アルファードはミニバンです。
ミニバンはいわゆる「ファミリーカー」なので、独身者は、アルファード本来のターゲットではありません。
がしかし、独身がアルファードに乗ってもなんら問題はないといえます。
「必要ない」という点でいえば、
- 一般道しか走らないスポーツカー
- 舗装路しか走らないSUV
などもおなじです。
そのポテンシャルを発揮できていません。
サーキットへ持ち込まないGR86オーナー、オフロードを走らないランクルオーナーが世間に存在するなら、ふだん後席に誰も乗せない独身のアルファードオーナーがいても良いでしょう。
贅沢とは、すなわち無駄です。
アルファードに乗りたい気持ちがあるなら、知人や家族の「必要ないでしょ」などという声を気にする必要はありません。
お金を払うのが自分なら、どんなクルマに乗るも自分の勝手だからです。
この記事では、
- 独身でアルファード購入は馬鹿げている?
- 買ったことを後悔する?
など、「独身者がアルファードを買うのはお金の無駄なのか」をわかりやすく解説します。
好きなクルマに堂々と乗るため、ぜひ参考にしてみてください。
独身者がアルファードを買うのはお金の無駄なのか
無駄かどうかを決めるのは他人ではなく、自分です。
自分が納得し、満足しているなら、3列シートのアルファードも無駄ではありません。
そもそも、3列シートの車だからといって、いつでも3列すべてに人が座っている必要などないのです。
たとえばアルファードを所有している5人家族がいるとして、平日は旦那ひとりでアルファードを通勤に使っているケースがほとんどでしょう。
1週間のうち、アルファード(3列シートのミニバン)でなければならないのは休日だけ、それも2列しか使っていなかったりします。
つまり、独身者以外がみんなアルファードを使い倒しているわけではない、ということです。
せっかくミニバンを買うのにほとんど誰も乗せないなんてもったいないのだろうか……と気後れする必要はありません。
贅沢とは無駄である
世の中に存在する贅沢は、たいていが無駄です。
たとえばホテルのスイートルームは室内がやたら広く、高級ベッドが5台も6台もあったりしますが、ふたりでひと晩過ごすのに必要かといえばそんなことはありません。
150平米の部屋も、計6台のベッドも無駄です。
あるいは、世の中にはキングサイズのベッドに毎晩ひとりで寝ている人もいますが、これも無駄です。
巨体のカバやサイが寝るならともかく、ひとりの人間が眠るのにキングサイズのベッドは必要ありません。
シングルベッドでじゅうぶん事足ります。
フェラーリF8トリブートに搭載されるエンジンは最高出力720馬力を発揮しますが、公道を走るのにそんなパワーは必要ありません。
事実、スピンや事故を防ぐため、電子制御によって有りあまるパワーを押さえつけているくらいです。
クルマを「移動するための道具」として考えるなら、フェラーリでなく、52馬力の軽自動車でじゅうぶんでしょう。
独身者にとってのアルファードも似たようなものだといえます。
ほとんど出番がない2列目と3列目のシートは余計で、余計なものにお金を出すのは贅沢です。
ただし、贅沢はけっして悪ではなく(戦時中には「贅沢は敵だ」というスローガンがあったけれど目下戦争中でもないわけで)、むしろ心を豊かにしてくれます。
ユニクロでじゅうぶんなのに1着10万円するグッチのポロシャツを買ったり、コンビニ弁当でも空腹は満たせるのに高級寿司店へ足を運ぶようなものです。
つまりよほどの吝嗇家でない限り、誰だって生活のどこかで贅沢をしている、ということです。
贅沢をする(こだわる)対象が、クルマなのか、食事なのか、住居なのか、腕時計なのか……という人それぞれの違いがあるだけです。
したがって、「一般的に考えて独身がミニバンを買うのはおかしいのか」などと考えるのはナンセンスだといえるでしょう。
- バッグに50万円出すのはおかしい?
- 1泊30万円の宿に泊まるのは狂ってる?
- 日本刀に1千万円って、正気ではない?
こんなふうに他人にアドバイスを求めても意味がありません。
自分が満足しているなら問題ないといえます。
結局のところ、私たちが満足させるべき人間は自分だけだからです。
アルファード購入のための第一歩
中途半端なクルマを買って後悔しないよう、アルファード購入を決めたとします。
もっとも気にすべきは、他人の反対意見ではなく、自らの懐事情でしょう。
つまり、収入と支出です。
アルファードはけっして"リーズナブルな自動車"ではありません。
車両価格は最廉価グレードでも350万円、最上級グレードなら700万円以上します。
アルファードは立派な高級車だといって良いでしょう。
配偶者はいないため、自分の収入からアルファードの購入費用を捻出しなければなりません。
- 新車か中古車か
- どのグレードを買うか
- オプションは何をつけるか
などによって合計額が変わり、月々の支払額も変わります。
もし新車でのアルファード購入を考えているなら、トヨタのWebサイトへアクセスし、無料で使えるシミュレーターを試してみると良いでしょう。
- グレード
- ボディ色
- 追加オプション
など自分の好みを選択すると、総額いくらになるのかをシステムが自動計算してくれます。
くわえて、支払シミュレーションも行えます。
たとえば、
- 5年払いにすると月々の返済はいくら?
- 頭金で50万円入れたらどう?
- 頭金なしで買うとどう?
- ボーナス払いを20万円にしたら?
という具合です。
銀行などの金融機関からお金を借り入れるほか、アルファードのオーナーが実際に多く利用しているトヨタの「残価設定型クレジット」を検討するのも良いでしょう。
月々の支払額、すなわち金銭的負担を抑えてアルファードに乗るための工夫です。
残価設定型クレジットの詳細は、トヨタのWebサイトにてご確認ください。
まとめ
「独身はファミリーレストラン入店禁止」なんて決まりはなく、「独身は高級ミニバンアルファードを買っちゃダメ」なんて決まりもありません。
どこで食事をし、どんなクルマに乗るも私たちの自由です。
アルファードは軽自動車やコンパクトカーよりも値段が高い「高級車」ですので、他人の意見というよりも、自らの稼ぎについて考えたほうが良いでしょう。
ローンの返済が苦しくなって(そもそもが無謀で)アルファードを手放す事態だけは避けたいところです。
したがってまず、トヨタのWebサイトへアクセスして、シミュレーターで合計金額を確かめてみることをおすすめします。
どのオプションを付けるか、ナビやオーディオ、ETCやドライブレコーダーはどうするのかを前もってある程度決めておけば、ディーラーでの商談がスムーズに進みます。
返済のシミュレーションを試した結果、もし月々の負担額が大きいと感じたら、「残価設定型クレジット」を検討するのも良いでしょう。
これはトヨタが提案している購入方法ですので、トヨタのサイト上にて詳細を確認できます。
もし新車ではなく中古でアルファードを買うとしても、ひとまず、トヨタのディーラーで試乗だけはしておくべきです。
というのも、世の中には試乗を不可としている中古車ショップがあるからです(中古のクルマはすべて売り物すなわち商品なので)。
自宅からもっとも近いトヨタのディーラーにアルファードの試乗車があるかどうかは(ない場合もある)、Webサイトから調べられます。
もし近所の店舗にアルファードの試乗車が置いてあったら、そのまま日時を指定し、ネット上で試乗予約を済ませてしまいましょう。
ちょうど歯医者の予約をするようなものです。
そうすれば当日、「営業が対応中でして……」といってディーラーで待ちぼうけを食う非効率を避けられます。
以上、独身者がアルファードを買うのはお金の無駄なのか、でした。
【結論】GUCCIのスニーカー、ルイ・ヴィトンの腕時計、ホテルのスイートルーム、飛行機のファーストクラス、それからアルファード。何にお金を使っても「必要ない無駄だ」という意見は出る。仕方ない。自分と他人は、見た目も育ちも価値観も収入も睡眠時間もすべてが違う別の人間なので。結婚する予定もないのに戸建てを買う20代の独身男性もいる。小学生ではない私たちは、自己責任で好きにするのが一番。
ネット通販サイトAmazonでは、アルファードに興味があるユーザーにこちらのムック本がうれています。
もし紙媒体が売り切れている場合、Kindle版(電子書籍)もご購入いただけます。
ハイブリッドとガソリンモデルの違いについて、当サイトにはこんな記事があります。
アルファードの扱いやすさに関して、当サイトにはこんな記事があります。
ゾロ目ナンバーのアルファードについて、当サイトにはこんな記事があります。