気になっている車のカタログは、どこで何をしたら手に入るのでしょうか。
代表的なのは、ディーラーへ行ってカタログをもらう方法です。
展示車を見たり、試乗車を運転したりすれば、営業スタッフからカタログがもらえます。
もちろん「カタログください」とお願いし、受け取ったらすぐ帰っても構いません。
とはいえ、「カタログだけ欲しい。営業トークをされたくない」という方もいるでしょう。
だったら、ディーラーを訪問せずに別の方法でカタログを入手するまでです。
たとえば、インターネットでWebカタログを閲覧することもできますし、紙媒体にこだわるなら、メーカーに資料請求することも可能です。
この記事では、
- ディーラーを訪問する
- メルカリで購入する
- ムック本の巻末付録で眺める
- カタログを請求すると連絡が来る?
など、「車のカタログを手に入れる5つの方法」をわかりやすく解説します。
気になっているあの自動車のカタログをゲットするため、ぜひ参考にしてみてください。
自動車のカタログの入手方法5選
気になっている車のカタログは、以下いずれかの方法で入手しましょう。
- ディーラーを訪問する
- Webカタログを閲覧する
- Webサイトから請求する
- メルカリで購入する
- ムック本を購入する
ところで、カタログの入手に関して希望やこだわりはありますか?
たとえば、ディーラーから営業の電話がかかってきたら嫌だ、デジタル版じゃなく紙の冊子として手元に置いておきたい、という具合です。
上のようなこだわりがあるとしても心配は要りません。
納得のいく方法でカタログをゲットできるはずです。
では、もっとも適した入手方法を知るため、それぞれの詳細を見ていきましょう。
1. ディーラーを訪問する
家電量販店へ行けば製品のカタログが手に入るように、ディーラーへ行けば、気になっている車のカタログを無料でもらえます。
ディーラーを訪れたついでに展示車に触れたり、試乗車を運転したりするのも良いでしょう。
いくらカタログを眺めていても実物の迫力や質感はわかりません。
紙面の情報だけでなく、ホンモノを肌で体感できるのが、ディーラーへ足を運ぶメリットだといえます。
もし購入を考えているなら、「スマホで試乗予約」をしてから販売店に向かうのがおすすめです。
歯医者や美容院とおなじで、事前に予約を入れておけばスムーズに対応してもらえるからです。
アポ無しで向かうよりは、ディーラー訪問のハードルを下げられるのではないでしょうか。
ただしディーラーでは、営業スタッフに車を勧められる可能性があります(向こうはそれが仕事なので)。
- そもそも買う気がない
- ひとまずカタログが欲しいだけ
- 営業トークを断れず時間がかかりそう
こんな方は、相手のホームグラウンドに乗り込まないほうが良いかもしれません。
ちなみに、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどの高級輸入車メーカーは「見込み客」にしかカタログを渡さないためご注意ください(カタログも高級な仕様。ネットで転売したら儲かる)。
ディーラーへは近づかず、ほかの方法でカタログを入手しましょう。
たとえばトヨタの自動車が気になっているなら、トヨタ車に乗っている知り合いに「カタログもらってきて」とお願いする手もあります。
その人物がオイル交換や定期点検でディーラーを訪れた際に、代わりにカタログをもらってきてくれるかもしれません。
ただし、「今すぐ」に手に入らないのが難点だといえます。
では、今日にでもカタログを眺めたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。
2. Webサイトで閲覧する
自動車のカタログは、メーカーのWebサイトにPDFとしてアップされています。
ですので、スマートフォンやタブレット端末、PCから24時間いつでもカタログを閲覧できます。
これといった会員登録は必要ありません。
「内容さえ知れれば良い」という方は、ぜひメーカーのサイトを確認してみてください。
漫画や雑誌を読むのとおなじで、画面はなるべく大きいほうが快適に閲覧できます。
もしお持ちであれば、タブレット端末やパソコンで検索するのが良いでしょう。
スマートフォンの小さな画面では見にくいかもしれません。
通常のカタログはもちろん、アクセサリーカタログ(オプションが掲載)も閲覧できます。
行っていることは「ただWebサイトを眺めているだけ」で、個人情報はいっさい入力しないため、営業メールや電話を気にしなくて良いのがメリットだといえます。
冊子を部屋に置いておきたい、そんなこだわりがないならWebカタログが便利です。
ちなみに、メーカーのサイト上でWebカタログを探す際には、主要諸元表や主要装備表といったスペック紹介ページを目印にしてみてください。
PDFのカタログは、これらの情報の近くに置いてあるケースがほとんどです。
あるいは「気になる車種名 Webカタログ」などとGoogle検索しても良いでしょう。
Webサイトでは、デジタル版のカタログを閲覧できるほか、印刷された冊子のカタログを請求することも可能です。
ここで気になるのが「請求したら電話がかかってくるのか」ではないでしょうか。
3. Webサイトで資料請求
自動車メーカーのWebサイトには、たいてい目立つ位置に「カタログ請求」の文字があります。
タップすると個人情報(送付に必要な住所や氏名など)を入力するよう求められ、後日、自宅までカタログが送付される仕組みです。
わざわざディーラーまで足を運ばなくても良いのがメリットだといえます。
ただし、多くの人が「カタログを請求するとどうなるのだろう?」と疑問に思い、請求できずに躊躇しています。
具体的には、
- 営業電話がかかってくる?
- 営業のメールが届く?
- 近所のディーラースタッフが自宅に来る?
こんな心配をしている方が少なくありません。
その予想は当たっていて、カタログ請求をしたらメーカー側から何らかの連絡があると考えて良いでしょう。
良心的な一部のメーカーは「こちらからの連絡を希望しますか?」という項目をフォームに設けていますが、これは例外です。
ほとんどの自動車メーカーは、「カタログ請求のために入力した個人情報は営業活動にも使う場合がある」と規約に記しています。
したがって後日、
- カタログは届きましたか?
- ご検討してみていかがでしたか?
- ぜひディーラーで試乗しませんか?
- ほかに気になる車種はありませんか?
といった電話が、メーカーやディーラーからかかってくるとお考えください。
電話番号は必須項目になっているため、番号を教えずにカタログだけゲットすることはできません。
Webサイトからカタログを請求するなら、営業の電話は避けられない、ということです。
買うつもりのない車種(たとえば高額なスポーツカー)のカタログを冷やかしで依頼するような場合は、少し気まずい思いをするかもしれません。
では、営業トークや電話をいっさい受けずに冊子のカタログを入手する方法はないのでしょうか。
……あります。
ディーラーへ行かずとも、サイトからカタログ請求をせずとも、カタログは入手できます。
ただし、いくらかのお金を出せば、の話です(カタログは通常タダ)。
4. メルカリで買う
メルカリとは、個人間でモノの売買ができる人気のフリマアプリです。
自動車のカタログも多く出品されており、数百円程度でゲットできます。
メルカリでカタログを買うメリットは、営業トークや電話の煩わしさがない点だといえるでしょう。
メルカリではたいていの出品物が送料無料(出品者が負担)ですので、それほどお金がかからないのも嬉しいところです。
国産メーカーはもちろん、輸入車メーカーのカタログも多く出品されています。
なかには、
- フェラーリ
- ベントレー
- マクラーレン
- ランボルギーニ
- ロールス・ロイス
- アストンマーティン
といった「超」がつく高級車メーカーのカタログもあり、現オーナーしかもらえないような貴重なカタログを入手できたりもします。
ただし、ランボルギーニアヴェンタドールのカタログが5,000円で取引されるなど、けっして安くはありません。
それでも、憧れの高級車のカタログを手に入れられるなら、カーマニアにとって悪い話ではないでしょう。
ポルシェのディーラーに突撃したところで、カタログはおろか、スタッフからほとんど相手にされないのが実情です。
高級車はともかく、もしカタログに多少のお金を払っても良いと思えるなら、メルカリを覗いてみてください。
カタログにお金を出すというよりは、ディーラーからの営業を気にしなくて良い快適さを買う、くらいの感覚が良いのかもしれません(個人から買うので)。
「でも、知らない人に住所や名前を知られるのは怖い……」
と抵抗のある方がいるかもしれませんが、メルカリは、お互いが個人情報を伏せた状態で物品を送れるサービスを提供しています。
したがって、氏名や住所を相手に知られることなく、自宅までカタログを届けてもらえます。
- 営業なし
- 個人情報の伝達なし
- どこかへ出向く必要なし
ご覧のとおり、メルカリなら、ただお金を払うだけでカタログが手に入ります。
煩わしさや厄介ごとはいっさいありません。
経済力のある大人として、ここはひとつ、お金で解決しませんか?
5. ムック本を買う
Amazonや近所の書店で「モーターファン別冊ニューモデル速報 〜のすべて」というムック本を見たことはありませんか?
たとえば、
- 『新型ランドクルーザーのすべて』
- 『新型コペンのすべて』
こんなタイトルの冊子です。
「〜のすべて」シリーズは、三栄が出しているクルマの解説本で、巻末には縮小版のカタログが掲載されています。
したがって、気になっている車のムック本を買えば、同時にカタログも手に入るわけです。
ただし、
- 縮刷なので実物より小さい
- カタログとして独立していない
- アクセサリーカタログは未収録
こうした"我慢ポイント"があるのは確かです。
インテリアとして部屋にカタログを飾るような使い方はできません。
その代わり、メーカーのカタログには載っていない詳細な情報が得られるのが、ムック本を買うメリットだといえるでしょう。
たとえば、
- ライバル車との比較
- 開発陣のこだわり
- 旧モデルからの進化
- メカニズムの解説
- インテリアチェック
など、フルカラーの写真付きで気になっている車の情報収集ができます。
巻末に載っている縮刷カタログは"オマケ"に過ぎず、「〜のすべて」を読みこめば、もはやカタログから情報を得る必要はありません(読了時にはかなり詳しくなれる)。
カタログが欲しい理由は、
- 写真集のように眺めたいから
- インテリアとして飾りたいから
- カタログを収集しているから
- 車の情報が欲しいから
このうちどれでしょうか。
もし情報収集が目的なら、カタログにこだわる必要はありません。
むしろカタログよりも三栄の「〜のすべて」を読んだほうが詳しく知れます。
たとえるなら、グラビアアイドルの写真集を眺めるよりWikipediaを読んだほうが、人物や経歴に詳しくなれるようなものです。
情報量が多いのは、カタログではなく、三栄のムック本です。
ニューモデル速報は書店でも売っていますが、気になっている車が新型車(ここ半年以内に発売が目安)でない場合には、バックナンバーも取り揃えているAmazonで探したほうが確実です。
もし紙媒体が売り切れていたとしても、Kindle版(電子書籍)を買えるのがAmazonの便利な点だといえます。
ちなみに、モーターファン別冊ニューモデル速報の価格は500円程度です。
購入を考えて検討しているなら、情報量が多い三栄のムック本をおすすめします。
カタログは、いずれディーラーへ行って試乗ないし契約をする際に"記念"としてもらうのが良いでしょう。
まとめ
車のカタログが欲しい場合、以下の方法で手に入れられます。
- ディーラーを訪問する
- Webカタログを閲覧する
- Webサイトから請求する
- メルカリで購入する
- ムック本を購入する
営業トークに抵抗がない方は、ディーラーを訪問するか資料を請求するのがおすすめです。
無料で確実にカタログがもらえるからです。
それにたいして、営業トークを遠慮したい方は、
- Webカタログ閲覧
- メルカリで購入
- ムック本を購入
いずれかを選ぶのが良いでしょう。
お金をかけたくないなら「Webカタログ」で決まりですし、数百円を払っても良いなら、メルカリかムック本で目的を果たせます。
ぜひカタログの用途や目的に合った方法をお選びください。
ディーラーに行ってカタログを貰う方は、あらかじめスマホで試乗予約をしておくことをおすすめします。
当日はスムーズに対応してもらえますし、「購買意欲が高い」とみなされて、気持ち良くカタログを渡してもらえるからです(こちらから催促する必要がない)。
試乗予約はメーカーサイトの専用フォームから行ってください。
せっかくディーラーまで足を運ぶなら、
- カタログをもらう
- 試乗車を運転する
これら2つの目的を果たしましょう。
ディーラーでカタログだけもらって帰るのは、まるでアーティストのライブでグッズだけ買って演奏を見ずに帰るようなもので、"もったいない"といえます。
以上、自動車のカタログを手に入れる方法でした。
【結論】クルマを買う可能性が高いなら、ディーラーへ行くか、Webサイトからカタログを請求しよう。営業をかけられると困るなら、Webカタログを見るか、メルカリで買うか、縮刷カタログが載ったムック本を買うのがおすすめ。
ネット通販サイトAmazonでは、『ヤリスクロスのすべて』が売っています。
ほかの自動車が気になっている方は、ぜひAmazonでムック本の在庫があるかどうかを確認してみてはいかがでしょう。
もし紙媒体が売り切れていてもKindle版(電子書籍)をご購入いただけます。