アルファードのナンバーを「8888」や「666」などゾロ目に揃えたオーナーは、自身の満足感と引き換えに、いくつかのモノを失います。
たとえば、常識です。
もちろん常識を失うといっても、ゾロ目のアルファードに乗った途端にやたら信号を無視したくなる、なんてことはありません。
そうではなく、周囲から「非常識な危ない人かもしれない」と猜疑の目で見られる、ということです。
ただでさえアルファードは、ヤンキー好みの威圧的な自動車です。
そこへこれまたヤンキーが選ぶようなゾロ目ナンバー(9999など)がついていたら、人々の疑いは確信へと変わります。
ヤンキー要素+ヤンキー要素……こいつはヤンキー(ないしDQN)に違いない、という具合です。
実際にはルールを守る善良な市民であるにもかかわらず、このような偏見を持たれ、勝手に見下されたら癪ではないでしょうか。
「ゾロ目ナンバーのアルファードって最高にカッコいい」と惚れ惚れしているのは自分だけで、周りからバカにされていたらどう思いますか?
この記事では、
- 常識がないと思われる
- 軽率なヤツだと思われる
- 粗暴で危ない人間だと思われる
など、「アルファードでゾロ目ナンバーを選ぶ代償」をわかりやすく解説します。
デメリットを把握するため、ぜひ参考にしてみてください。
アルファードでゾロ目ナンバーを選ぶ代償
トヨタの高級ミニバン・アルファードを購入し、希望ナンバーでゾロ目を選んだとします。
このとき私たちは、自己満足や優越感だけでなく、"DQN"という不名誉な称号まで手に入れてしまいます。
DQN(ドキュン)とは、
- 軽率そうな人
- 非常識な行動をとる人
- 品位に欠ける人
- 粗暴な人
などを指すインターネットスラングです。
DQNの類語は「ヤンキー」です。
ちなみにスラングというのは、「ある社会や仲間内で使われる俗語」を意味します。
たとえば中二病もネットスラングのひとつです。
つまりゾロ目ナンバーのアルファードに乗っているだけで、
- 軽率そうな人
- 非常識な行動をとる人
- 品位に欠ける人
- 粗暴な人
周囲からこんなイメージを持たれるリスクが高まる、ということです。
もちろん、実際に粗暴で軽率なヤンキーであれば、上のように思われても問題ないでしょう。
なぜなら、イメージと現実が一致しているからです。
そうでなく、軽率でも非常識でも下品でもないのに(ゾロ目アルファードに乗っているせいで)勘違いされてしまったら、これは損だといえます。
ほかのドライバーから侮蔑の目で見られてまで、ゾロ目ナンバーにこだわる理由などあるのでしょうか。
- 上がるもの:気分
- 下がるもの:評価
このように、自己満足と周囲の評価はシーソーのような関係にあります。
後続車が離れて走る理由は……
仮に「7777」というゾロ目ナンバーのアルファードを購入したとします。
このアルファードで一般道を走っていると、後続車がやけに離れて走っていることに気づくかもしれません。
ここで「アルファードの威圧感にビビっているんだな。さすが高級ミニバンだ」と合点して喜ぶのは、早計です。
なぜなら、後続車のドライバーは"アルファードの威圧感"に怯えているのではなく、ゾロ目のアルファードというDQN感漂う雰囲気に「警戒」しているだけだからです。
たとえば、「変に近づいたら、いきなり停止して運転手が降りてきて、煽っただろなんてイチャモンをつけられるかもしれない。危なそうだから離れて走ろう」という具合です。
まるで、"電車で独りブツブツ喋るアブナイおじさん"みたいな扱いを受ける、ということです。
「そうさ電車で独りブツブツ喋るアブナイおじさんに憧れてたんだ」という方にはうってつけですが、そうでないなら、ただただ偏見を持たれて損をするだけです。
アルファードで希望ナンバーを取得するとしても、ゾロ目ではない、ほかの数字を選ぶのが良いでしょう。
ただし、一桁のナンバーもゾロ目と同様に"DQNっぽい"と思われるリスクが高いため、避けておくのが無難です。
さらにいえば、左右対称のナンバー(たとえば7007など)もおなじ理由でおすすめしません。
アルファードは、それ自体が「DQNっぽさ」を孕んでいる自動車です。
ナンバーを選んでいなければ周囲は「なんだ勘違いか」で終わりますが、ゾロ目や一桁を選んでいた日には「ほら、やっぱりDQNだ。イタい人だ」なんてバカにされます。
高級ミニバンに乗っていて尊敬されるならともかく、バカにされて喜ぶ人はいないでしょう。
- 軽率そうな人
- 非常識な行動をとる人
- 品位に欠ける人
- 粗暴な人
こんなイメージを避けるには、アルファードを買ってもゾロ目ナンバーを選ばないこと、です。
周囲の意見なんて気にしない?
なかにはこう感じている人もいるでしょう。
「周りの意見なんて関係ない。知ったこっちゃない。俺は/私は、自分が好きなクルマに好きなナンバープレートをつけて乗りたいんだ」
もちろん、アルファードにゾロ目ナンバーをつけるのは所有者の自由です。
がしかし、ほんとうに「周りの意見なんて気にしていない」といえるでしょうか。
たとえば、ワケあって10年落ちの中古の軽自動車に乗ることになったとして、それでも「周囲にどう思われるかなんて気にしない」とあっけらかんとしていられるでしょうか。
もし「ポンコツの軽自動車に乗っていたらダサくてバカにされるから嫌だ」と抵抗を感じるなら、それは周りの目を気にしている証です。
であれば、アルファードの選択にも「周囲からどう見られるか」という客観的評価が入っている、といえるでしょう。
がしかし、
- アルファード:周りから凄いと思われたい
- ゾロ目ナンバー:周りは気にしない
この姿勢は矛盾しています。
一貫性がありません。
もし、知人や見知らぬドライバーから「凄い」と思われたくて(ノアでもステップワゴンでもセレナでもなく)アルファードを購入するなら、希望ナンバーを取得しない、が正解です。
せっかく大枚をはたいて高級ミニバンを買うというのに、余計なところで株を下げないようご注意ください。
もしお金を払って希望ナンバーを取得するとしても、
- ゾロ目(3333など)
- 一桁(7など)
- 左右対称(9009など)
これらは避けるのが無難です。
DQNだと決めつけられて他者からバカにされたり見下されたりしないように、です。
もし駐車場でいつも隣のスペースが空いているとしても、アルファードがデカくて止めにくいから嫌なのではなく(それもあるが)、ゾロ目ナンバーでバカっぽくて危なそうだから、です。
こんなふうに避けられて、警戒されて、侮蔑されて、まるで"ヤバいおじさん"みたいに扱われて、はたして嬉しいでしょうか。
いえ、ただ屈辱を味わうだけです。
まとめ
世の中には、「ゾロ目ナンバーはDQNの名札だ」と決めつけている人がいます。
「ふざけるな、そんなの偏見だ」と反発したくなるかもしれませんが、この人物の考えが合っているか間違ってるかは問題ではありません。
こうした偏見が存在しているという事実が、重要なのです。
たとえるなら、
- 電車内で独り言をいう人物
- 刺青を隠さず露出して歩く人物
- 熱唱しながら自転車を漕ぐ人物
こうした人物を私たちが「普通じゃない危ない人」と認識するようなものです。
もしアルファードにゾロ目ナンバーをつけてしまったら、上のような「要注意人物リスト」の仲間入りを果たしてしまうかもしれません。
後続車はやたら車間を空けて走り、駐車場で隣に止めるクルマはなく、おまけに対向車のドライバーから「出たDQN。あれをカッコいいと思ってんのかね」とバカにされる始末です。
せっかく高級ミニバンを買ってこんな扱いを受けるだなんて、あんまりではないでしょうか。
だったら、もっと地味で目立たない「ステップワゴン」にでも乗っていたほうがマシです。
もちろん、ステップワゴンの購入をすすめるのではなく、「だからアルファードのゾロ目は控えたほうが良い」という話です。
もし希望ナンバーを取得するとしても、たとえば出生時の体重(3264gだから3264)など、他人には一見よくわからない数字にすべきです(ただし誕生日は避けるべき。個人情報ダダ漏れでバカっぽい)。
これならそもそも、私たちがナンバーを選んでいることすら周囲は気づかないでしょう。
だから、DQNだとかヤンキーだとか軽率で非常識な人だとかのレッテルを貼られずに済みます。
以上、アルファードでゾロ目ナンバーを選ぶ代償でした。
【結論】アルファード自体がDQN好みのDQNに人気の車。だからDQNの容疑をかけられがち。そこへゾロ目ナンバー(これもDQNが好む)をつけたら、周囲にとって私たちは"DQN確定"となる。結果、警戒して避けられ、内心でバカにされ、鼻で笑われる。実際にDQNなら問題ないが、そうでないなら不服。だったら勘違いされないようゾロ目を避けるまで。自分だけがカッコいいと悦に入り、周囲全員がダサいと思う不思議なナンバー、それがゾロ目。
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