわかってくれている、と感じてもらえるので)。
たとえば、「寝つきが悪いって話してたから、アロマディフューザーを贈るね。香りは、好きだっていってたラベンダー。リラックスしてすぐに眠れると嬉しいな」といった具合です。
「プレゼントの良いアイディアが思い浮かばない……」
という方は、以下9つのアイテムを参考にしてみてください。
ヒントやひらめきが得られるかもしれません。
- 手紙
- 本
- 下着
- ベルト
- 洋服
- 高級ボールペン
- タイピン
- 財布
- 腕時計
以上9つの候補をご覧の「金額が安い順」にご紹介していきます。
なお、金額はあくまでも目安です。
1. 手紙 500円
あなたが中学生や高校生でプレゼントにお金をかけられないなら、彼氏の誕生日に手紙を渡すだけでもじゅうぶんです。
「手紙じゃ彼氏にガッカリされるかも……」
と不安に思った方がいるかもしれませんが、「手紙だけかよ」と不満を垂れるような傲慢な彼氏には、あなたも冷めるのではないでしょうか。
だから、金額を気にする必要はありません。
むしろ、彼氏の人間性を試すテストだ、くらいに考えれば良いでしょう。
ただしいくらお金をかけられないとはいえ、ルーズリーフに文章を書くのはNGです(あまりに低予算すぎる)。
書店や雑貨屋に行き、お洒落なレターセットやメッセージカードを購入しましょう。
予算は500円もあれば足ります。
「手紙になにを書いたら良いかわからない……文章書くの苦手だし……」
という方は、彼氏の好きなところを100個書いたプレゼントブックを渡す手もあります。
ネット通販サイトAmazonでは、こちらのプレゼントブックが売れています。
彼氏の性格や見た目、言動など、好きなところを100個書き込んで渡してみてはどうでしょうか。
2,000〜3,000円以上の予算があるなら、ほかの品物にプラスして手紙やプレゼントブックを渡すのもおすすめです。
モノだけでなく、愛する人にあなたのコトバも届けましょう。
2. 本 1,500円
低予算でお洒落なプレゼントを渡したいなら、本がおすすめです。
小説、エッセイ、写真集、図鑑……どんなジャンルの本でも構いませんが、「1億円稼ぐお金持ちの思考法」みたいなビジネス書は避けたほうが良いでしょう。
というのも、ロマンチックさのかけらもないからです。
彼氏が大学生や社会人であれば、メッセージ性が強い『星の王子さま』をプレゼントするのも悪くありません。
「大切なものって目に見えない……」のセリフで知られる不朽の名作です(子どもより大人に刺さる内容。1時間もあれば読める簡潔さもGOOD)。
『星の王子さま』を読んだ彼氏は、あなたのことをこれまで以上に特別に想い、大切にしてくれるかもしれません。
もし「彼氏に読んでほしい大好きな本」があるなら、誕生日プレゼントとして渡してみてはいかがでしょう。
プレゼントらしさを出したいなら、ブックカバーを買って書籍につけるのがおすすめです。
本は知的でセンスのあるプレゼントですが、もし彼氏がマンガしか読まないような"活字アレルギー体質"であれば、やめたほうが良いかもしれません。
まるで野菜嫌いの彼氏にラタトゥイユを作るようなもので、プレゼントどころか嫌がらせになってしまうからです。
3. 下着 3,000円
下着はほとんどの男性にとって「自分でわざわざ高いお金を出して買わないもの」の代表格です。
パンツを穿かない男性はいませんが、かといって「高級ブランドのパンツしか穿かない」とお金をかけてこだわる男性もいません。
だからこそ、ちょっと高級な下着を贈るだけでも喜んでもらえます。
「いつも穿いてる3枚で1,000円のパンツと全然違う。ゴムの締めつけがないし、肌触りが良いし、動きやすい」という具合です。
機能性を重視するなら、
- GUNZE ボディワイルドシリーズ
- WACOAL BROSシリーズ
このあたりの下着がおすすめです。
もっとプレゼントらしさを出したいなら、
- Paul Smith
- Ralph Lauren
- Calvin Klein
こうしたブランドが出している下着を買うのが良いでしょう。
1枚3,000円程度で購入できます。
下着の好みに関して、男性は大きく2つに分けられます。
- トランクス派
- ボクサーパンツ派
彼氏が「どっち派」なのか、こだわりを外さないようにご注意ください(つぶあん派とこしあん派みたいなもの)。
ボクサーパンツはさらに「前閉じ」と「前開き」に分けられますが、「ねぇあなたって前閉じ派なの?」と本人に質問するのも野暮なので、これはどちらでも良いでしょう。
迷ったら無難な「前開き」を選んでおけばOKです。
4. ベルト 5,000円
ベルトも下着とおなじです。
使わない男性はいないけれど、お金をかけてこだわる男性もいない、そんなアイテムだといえます。
もしブランド品をプレゼントしたいなら、Paul SmithやRalph Laurenあたりが良いでしょう。
価格帯は1〜2万円です。
ブランド品にこだわらないなら、百貨店やPARCOのメンズフロアでベルトを物色してみてください。
ユニクロで買った2,990円のベルトを使っている男性にとっては、5,000円のベルトでも"贅沢"に感じられるはずです。
彼氏がハイブランドを好むなら、GUCCIやLOUIS VUITTONのベルトを買うのもアリです。
ただし価格帯は6〜8万円と安くないため、彼氏の「お返しのハードル」が上がってしまうかもしれません。
高収入でカネ回りの良い彼氏であれば、自身への豪華な誕生日プレゼントに期待して"先行投資"しておくのも良いでしょう。
5. 洋服 8,000円
TシャツやYシャツ、ポロシャツ、アウターなど、洋服をプレゼントする手もあります。
気をつけるべきは「サイズ選び」です。
彼氏がS、M、Lいずれのサイズを着用しているか、あらかじめリサーチしておきましょう。
なかにはピッタリ着るのが好きだという男性もいるため、身長だけでサイズを判断しないようご注意ください。
それから、Ralph Laurenなどアメリカンサイズのブランドを買う際にも注意が必要です。
というのも、普段はSやMサイズのTシャツを着ている男性でも、ラルフローレンの場合はXSがちょうど良い、なんてこともあるからです。
ネット通販で服を買うとしたら、試着後の返品交換が可能かどうかを確認しておきましょう。
人によっては古着に抵抗を抱いている場合があります。
彼氏が古着好きでない限り、新品の洋服をプレゼントすることをおすすめします(事実、世の中にはプレゼントされた古着を一度も着なかった男性がいる)。
ネット通販サイトAmazonでは、睡眠の質を高めたいユーザーにBAKUNEが売れています。
BAKUNEとは、疲労やストレスの緩和、筋肉のハリとコリの緩和、血行促進に効果がある高級リカバリーウェアです(キャッチコピーは「着て寝るだけで疲労回復」)。
彼氏が「真っ裸で寝るタイプ」でなければ、喜ばれることでしょう。
6. 高級ボールペン 3,000円〜1万円
彼氏が社会人だったり、よくあなたに手紙を書いてくれたりするなら、高級なボールペンを贈るのも良いでしょう。
おすすめは、イギリスの高級筆記具ブランドPARKER(パーカー)のボールペンです。
価格帯は3,000円から1万円程度ですので、「高級」といっても、高級腕時計や高級ワインほど高額ではありません。
たいていの人は数百円のボールペンしか持っていないため、価格が20〜30倍もするような高級ボールペンを贈れば、その握りやすさ、書き心地、重心の安定感に感動することでしょう。
ちょっとリッチなボールペンは、繰りかえしお伝えしている「自分でわざわざお金を出して買いそうにないもの(でも貰うと嬉しいもの)」に該当します。
ご覧のとおりPARKERのボールペンは、数百円のボールペンとは見た目からして異なります。
たとえるなら、軽自動車とメルセデス・ベンツみたいなものです。
ボールペンのただならぬ重厚感や高級感に気づいた彼氏の友人が、「その高そうなボールペンどうしたの?」と彼に声をかけるかもしれません。
「彼女から誕生日プレゼントでもらったんだ」と答える彼氏は、さぞ気分が良いことでしょう(彼女のセンスを褒められたようで嬉しく感じる)。
ちなみに、PARKERのボールペンには名入れが可能です。
彼氏の名前でも、好きな言葉でも構いません、あなたが選んだ文字を刻み「世界に一つだけの特別なボールペン」を彼氏にプレゼントしましょう。
ただし名入れには時間を要するため、場合によっては商品が届くまで1〜2週間ほどかかることがあります。
彼氏の誕生日に"遅刻"しないようご注意ください。
7. タイピン 1〜2万円
タイピンというのは、ネクタイピン、タイバーともいい、ネクタイがズレないように押さえるアイテムを指します。
ちょうど、紙を留めておくクリップのようなものです。
したがってタイピンは、営業職や事務職、塾講師、ホストなど、スーツを着て働く彼氏へのプレゼントにおすすめです。
タイピンをプレゼントすれば、彼氏は毎朝身じたくをしながら「彼女がくれたお洒落なタイピンをつけて……よっしゃ」と気合が入るかもしれません。
「だったらネクタイでも良いのでは?」
と思うかもしれませんが、社会人が毎日おなじネクタイをつけて出社することはありません。
だから、あなたがプレゼントしたネクタイは週に1〜2回しか出番がやってこないのです(女性が数種類のピアスを使い回すように数種類のネクタイを使い回すのが普通)。
それにたいして、タイピンだったらおなじものを毎日つけていてもおかしくありません。
せっかくプレゼントするなら、なるべく多く使ってもらえたほうが嬉しいのではないでしょうか?
Paul Smithのタイピンは1〜2万円程度です。
カラフルなアクセントが入っており、「それポールスミスじゃない?」と周囲に気づいてもらいやすいのが、Paul Smithを選ぶメリットです(彼女からのプレゼントに触れられたら嬉しい)。
彼氏が好きなブランドがほかにあるなら、そちらのブランドでタイピンを探してみてください。
ちなみに、LOUIS VUITTONは4万円前後、GUCCIも4万円前後、Diorは5万円前後です。
Tシャツを1枚10万円以上で売っているハイブランドの強気な価格設定を考えたら、上のタイピンの値段は"良心的で手が出しやすい"といえそうです。
8. 財布 2〜5万円
財布はプレゼントの定番です。
- 長財布
- 二つ折り財布
それぞれ好みがあるため、「長財布を使っている彼氏に二つ折り財布をプレゼント」しないようご注意ください(お札が折れるのを嫌がる)。
逆も然りです(長くて嵩張るのを嫌がる)。
安物の財布はすぐ傷んでボロボロになってしまうため、できれば2万円以上する「品質が高くて永く使える」財布を選ぶようにしましょう。
2万円以上、5万円以下の価格帯で買えるメンズの財布を探すなら、以下のブランドをチェックしてみてください。
- PORTER
- Orobianco
- Calvin Klein
- Paul Smith
- agnes b.
なお、PORTERとOrobiancoはいずれも高級ナイロン製のバッグで知られるブランドです。
もし彼氏がどちらかのブランドのバッグを愛用しているなら、財布もおなじブランドで揃えると喜ばれるかもしれません。
彼氏が現金派ではなくクレジットカード派であれば、財布の代わりにカードケースをプレゼントするのも良いでしょう。
カードケースなら財布よりも安いため、
- PRADA
- GUCCI
- LOUIS VUITTON
これらハイブランドの商品でも5万円以下で購入できます。
9. 腕時計 3〜5万円
彼氏が時計好きなら、プレゼントは控えたほうが良いかもしれません。
なぜかというと、
- 文字盤の大きさ
- ベルトの素材
- アナログかデジタルか
- ソーラー電波時計か否か
- カレンダー機能の有無
- 機械式か否か
- どこのメーカーか
など、細部に至るまでこだわりを持っている可能性があるからです。
たとえば、お洒落だと思ってプレゼントしたagnes b.の腕時計が、「電波時計じゃないから気持ちが悪い」と彼氏をガッカリさせるかもしれません。
タフで壊れにくいからと選んだG-SHOCKの腕時計を、「G-SHOCKはおもちゃっぽいから苦手」と拒絶されるかもしれません。
あるいは、金属製ないし革製ベルトの腕時計を見た彼氏が、「俺ってラバーバンドが好きなんだよね……」と不満を漏らすかもしれません。
早い話が、腕時計選びは難しい、ということです(彼氏があなたの夏用サンダルを選ぶようなもの。色、形、歩きやすさ、いろんな要素があってきっとすべてには満足できない)。
ところで、彼氏はデートの際に腕時計をしていますか?
腕時計をつけていないなら、そもそも「邪魔だからつけていない」のかもしれません。
「腕時計しないの?」とさりげなく事情を訊いてみると良いでしょう。
腕時計を2つ以上持ち、TPOに合わせて使い分けているとしたら、間違いなく彼は腕時計が好きです。
私たちには理解できないマニアックなこだわりを持っている可能性が高いため、腕時計のプレゼントは控えるか、いっそ彼氏と2人で買いに行って本人に自ら選んでもらうのが良いかもしれません。
まとめ
彼氏への誕生日プレゼント候補はつぎのとおりです。
- 手紙
- 本
- 下着
- ベルト
- 洋服
- 高級ボールペン
- タイピン
- 財布
- 腕時計
もちろん、これがすべてではありません。
あくまでも一例です。
プレゼント選びで大切なのは、「本人がわざわざお金を出して買いそうにないもの」を選ぶことです。
たとえば、ブランド品の下着や高級ボールペンなどはその最たるものでしょう。
それにたいして避けたいのは、彼氏が好きなものをプレゼントすること、です。
なぜかというと、腕時計が好きなら腕時計に、キャンプが好きならキャンプグッズに、こだわりを持っている可能性が高いからです。
まるで料理人に包丁をプレゼントするようなもので、かなりハードルが高い(失敗する確率が高い)といえるでしょう。
好きなものは放っておいても本人が買うため、喜ばれるプレゼントの原則である「本人がわざわざお金を出して買いそうにないもの」に該当しません。
いずれにせよ、彼氏が好きなもの、ハマっているもの、こだわりが強いものはプレゼント候補から外しておくのが無難です。
くわえて、なぜそれを彼氏にプレゼントしたのか、あなただからこそ語れるストーリーを伝えると喜ばれます。
というのも、「俺のことを理解してくれている」と彼氏に実感してもらえるからです。
手紙を添えて「プレゼントに込めた想い」を伝えると良いでしょう。
たとえば、同期の社員がお洒落なタイピンをつけてて羨ましいって話してたから……といって彼氏に高級なタイピンをプレゼントしたり、です。
あるいは、毎晩欠かさず日記をつけてるって聞いたから……といって高級ボールペンをプレゼントしたり(私との思い出をこのボールペンで書きとめてほしいなんてお願いしたり)、です。
独自のエピソードがあれば、彼氏がほしがっていたものでなくても(高級ボールペンがほしいなんて一度も口にしていなくても)、喜んでもらえるはずです。
以上、彼氏への誕生日プレゼントの候補でした。
【結論】こだわりがないジャンルのちょっと高級なモノを贈ること。渡す理由を説明できること。この2つの条件を押さえていればなんでもOK。予算がなければ手紙や本でも構わない。3千円以上のお金を使えるなら、下着、ベルト、洋服、高級ボールペン、タイピン、財布またはカードケース、腕時計あたりを検討してみよう。箸やコップなど食器をプレゼントするのも良いが、家族と同居していると恥ずかしくて使えないかも。