【なぜ】アルファードを見て怖いと感じる3つの理由

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対向車線にパトカーが現れたときとおなじで、街中でアルファードとすれ違うとドキッとするのではないでしょうか。

 

すれ違うだけでも怖いアルファードが自分の後ろに来たらもう、恐ろしくてたまりません。

「早くどこかへ曲がってくれ」とバックミラー越しに願うばかりです。

 

もちろんアルファードから、

  • 煽られた
  • 割り込まれた
  • ぶつけられた
  • 幅寄せされた
  • 無理に追い越された
  • クラクションを鳴らされた

といった被害を受けたわけではないでしょう。

トラウマがあるわけでも、何をされたわけでもなく、ただ勝手にわれわれがアルファードを恐れているだけです。

 

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ところでなぜ、アルファードの見た目はこれほど恐ろしく、私たちを不安にさせるのでしょう?

恐怖の原因を突き止めれば、あのミニバンにさほど怯えなくて済むかもしれません。

 

そこでこの記事では、

  • 車体がデカいから怖い
  • フロントデザインが怖い

など、「アルファードに恐怖を覚える理由」をわかりやすく解説します。

他人のミニバンに気を取られることなく落ち着いて運転するため、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

アルファードに恐怖を覚える3つの理由

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そもそも「恐怖」とはどんな感情でしょうか。

 

哲学者アリストテレスは「恐れ」を次のように定義しています。

「恐れとは、破滅または苦痛をもたらす害悪が差し迫っているのを思い描くことから生じる一種の苦痛または心の乱れである」

 

つまりトヨタのアルファードは、私たちの目に"破滅または苦痛をもたらす害悪"として映っている、ということです。

  • 破滅をもたらすのでは……
  • 苦痛を与えられるのでは……

アルファードを見て直感的本能的にそんな予感がするから、恐れて警戒するのです。

 

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とはいえ、これでは抽象的でイマイチよくわかりません

そこでアルファードを、

  1. ボディがデカい
  2. 顔つきが威圧的
  3. 運転手が高圧的?

この3つの要素にわけて、それぞれ具体的にご説明します。

 

1. ボディがデカいから怖い

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アルファードのボディサイズは、ミニバンのなかでも最大級のLLクラスです。

TシャツでたとえるならXLみたいなもので、相当大きいといえます。

 

このボディサイズがなぜ恐怖に結びつくのかといえば、もし衝突されたらタダでは済まないだろうから、です。

 

たとえば、後続車が軽トラックならさほど恐怖を感じません。

万が一ぶつかって来られても、せいぜい鞭打ちになるくらいで、追突された私たちが死ぬようなことはないでしょう。

 

なぜなら、軽トラックの車体は小さくて軽いからです。

ちょうど、犬の体(私たちの車)にリス(軽トラ)が衝突するようなもので、大惨事にはなりません。

 

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がしかし、巨大な自動車がぶつかってくるとなると話は別です。

アルファードに限らず、大きなトラックが後ろを走っている際にも居心地の悪さを覚えるのではないでしょうか。

 

これは「もし追突されたらトンデモナイことになる」と本能的に恐れているからです。

命の危険を感じている、ということです。

 

先の例でたとえるなら、犬の体にマンモスが体当たりしてくるようなもので、犬はひとたまりもありません。

 

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トラックほどではないにせよ、アルファードのボディはじゅうぶん大きいため(乗用車のなかで最大クラス)、交通事故のリスクを考えてゾッとします

 

高速道路で渋滞にハマったとき「もし後ろの車が気づかず突っ込んできたら死ぬな……」と恐れているのに近い感情を、後続車がアルファードの状況でも抱いているのだといえます。

 

追突されたら大怪我を負うか死ぬ……これが1つめの恐怖の原因です。

アリストテレスがいう「破滅」に該当します。

 

 

2. フロントデザインが威圧的で怖い

ただボディが大きいだけではありません。

アルファードのフロントデザインは威圧的です。

 

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動物でたとえるなら、そこに岩みたいなゴリラがいて、しかもこっちを睨んでいる、といった状況です。

恐ろしくないはずがありません。

 

ところでホンダの新型フィットは、「柴犬」をモチーフとした人々に愛されるデザインを目指しています。

害悪っぽさはどこにもありません。

 

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アルファードはその真逆です。

可愛らしさなど微塵もなく、アルファードはまるで容疑者みたいなマフィアみたいな暴力団員みたいな大悪党みたいな不機嫌な顔つきをしています。

 

たとえばもし、上のような人相の悪い人物に電車で遭遇したら、サッサと車両を移ることでしょう。

というのも、絡まれたら厄介だからです。

 

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ところが、自動車ではそうもいきません。

自分の後ろにアルファード(しかもボディ色は黒)が来たからといって、そそくさと逃げたりできないのです。

あの恐ろしい顔に睨まれながら(同時に追突の恐怖も覚えつつ)運転するハメになります。

 

まるで「危険なニオイがする人物とおなじ車両」に乗っているようなもので、安心できるはずがありません。

  • 刃物でも持っていたらどうしよう
  • いきなり刺されるかもしれない

などと不穏な妄想に駆られます。

 

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容疑者みたいなマフィアみたいな暴力団員みたいな大悪党みたいな不機嫌な顔つきでしかも逃げられない……これが2つめの恐怖の原因です。

 

3. 運転手が高圧的(?)で怖い

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私たちが怯えているのは、巨大な鉄の塊(アルファード)にたいしてだけではありません。

運転手にも恐怖心を抱いています。

 

なぜなら、デカくて威圧的な自動車を好む人物だからです。

博愛主義者が乗っているとは思えません。

 

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私たちは、デカくて威圧的な車を好むユーザーにたいして、

  • オラオラ系
  • 運転が高圧的
  • 「どけ」と「邪魔」しか頭になさそう

こんなイメージを作り上げてしまいます。

 

そして、自ら作り上げた「高圧的で危なっかしい運転手像」に怯えます。

たとえるなら、まだ幽霊を見てもいないのにお化け屋敷の入り口で(あれこれ想像して)怯えるようなものです。

被害妄想といって良いのかもしれません。

 

それから、アルファードの所有者を「お金持ち」だと考える人もいるでしょう。

 

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アルファードの車両価格は300万円台後半〜700万円台半ばで、「高級国産車」と呼んで差し支えありません。

芸能人や経営者の送迎車として、VIP用車両として広く使われているのがアルファードです。

 

そして私たちは、お金持ち(自分よりも財力がある人間)を恐れがちです。

たとえば高速道路の追越車線によくある、

  • 後ろがコンパクトカー:譲らない
  • 後ろが軽自動車:絶対に譲らない
  • 後ろがメルセデス:すぐ譲る
  • 後ろがBMW:すぐ譲る

といった光景を見ても明らかです。

 

これは、メルセデス・ベンツという車そのものを恐れているというより、そのオーナーの財力や地位に怖気づいているのだといえるでしょう。

 

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だからこそ、わナンバーだとわかった途端「レンタカーだったのかよ」と道を譲って損した気持ちになるのです。

ベンツを運転してみたかった庶民(の可能性が高い)だとわかる、つまり自分らと同等のステージの人間だと知り、恐れる必要がないことを理解するからです。

 

アリストテレスが指摘する通り、

  • 財産
  • 召使い
  • 友人
  • 土地
  • 軍備

といった点で自分より優位にあるものを、私たちは本能的に恐れます

 

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アルファードの運転手は自分より財力が上だろうから恐ろしい、おまけに威圧的な車を好む高圧的な性格だろうから恐ろしい、というわけです。

これが、私たちがアルファードを怖いと感じる3つめの理由です。

 

われわれがもしベンツのSクラスあたりに乗っていたら、上の意味でアルファードを恐れる気持ちは、今より薄れているのかもしれません。

 

 

まとめ

アルファードに恐怖を覚える理由は、

  1. ボディが大きいから
  2. デザインが威圧的だから
  3. 所有者に財力で負けているから

このあたりだといえそうです。

 

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がしかしここで朗報です、実際のところ、アルファードのオーナー全員がお金持ちというわけではありません。

 

というのも、残価設定型クレジットを使って購入しているユーザーが多いからです。

つまり、月々の支払額を抑えてアルファードに乗っている、ということです。

 

600万円の自動車に乗るからといって、600万円を払う必要はないのです。

もちろん、その気になれば私たちがアルファードに乗ることだってできます。

ローン返済の詳しい仕組みはトヨタのWebサイトをご確認ください。

 

損な"ビビる側"を卒業して、"ビビらせる側"に回ってみませんか?

アルファードを所有し、人々に恐れられる"快感"を味わってみてはいかがでしょう。

 

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既にお伝えしたとおり、デカくて威圧的な鉄の塊を買うと、セットで「お金持ち」の称号がついてきます。

悪い話ではありません。

目には目を歯には歯を、アルファードにはアルファードを、です(ボディ色は黒がおすすめ)。

 

ちなみに、アルファードの一部オーナー達はいま、2021年に登場した新型ランドクルーザーに心が靡いているようです。

というのも、ランドクルーザーのほうがいっそう"コワモテ"でオラオラできるからです。

 

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アルファードではなく、さらに凄まじいランクルに怯える日が近いのかもしれません。

そして「今思えばアルファードの顔なんて可愛いもんだったね」と回想するのでしょう。

 

以上、アルファードに恐怖を覚える理由でした。

【結論】デカいから、追突されたら惨劇。容疑者みたいなマフィアみたいな暴力団員みたいな大悪党みたいな不機嫌な顔つき。乗っている人間に財力で負けている(と思い込む)。だからアルファードに恐れをなす。対抗策としては、残価設定型クレジットだと決めつける、自分もアルファードを買う、もしくはより威圧的な新型ランクルを買う、などがある。

 

【参考文献】

浅野楢英『論証のレトリック』筑摩書房、2018年

 

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後続車に接近されにくい車の特徴に関して、当サイトにはこんな記事があります。

やたら距離が近い後続車にイライラする機会が多いなら、いま乗っている車が舐められている可能性大です。

 

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後方録画中ステッカーについて、当サイトにはこんな記事があります。

後ろのドライバーを牽制したい気持ちはわかりますが、おすすすめはしません。

 

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アルファードの購入を後悔するリスクについて、当サイトにはこんな記事があります。

所有者(敵)の苦悩を知れば、恐怖心が和らぐかもしれません。

オラオラしてるけど影ではけっこう苦労してるんだ……という具合です。