高級車に乗っていれば、煽り運転の被害を受けずに済むのでしょうか?
気になったので、1000万円超の高級車であるポルシェ911カレラをレンタルし、あちこち走り回ってみました。
本記事で結果をお伝えしていきます。
高級車は煽られないのか?
ポルシェ911カレラ(991型)で「後続車に煽られるかどうか」の検証しました。
なお、ポルシェ911カレラは1000万円を優に超えるドイツの高級車です。
まず結果を書いてしまうと、ほとんどの車が接近してきませんでした。
煽る煽らない以前に、後続車がかなり車間を空けて走ってくれるんですよね。
ですので、マイペースな私がいつものような(のんびりとした)運転をしていても、不快な思いはいっさいせず。
快適にドライブを楽しむことができました。
国産コンパクトカーでおなじような運転をしていると、しょっちゅう車間を詰められるんですけどね……。
やはり値段の差。風格のちがいでしょうか。
さすがポルシェ。
リアエンジンの威圧感
ポルシェ911がリアエンジンであることも、後続車を遠ざける要因の1つだと考えています。
たいていの自動車はフロントにエンジンを積んでいますが、ポルシェ911はリア(後ろ)にエンジンを搭載しています。
それも3400ccの大排気量のものを。このエンジンがまた迫力のある音を出すんですよね。
リアにエンジンがあるので、青信号に変わって発進する際など、後続車ドライバーの耳に大迫力のエンジンサウンドが届く。
それで、「近づかないほうが良さそうだ」と判断して距離をとる。
こういうカラクリなんじゃないかと、個人的には思っています。
とすると、高級車ではなく「リアエンジンのポルシェ911は煽られにくい」という結論になってしまいますが。
ポルシェは煽られない
ポルシェ911は運転していて快適な車でした。
後続車が車間を空けて走ってくれます。老若男女問わず、です。
後続車に接近されるとイラッとしてしまう私にとって、煽られないポルシェはとにかく魅力的。
ポルシェが単なる高級車ではなく、高級スポーツカーである点も大きいかと思います。
(見るからに速そうなので)
煽られるクラウン
トヨタのクラウンといえば、日本を代表する高級車です。
が、一般道をのんびり走るクラウンを、コンパクトカーがゴリゴリに煽っている現場を目撃したことがあります。
煽っているドライバーは、もしかすると「クラウンはおじいちゃんが運転している車」だと認識しているのかもしれません。
まぁ、クラウンの運転手はたいていおじいちゃんですし。
というか、高級セダンはたいていおじいちゃんですし(とくに田舎では)。
そうした点で、ポルシェにおじいちゃん感はありません。
日焼けした30代の男性が乗っていそうなイメージがあります(私は)。
だから、もしトラブルになってキレられたときに、ポルシェのドライバーには勝てない危険性がある。
本能的にそんなリスクを考慮して、車間を空けてしまうともいえそうです。
要するに、高齢者っぽさがない高級車は煽られない、ということです。
ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、アストンマーティンなどなど。
どれもこれも筋骨隆々なドライバーを想像しませんか?
まとめ
「高級車は煽られないのか?」というテーマについて、実際にポルシェ911を運転して検証してみました。
少なくともポルシェは煽られにくい、といえそうです。
ただ、当然ながら「高級車であること」が後続車のドライバーに伝わらなければ意味がありません。
そうした意味でポルシェは「高級」であることが伝わりやすい車です。
見るからに値段が高そうですよね。
いっぽうで、ベントレーやマセラティギブリなどの高級車は、認知度が低いこともあり、高級車だと気づかない人も多々いるのではないでしょうか。
ですので、「高級車だぞ!」と一目でわかるような高級車(たとえばベンツ)であれば、車間を詰められる回数はかなり減るかと思います。
後続車に接近されることなく快適にドライブを楽しみたい方は、ぜひ高級車の購入をおすすめします。
少なくともポルシェ911は、驚くほど周囲が気を遣ってくれ、驚くほど気持ちよくドライブできました(たとえレンタカー固有の「わ」ナンバーであっても)。
以上、高級車は煽られない?1000万円超のポルシェ911で検証してみた、でした。
ポルシェのカタログを手に入れる方法について、当サイトにはこんな記事があります。
ポルシェ911の運転感覚に関して、当サイトにはこんな記事があります。
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